その農地、私が買います の商品レビュー
高橋家のような家に生まれ育って、都会暮らしをしている私。 ひたすら田舎を出たかったティーンの頃、でもやっぱり後を継ぐ(片づける)人がいなくて戻らねばという焦燥感、自然の営みが身に染み付いている私、何より今更田舎に戻ってやってく自信のなさ、痛いところを突いてくる一冊だったな。 農家...
高橋家のような家に生まれ育って、都会暮らしをしている私。 ひたすら田舎を出たかったティーンの頃、でもやっぱり後を継ぐ(片づける)人がいなくて戻らねばという焦燥感、自然の営みが身に染み付いている私、何より今更田舎に戻ってやってく自信のなさ、痛いところを突いてくる一冊だったな。 農家の暮らしに価値を置けなかったのは自分だけど、私の周りの大人もわりとそんな感じだった。 それを時代の流れだと片づけてしまっていいものかと最近思ってる。 と、私はうじうじ考えているだけなので、作者の行動力には素直に脱帽。 作者の妹さんに惹かれた。もっと知りたい。
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思い入れの深い田舎の田畑の風景を守るため、家族の生活をこのままの形で続けられるようにしたいと願い行動した著者の記録。田舎の社会ルールにも果敢に立ち向かう姿は応援したくなる。色んな状況変化や自然の過酷さが立ちはだかる。それでも下を向かない姿に感動。それでもまだまだ村には知らなかった...
思い入れの深い田舎の田畑の風景を守るため、家族の生活をこのままの形で続けられるようにしたいと願い行動した著者の記録。田舎の社会ルールにも果敢に立ち向かう姿は応援したくなる。色んな状況変化や自然の過酷さが立ちはだかる。それでも下を向かない姿に感動。それでもまだまだ村には知らなかった背景事情もあり、この本の最後ではそうだよね~と。
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元チャットモンチーの人の本ということで農業やってみてうまくいきましたみたいなのを想像していた 全く違う まず何もうまく行かない 植え付けても猿にやられる コロナで満足に畑にも行けない 何なら農地さえ確保できない 高橋さんも東京に住んだまま 地方の実像をきちんと描いた本だと思う...
元チャットモンチーの人の本ということで農業やってみてうまくいきましたみたいなのを想像していた 全く違う まず何もうまく行かない 植え付けても猿にやられる コロナで満足に畑にも行けない 何なら農地さえ確保できない 高橋さんも東京に住んだまま 地方の実像をきちんと描いた本だと思う 嫌な人間関係や農業の大変さがほんとに伝わるし、その濃密な人間関係は協働が必要な農業だからこそ産まれたもの 高橋さんの農業観も甘っちょろい戯言に見えるが甘っちょろい戯言が好きでござる、といいたくなる気もする とにかく読んだからどうなるという本ではない ただ続編が出たみたいなので読んでみたくなる
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自分が住んでいない故郷の農地に対し、それが「太陽光パネル」を設置されるのは嫌だ!と走り回るモチベーションがよく分からないな・・と思いながら読んでいたら、その感情がグワングワン揺さぶられる。理由の一つは、著者のパワフルさ。家族に対して、強い主張をしながらグイグイ行動し、周囲を巻き込...
