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常設展示室 Permanent Collection の商品レビュー

3.9

293件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    75

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2024/05/06

星3つは、私の期待する内容ではなかったけれども、良いことが書かれていて好きな人は多そう。 綺麗な文章。 聞きかじってはいるけど、詳しくないアート業界。大好きな年上のお友達が、アート業界にいた方で、お話をいつも楽しく聞いている程度。 本作は作者が本職なだけあって、アート業界勤...

星3つは、私の期待する内容ではなかったけれども、良いことが書かれていて好きな人は多そう。 綺麗な文章。 聞きかじってはいるけど、詳しくないアート業界。大好きな年上のお友達が、アート業界にいた方で、お話をいつも楽しく聞いている程度。 本作は作者が本職なだけあって、アート業界勤めの方々の背景がリアルで、キャラクターの信念や育ちも解像度が高く、全然接点のない世界の方たちですが、面白かった。

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2024/05/06

美術と縁がないせいか、作品と合わないせいか分からないけど、あまり響かなかった。 一枚の絵が人生に影響することってあるのなのだろうか?と思ってしまった。これは私が芸術と縁がなすぎる故の感想と思う。 ここからこの人はどうしたいの?夜の街を駆けてそれで?となり、綺麗に終わらせました...

美術と縁がないせいか、作品と合わないせいか分からないけど、あまり響かなかった。 一枚の絵が人生に影響することってあるのなのだろうか?と思ってしまった。これは私が芸術と縁がなすぎる故の感想と思う。 ここからこの人はどうしたいの?夜の街を駆けてそれで?となり、綺麗に終わらせました感がちょくちょくあってうーんとなってしまった。(もちろん、どうすることもできない登場人物もいる) 他の作品も読んでみたい。

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2024/05/05

誰もが経験しそうな、人生の節目にふと思い出す1枚の絵画。 美術に詳しくなくても、心に残る作品を見つけられるのって幸せだよなあと思った。 ニューヨークで働く日本人女性とピカソ青の時代の絵画とのお話が好きだった

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2024/04/24

サクッと読める短編小説で、それぞれのお話に「もっと」と欲が出そうになるところでずっと収まりよくまとめられてる。悪く言えば物足りないとも言えるけど、その続きを読み終わった後の電車の中とか、お風呂に入ってる時とか、ふとした瞬間に読者が想像を膨らませたり、空想できるのも良いと思える、そ...

サクッと読める短編小説で、それぞれのお話に「もっと」と欲が出そうになるところでずっと収まりよくまとめられてる。悪く言えば物足りないとも言えるけど、その続きを読み終わった後の電車の中とか、お風呂に入ってる時とか、ふとした瞬間に読者が想像を膨らませたり、空想できるのも良いと思える、そんな作品。個人的には豪奢と道が特に印象に残ってて、"脱ぎ捨てること""着飾らないこと""失うこと"を感じさせられた本でした。

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2024/04/07

行ったことのない遠くの国の美術館で、この絵はどんな額装でどんな壁におさまっているんだろう…と、この本に出てきたタイトルをネット検索しながら考えた。 お話としては、主人公が今の自分より上の年齢層で共感しきれない部分があったものの、すらすら読めた。 最後のお話の「道」が1番好き。

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2024/03/23

元キュレーターという経歴を持つ原田さんならではの、絵に対する想いに満ちた作品です。 各短編を読むごとに登場する作品はどんなものだろうと検索して確認したくなります。 ただ、画家ではなく作品を扱う仕事をしている人たちの特権意識というか、お金と権力に対する執着が下品な感じがして鼻に付く...

元キュレーターという経歴を持つ原田さんならではの、絵に対する想いに満ちた作品です。 各短編を読むごとに登場する作品はどんなものだろうと検索して確認したくなります。 ただ、画家ではなく作品を扱う仕事をしている人たちの特権意識というか、お金と権力に対する執着が下品な感じがして鼻に付く。もっと純粋に絵画そのものに向き合う内容だったら好きになれたのに。

Posted byブクログ

2024/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国立新美術館のマティス展に行った日に読了。 ちょうど本にもマティスが出てきて、二度楽しめた。 短編集で、各章はそれぞれ巨匠の作品を題材にした作品だけど、最後の物語はそうではない。 上白石萌音さんの解説の一部を拝借すると、「なんだ視野をぐっと広げられたような」「人の人生それぞれに「傑作」が存在する」というところにとても共感し、よくぞ上手に言葉にしていただいた!という思いを抱いた。 原田マハさんの作品はいつも心が温まるし、アートの見方が変わって、視野が広がり、頭と心を同時に満たしてくれる感覚がある。 ただ、個人的にはストーリーの展開が分かりやすくて、原田マハさんは長編のミステリー要素のある作品の方が好きだなと思ったので、星3。

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2024/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラヴィアンローズ以降なかなか読み進められていませんでしたが、手放すタイミングで読みました。 ラヴィアンローズ、道の2章が気に入りました。 ラヴィアンローズ 退屈な日常に突然訪れた甘美な誘い。ちょっとした恋心で見た目を整えて心まで高ぶる姿は少女のようでこちらまで浮き足立ちました。結局騙されてしまうけれども、心持ち、ちょっとした工夫で薔薇色の人生になるということが感じられました。 道 小さい頃に別れてしまった兄妹の絵を通じた邂逅。道が分かれても絵で道が再度交わることができた。 兄妹にとって大切な風景(道)がこれからお兄さんの娘さんと翠さんの道になっていく、美しい風景が想像でき、2人が幸せであるようにと、願わずにいられませんでした。 あと、本編ではありませんが、上白石萌音さんのあとがきから彼女の頭の良さが滲み出ていました。普段から言葉を大切に使い、たくさんのことを考えているのだろうなと感じました。見習いたいです。

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2024/03/16

登場する女性を尊敬する。原田マハさんの本にやっぱり抱いてしまった、言葉にできない感情。憧憬というか、いとおしいというか、ありがたいというか。女性だけが纏う、たおやかさ。絵画芸術に関わる繊細さとの抜群の相性がこんな読了感を生むのか。

Posted byブクログ

2024/03/13

原田マハさんのアート小説は、読むと心が豊かになります 6枚の名画をテーマにした6つの物語 一枚の絵から紡がれるストーリー。 悲しかったり、ほろ苦かったりなのに温かい。

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