世界「失敗」製品図鑑 の商品レビュー
野村克也の至言「勝ちに不思議の価値あり。負けに不思議の負けあり」を思い出した。意図ある失敗であれば次につながる、というこの本に通底する考えにも共鳴する。 ポジティブリストは複合的な要因で成功したストーリーがわかりやすく、時に当事者のバイアスや美談で曲げられてしまうことがある。こ...
野村克也の至言「勝ちに不思議の価値あり。負けに不思議の負けあり」を思い出した。意図ある失敗であれば次につながる、というこの本に通底する考えにも共鳴する。 ポジティブリストは複合的な要因で成功したストーリーがわかりやすく、時に当事者のバイアスや美談で曲げられてしまうことがある。この本のようなネガティブリストはそれぞれに理由が挙げられており、しかも改めて当事者に取材をしていない点で言い訳を排している。このようなアプローチはなかなかユニークであった。 個別事例では、Google plusのように企業都合の目線が知られた瞬間に消費者が冷めてしまうというのは大いに納得した。行動経済学を経営にビルトインするのは重要なのだろうし、ソーシャルメディア全盛の現代ではこの点を留意しなくてはあらゆる施策が揺らいでしまうのだろう。
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・ユーザー視点、顧客起点 単なる自社の都合がいいサービスは、顧客が逃げていく。常に顧客が望むサービスを作ること ・製品の中核的価値を満たす+変わりゆく顧客の関心をつかむ ・顧客にストーリーを伝える なぜその製品(品質、性能)なのか ・長期的な成長のために必要な失敗はしてもいいと割...
・ユーザー視点、顧客起点 単なる自社の都合がいいサービスは、顧客が逃げていく。常に顧客が望むサービスを作ること ・製品の中核的価値を満たす+変わりゆく顧客の関心をつかむ ・顧客にストーリーを伝える なぜその製品(品質、性能)なのか ・長期的な成長のために必要な失敗はしてもいいと割り切り、学ぶ ・先手を打つ、先行者利益 ・オープン化、仲間を自分のプラットフォームに呼び込み輪を広げる ・過去の成功体験の法則を、安易に横展開しない。別のビジネスには別の法則がある。 他社をベンチマークして真似をする ・悪魔の代理人、反論してみる 代理シナリオを持つ ・優先順位を立てて、ボトルネック(重要で時間のかかること)から解消 ・対経営者視点を持つ。経営者のストーリーに沿った説明かできるようにしないと却下される ・野心的な目標の先走りを防ぐ。 顧客が必要十分なサービスを提供する。必要以上のサービスは、高いと買わない ・大きな変革は、方向性、規模、時間軸が重要な論点 ・課題の賞味期限を見極める、当初は無理でも、既存技術で賄えるようになっているかもしれない
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経営学の教科書のケーススタディ本の簡易版というところ。答えを自分で考えないでも示してくれるのでするすると読める。 強みを活かせない隣接市場に参入して失敗とか、構想に対する実行力が伴わず失敗、など言われないと気がつかないような知識が揃っている。
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個人的には結構おもしろかった。有名な会社なのに、全然知らん製品名あったり。 それはいらんなーと思うものもある一方、これが何で売れないのとなるような残念なものもあった。
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フォードのエドセルの部分だけ浮いている、というか元ネタ海外本のコピー?、何故こんなあからさまな事を?
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多くは僅かな条件さで「惜しい」となったものばかり 称賛されたモトローラ・GEも短期間で傾いたことを思えば近道も定石もないと思う 次世代に繋がったNewtonが無視されるのは残念
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20個の事例が紹介されています。 ひとつひとつは深く書かれてないのが少し残念でしたが、この本を基に、別の書籍で深めることができると、より多くの学びがあるなと思いました。
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失敗した各分野のビジネスを簡潔に紹介した一冊。 失敗は成功の母だと言うが、実際に失敗を紹介している書籍はそこまで多くないと感じる。この本をベースに更なる深掘りをし、糧にできるのではないかと感じる。ちなみに、意外とシンプルにタイミングが大事だと感じた。
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大手企業の失敗した製品、サービスを 時系列で解説。 アップル、任天堂、Googleまで 誰もが知っている企業でも 億単位で失敗している事業がある。 ケーススタディとして 知っておくべき内容。
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実に興味深い。 失敗のままで終わっているのもあるが、その経験を次のステップに活かしている事例もある。顧客や世間を知ることができるのが失敗した者にとっての財産になっているのだと感じる。
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