その農地、私が買います の商品レビュー
狩猟の仕方によって臭みに差が出るのは驚きだった。害獣とされている猪や鹿を人間が食べれば、畑の作物を守ることができるし、人間のタンパク質源となり、肉の生産が減って穀物の必要量が減るから食料問題が解決できるのではないのかと思ってしまうけれど、そんな単純なことでもないのかなぁ。 著者...
狩猟の仕方によって臭みに差が出るのは驚きだった。害獣とされている猪や鹿を人間が食べれば、畑の作物を守ることができるし、人間のタンパク質源となり、肉の生産が減って穀物の必要量が減るから食料問題が解決できるのではないのかと思ってしまうけれど、そんな単純なことでもないのかなぁ。 著者の農薬やF1種に対する考え方に共感した。 自給自足のようなことは田舎でしかできないのかと思っていたけれど、できることは限られるけれど東京でもできるのかと感心した。
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チャットモンチーの元ドラマーさん。実家の農地を買って農業に勤しむ話かと思いきや少し違いました。ご本人もそれを目指していたのでしょうが、農地制度、コロナ禍、田舎のしがらみが絡み合って。のんびり田舎生活なんてよく言うけど、田舎より都会の方が住みやすいのかなあと感じる一冊でした。モヤモ...
チャットモンチーの元ドラマーさん。実家の農地を買って農業に勤しむ話かと思いきや少し違いました。ご本人もそれを目指していたのでしょうが、農地制度、コロナ禍、田舎のしがらみが絡み合って。のんびり田舎生活なんてよく言うけど、田舎より都会の方が住みやすいのかなあと感じる一冊でした。モヤモヤが残ります。
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農家の娘である著者でも、農地を買って農業を始めるのがこれほどハードルの高いものだとは驚きだった。そして、田舎の人間関係は本当に大変なんですね。 ソーラーパネルの問題点なども書かれているかと期待していたのに、ちょっと肩透かしをくらったので評価は⭐︎3。
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太陽光パネルの問題だから、v.s業者かと思いきや…。 今、令和よね!?と戸惑いつつ、これが事実で日常で、私自身にとても身近な事なんだと地域の人間関係に戦慄すると共に、気が引き締まる。そして応援したくなる。へ〜!と思ったり、そうそう!て思ったり。冒険小説の様でワクワクもしつつ、これ...
太陽光パネルの問題だから、v.s業者かと思いきや…。 今、令和よね!?と戸惑いつつ、これが事実で日常で、私自身にとても身近な事なんだと地域の人間関係に戦慄すると共に、気が引き締まる。そして応援したくなる。へ〜!と思ったり、そうそう!て思ったり。冒険小説の様でワクワクもしつつ、これが小説ではない事実に落胆する。
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行政上の問題はあるにせよ、ご本人の頑張りが感じられない。後半は双方の言い分があるだろうに「こんな地獄で母は暮らしていたのか」はひどい。
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意外な結末に唖然。ちゃぶ台返しもいいとこ。最初から、ことばは踊ってるけど単なる不在地主サマが、小作使っているようで違和感あったが…。でもロシアの横暴からフードショックが現実になろうとしている今、食料安全保障とエネルギー問題を地域から考えることは大事。「農業をしていると人と力を合わ...
意外な結末に唖然。ちゃぶ台返しもいいとこ。最初から、ことばは踊ってるけど単なる不在地主サマが、小作使っているようで違和感あったが…。でもロシアの横暴からフードショックが現実になろうとしている今、食料安全保障とエネルギー問題を地域から考えることは大事。「農業をしていると人と力を合わせる大切さをたくさん気付かされる」「ありがとう、お互いサマの精神が真に生きる」髙橋さんだけ、真に理解していなかったのかなぁ?
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生まれ育った実家の田んぼがソーラーパネル の業者に売られてしまいます。 それを知った東京在住の著者がその土地を買 い取って、農業を営んでいこうとします。 「農地を買う」という実は高いハードルを飛 び越えて、農業という厳しさに対してもドタ バタしながらも乗り越えて収穫というハッ...
