廃遊園地の殺人 の商品レビュー
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好みのクローズドサークルもの!と思い手に取った作品。 よくある館の見取り図の代わりに今回は遊園地の地図、しかもカラーで挟んであった。 廃墟マニアな主人公が、廃遊園地を買い取った資産家に招待され探訪したさに赴くと、一癖ありそうな参加者たちと共に宝探しに参加させられるーーー。 そして起こる連続殺人事件。 登場人物は、役柄に沿った名前でわかりやすいような…でも漢字めっちゃ読みにくい。 でも誰が誰かは覚えやすかった。 着ぐるみの中で人が死んでいたということで、「おっ、これはミステリーの定石首のない死体と同じで入れ替わりか?」とわくわく。 遊園地の舞台設定が新しいクローズドサークル、という目新しさだけでなく生かされててよかった。 主人公が能力いろいろあるのにいちいち謙虚で、そんでコンビニアルバイトに絡めるところが新しい探偵の形でわたしは好き。 『ハルくん』は飽和状態でよくわからなかった。 これがこの事件の肝だろうに。結局編川はなんの関係もなかった?そんで凛奈と晴乃もなんの関係もなかったってこと?? コンビニ探偵、シリーズ化しそうで、したら続編も読みたいなー。
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なんだか、騙されちゃったかなあ〜〜 あんなに、のんびりした感じだったのに あれよ・あれよという間に・・・ まあ良しとしますか
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まず登場人物の名前が難し過ぎて内容に集中出来にくかった。かつての遊園地と言う事で敢えてかもしれないが、章ごとにゲームをやっているような感覚になった。
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何かでおすすめされていて、じっくり読もうと日曜まで楽しみに取っておいて読んだ。 ストーリーはわかりやすく読みやすくて、純粋に推理を楽しめたが、登場人物の名字が独特で難しく、なんて読むんだったかなと振り返らなければならなかったのが若干面倒だった。 廃墟マニアのコンビニ店員が主人公で、前から興味があった廃墟マニアという趣味を持つ人の気持ちが知れて、興味深かった。 なにかしら誘致などの話が持ち上がると必ず賛成派と反対派の対立があることが常で、なぜそうも反対するのかと個人的に考えたことがあったが、 「そっちの意見が正しいからだ。正論だからだ。こんなちっぽけな集落に固執していても仕方がない。ここを出て新しい暮らしをするべきだ。理解できるさ。何しろそちらのほうが合理的なんだからな。」 「正しさなんかで人は動かんよ。ここにいる全員はくだらない意地にくだらなくしがみついて生きてきたんだ。そんな意地と古い慣習を進歩的で正しいものがいつでも駆逐していいものかね。」 と反対派の代表の老人が言い放った言葉で、反対する人の気持ちの片鱗がわかった気がした。
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物語としては色々無理があるなぁと思いながらも、そこそこ楽しく読めた。昔勤めていたテーマパークが閉園したあと次の月には更地になり、翌年にはショッピングモールになってしまってたときの虚しさを思い出した。廃墟になったら良かったなぁ…
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シリーズものになるのか、続編の予感を残しつつ。 登場人物の苗字が個性的すぎ。 そこに意識が引っ張られ読みにくい感が否めない。
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シリーズものなのかな? 廃遊園地の殺人としてはしっかりと話も解決したしおもしろかったけど、主人公の隠された生い立ちと、大富豪の正体が結局わからずじまいだった。 また追々明かされるのかな?
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探偵役がずっと何か隠してる感を匂わせていたせいで、探偵を信じられず、いまいち話に身が入らなかった。あの過去話だったら中盤で明かしても良かった気がする。
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廃遊園地を舞台にしたクローズサークルもの、しかもシュールな本格ものを読ませ切った前作の剛腕から、期待が大きすぎたかもしれない。 伏線もすごくしっかり貼ってあるし、意表をつく展開もあるが、あまりにも過去との因縁を引っ張りすぎているうえに、設定が現実離れしていて動機が弱すぎる。 ...
廃遊園地を舞台にしたクローズサークルもの、しかもシュールな本格ものを読ませ切った前作の剛腕から、期待が大きすぎたかもしれない。 伏線もすごくしっかり貼ってあるし、意表をつく展開もあるが、あまりにも過去との因縁を引っ張りすぎているうえに、設定が現実離れしていて動機が弱すぎる。 何より、キャラに魅力がなく会話シーンも退屈だし、伏線もあからさますぎて、早々にネタがわかってしまう部分もある。 犯人や犯行動機にも曖昧な点が多くスッキリしないのも残念。 どうして最近の本格物って登場人物の名前にこんなに凝るんだろう?これは何かの決まり事?
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楽しかった。 なかなかミステリとして凝っていて断章とされるパートも稚気と騙しに溢れているし、ミステリを楽しく描いている。
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