自分が住んでいない故郷の農地に対し、それが「太陽光パネル」を設置されるのは嫌だ!と走り回るモチベーションがよく分からないな・・と思いながら読んでいたら、その感情がグワングワン揺さぶられる。理由の一つは、著者のパワフルさ。家族に対して、強い主張をしながらグイグイ行動し、周囲を巻き込んでいく。 何だこの人は、と思い、検索する。チャットモンチーの人だった。と言っても、チャットモンチーをよく知らなかったので、音楽をYouTubeで聴きながら、解散理由などの俗っぽい興味に移る。それは置いておいて、面白い経歴だなというのと、そうしたポップスター性が自我に与えた影響も大きいのだろうなとぼんやり考える。バンドマンの主張には、いや、積極的表現者には、グイグイ感がある(偏見)。 で、農地の話。色々トライする様が面白おかしく語られるのが本著のおすすめポイントでもあるが、最後の最後、なんじゃそりゃ、という話がある。田舎の怖さというか、不運を積み上げてしまって構造的に詰んでしまった状態というか。 そんなこんなで、著者への違和感から、その人がポップスターだった事の発見、行動力の凄さと農業の面白さを感じつつ、田舎の怖さと詰んだ状況へと、グワングワン揺さぶられたという話。
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実家の農地をめぐるドタバタストーリー。こんなジャンルのノンフィクションは珍しいのではないか。だからこそ、興味深く読むことができた。普段、ニュースなどで接する農業問題はどこか遠い存在になりがちであるが、本書を読むと自分が農地を取得して農業を行うことをもっと身近に感じることができる。...
実家の農地をめぐるドタバタストーリー。こんなジャンルのノンフィクションは珍しいのではないか。だからこそ、興味深く読むことができた。普段、ニュースなどで接する農業問題はどこか遠い存在になりがちであるが、本書を読むと自分が農地を取得して農業を行うことをもっと身近に感じることができる。 本書の中で、東京にも拠点をもつ著者が田舎の家族あるいはコミュニティーの人たちとの間で生じる軋轢が余すことなく記されている。読んだ読者も農業には縁がない都市部の読者と田舎のコミュニティーを知る読者とでは反応が分かれるのではないかと思った。
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農地の太陽光パネル化を進める著者のお父さん… 農業の担い手もいるのに話を聞かない感じが自分の父と重なり悪寒が……… 農業に魅力を感じる人が今は沢山いると思う。 現実に農業をスタートするための手引書として実体験満載で良かった!
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自分の田舎体験と重なって胸が痛い 私の場合は売りたい・貸したい側 近所の人の意地悪にうつ病になったが 女性だからなんだというのか ずっと住んでいるからなんだというのか 暴力をふるっていい理由にはならないだろう まだご両親は健在だったが 相続後どうなるのだろうと気がかりです ...
自分の田舎体験と重なって胸が痛い 私の場合は売りたい・貸したい側 近所の人の意地悪にうつ病になったが 女性だからなんだというのか ずっと住んでいるからなんだというのか 暴力をふるっていい理由にはならないだろう まだご両親は健在だったが 相続後どうなるのだろうと気がかりです どうか著者さんが幸せでありますように
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いろいろ考えさせられる農業エッセイ。 まず、タイトルから農地買ってどうなるの?どうするの?と気になり引き込まれた。 くみこんの地元の景色を残したい!農業やる!土地買う!は勢いがあり、純粋に応援したい気持ちになった。しかし、もしも自分の家が農家で後継者のいない農地を相続しちゃったら...
いろいろ考えさせられる農業エッセイ。 まず、タイトルから農地買ってどうなるの?どうするの?と気になり引き込まれた。 くみこんの地元の景色を残したい!農業やる!土地買う!は勢いがあり、純粋に応援したい気持ちになった。しかし、もしも自分の家が農家で後継者のいない農地を相続しちゃったら太陽光パネル業者に売るかもしれないなーと、読んでて思った。根本的な農地問題の解決は法律を今に合うように変えないと難しそうだなーと感じた。種と苗の話しは読んでいて興味深かかったし、最後の長い追伸は壮絶な田舎社会の現実が書かれていて、どうか高橋家の農業が平和に続いていってほしいと思った。 食事をする上でどこでどのように育った物を買うか、食べるかは大切なことだ。しかし、物価高もあり、手軽さと安い物に手が伸びるのも現実。知らない事を知れて、考えるきっかけを与えてくれた1冊になった。
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高橋久美子さん(ドラマー、作詞家、作家)が実家農地で「格闘」の物語。この本がミシマ社創業15周年企画ということも気になります!
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人の感想読んでてイラッとしたので意志表示。 > ご本人の頑張りが感じられない。 配慮して書いているのが分からないのか。読んでるだけの主婦は気楽だよね。
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