生まれ育った実家の田んぼがソーラーパネル の業者に売られてしまいます。 それを知った東京在住の著者がその土地を買 い取って、農業を営んでいこうとします。 「農地を買う」という実は高いハードルを飛 び越えて、農業という厳しさに対してもドタ バタしながらも乗り越えて収穫というハッピ ーエンドを迎える。 そんなストーリーを想像してしまいますが、 話は全く違う方向に進んでいきます。 一番怖いのは天候ではなく、やっぱり人間な のです。 その土地に根付いて生きていく、ということ はかくも残酷な結果を招くこともあるのか、 と田舎暮らしに憧れる人に対して冷や水を浴 びせる一冊です。
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悲喜交々、わかる部分もあり、へぇそうなのと感じる部分もあり。 私の母が瀬戸内海の島を出て60年近く経つ。当時は長男が全ての田畑財産を相続するのが慣例だったそうで、母は祖父亡き後相続放棄の判を押さされたとのこと。そのことに対する怨恨は物凄く、いまだに長男の嫁を罵って止まない。島に...
悲喜交々、わかる部分もあり、へぇそうなのと感じる部分もあり。 私の母が瀬戸内海の島を出て60年近く経つ。当時は長男が全ての田畑財産を相続するのが慣例だったそうで、母は祖父亡き後相続放棄の判を押さされたとのこと。そのことに対する怨恨は物凄く、いまだに長男の嫁を罵って止まない。島に住む親類も少なくなり、法事も殆どなくなったため絶縁状態になっているが、それでも母は恨み続けているのである。それほど故郷や土地に対する執着は強いのである。自分がなんとかできるか否かは別として。 前半を読んでいる時に、前述の事実を思い出した。そして後半奔走する著者の体験談。サトウキビの話は、四国一円で栽培されていたのだろうか、母の話と酷似している。もし、今田舎の耕作放棄地に何か植えていいよと言われたら、私ならどうするか?まずは水害以降50年耕作放棄されているので、開墾開拓からはじまり、作付けまで10年でいけるのだろうか。資金・体力・害獣対策までたどり着けるのか。いろいろと自身のこととして考えてみたが、何一つとして現実味を帯びた話には感じられなかった。それはやはり、既に相続放棄して数十年経つという現実が壁となっているからである。 遅延血縁があるというのはひとつの強みでもある。 これからの地方の姿はどう変わるのか。そして都市農業についても具体的な方策を説いてくれる人は増えてほしい。
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作家で作詞家の著者が、「実家の畑をソーラーパネルにしたくない」との思いから、自ら農地を買い取ろうと奮闘した体験を綴った本。現代の日本や地方が抱える問題を、これでもかというぐらいあぶり出している。農地を買うにあたっての法律や規制、小規模農家の厳しい現実、森林管理の問題などによる猪や...
作家で作詞家の著者が、「実家の畑をソーラーパネルにしたくない」との思いから、自ら農地を買い取ろうと奮闘した体験を綴った本。現代の日本や地方が抱える問題を、これでもかというぐらいあぶり出している。農地を買うにあたっての法律や規制、小規模農家の厳しい現実、森林管理の問題などによる猪や猿による被害の拡大、しがらみのある地域での生きにくさ、などが面白おかしく語られている。都会で便利な生活をする中で、一層滑稽に感じる部分はあると思うが、日本の課題の多くを地方が負担していることを再認識させられる。
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愛媛で農業やってる実家が土地売って太陽光パネルを置くと、娘が聞いてそれを辞めさせたいと考え、実家の土地を買うことにした 農業大切、人との繋がり大切、田舎大切という話が進んで行くかと思いきや、 工場建設関係の話で村八分のような展開へ。土地買わない方が良かったのではないかと思ってし...
愛媛で農業やってる実家が土地売って太陽光パネルを置くと、娘が聞いてそれを辞めさせたいと考え、実家の土地を買うことにした 農業大切、人との繋がり大切、田舎大切という話が進んで行くかと思いきや、 工場建設関係の話で村八分のような展開へ。土地買わない方が良かったのではないかと思ってしまった。
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