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母親からの小包はなぜこんなにダサいのか の商品レビュー

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140件のお客様レビュー

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    38

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/09/12

短編集6話。それぞれの母娘関係と小包をテーマにした内容。スラスラ読めちゃう。最終6話目の「最後の小包」には涙を潤ませてしまった…

Posted byブクログ

2024/09/11

小包を巡る母の愛、送り手からの愛、物語ひとつ一つの描写が丁寧で、情景を思い浮かべながらスルスル読めた。

Posted byブクログ

2024/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集6篇 小包をテーマに送り手と受け取り手との心情とささやかな物語だが、どれも心に響いてくる。小包に込められた送り手の愛情は宝物といえる。第六話の「最後の小包」は思わずホロリとした。

Posted byブクログ

2024/09/02

「あ~そうそう。同じだ!」。読みながら気持ちは親元離れた頃に戻っていた。地元新聞に包まれて、地元の野菜銘柄の段ボールには、色んなものが入った宝箱のようで開けるのが楽しみだったのに、「ありがとう」はちゃんと伝えたっけ。 自分の息子や娘に送る荷物もやっぱり米と野菜、ふりかけレトルト...

「あ~そうそう。同じだ!」。読みながら気持ちは親元離れた頃に戻っていた。地元新聞に包まれて、地元の野菜銘柄の段ボールには、色んなものが入った宝箱のようで開けるのが楽しみだったのに、「ありがとう」はちゃんと伝えたっけ。 自分の息子や娘に送る荷物もやっぱり米と野菜、ふりかけレトルト、好きな御菓子を入れて、いつの間にか母と同じ(笑)。 子を想う気持ちを箱一杯に詰め込んで送る。貴方を心配しています、田舎を、母を忘れないで、と。 子を想う親心は変わらず、と安心させてくれるが、勿論全ての人に当てはまるものでは無い。いつか、愛華にも子に荷物を送る幸せを感じて欲しい。 母を思い出す時に読みたくなります。

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2024/08/31

6章からなる短編で、1章と2章がタイトルそのままの話だったので、全部そのパターンかと思ったが、3章から6章まではダサい小包の話ではなく、深くて温かいいい話だった。 2章に出てくる甘納豆のお赤飯(北海道のものらしい)、私は東北育ちだが、私の母も甘納豆のご飯を作ってくれたのを思い出...

6章からなる短編で、1章と2章がタイトルそのままの話だったので、全部そのパターンかと思ったが、3章から6章まではダサい小包の話ではなく、深くて温かいいい話だった。 2章に出てくる甘納豆のお赤飯(北海道のものらしい)、私は東北育ちだが、私の母も甘納豆のご飯を作ってくれたのを思い出した。 甘くて美味しかった甘納豆ご飯、今度作ってみようかな。 6章はインフルエンザをこじらせて肺炎で亡くなった母親から、亡くなる前に送った小包の不在票が一人暮らしのマンションに届いていた話。 大好きな母親が70歳の男と再婚したことを認めることができず、疎遠になっているうちに急死してしまう。 納得のいかないやり場のない気持ちも分からないではないが、少々大人気なくも感じ、読んでいてイライラしてしまう。 マンションに届いた母の小包を開けながら、再婚相手の男と電話で話して初めて向き合い、固くなっていた心が溶けて涙が溢れる。 母親から届いた小包は、娘と夫の仲をとりもち、前に進ませてくれた。 心に染みる話だった。 私の母も山菜や枝豆、郷土の物産品、いろんなものを小包にして送ってくれたのを思い出した。 母親からの小包はダサいけど、今思えば愛情たっぷりで温かい。 もう届くことはない小包を思い出し、いろんな想いを抱きながら読むことができた。 母親を思い出したい人はぜひ読んでほしい。

Posted byブクログ

2024/08/31

こちら最近、文庫本新刊で出たのをきっかけに、図書館で借りました。 自身が、娘時代と母親になった今の私と重ねて読ませていただきました。 自身が、娘の頃は、本当に親の過剰な心配事を耳にするだけで面倒くさくて仕方なかった。その情景がストーリーの中にも描かれていて。 そして、逆に、母にな...

こちら最近、文庫本新刊で出たのをきっかけに、図書館で借りました。 自身が、娘時代と母親になった今の私と重ねて読ませていただきました。 自身が、娘の頃は、本当に親の過剰な心配事を耳にするだけで面倒くさくて仕方なかった。その情景がストーリーの中にも描かれていて。 そして、逆に、母になった私が、子供の事で心配過剰になる気持ち理解できる。 両方の立場がわかる現在の自分には、『わかる!』『うん、そうなんだよね!』と共感出来る作品でした。 そして、どのストーリーも最後はホッとし感動し涙がポロリと。 大変読み易く、素敵なお話しでした。

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2024/08/29

母からの小包が横軸に、母娘の関係性を縦軸にしたような短編集。先が読めるような話ばかりだけど、こういう小説はそのような安心感があるほうがいいんだろうと思う。 読後、特になにが残るわけでも変わるわけでもないが、そこそこおもしろく、さらっと読めるのでいいかもしれない。

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2024/08/19

母親からの小包はダサい反面、愛が詰まっている。 短編集だがとても良かった。ふるさと宅配便は今な 沢山あるが、当時はとても新鮮な事だったであろう。

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2024/08/18

すごくいいです、、夏の終わりにぴったり 思えば一人暮らしを始めてから結婚して子供も出来て、その時々に合わせていつも段ボール箱でのお届けものがあったなーと レトルト食品から近所で採れた野菜、暖かくしてねと防寒着、、このダサさがたまらなく嬉しかったことを思い出します、愛情は受け取れ...

すごくいいです、、夏の終わりにぴったり 思えば一人暮らしを始めてから結婚して子供も出来て、その時々に合わせていつも段ボール箱でのお届けものがあったなーと レトルト食品から近所で採れた野菜、暖かくしてねと防寒着、、このダサさがたまらなく嬉しかったことを思い出します、愛情は受け取れる時に受け取っておくものだなと。 自分もダサいお届けものしちゃうんだろうな。

Posted byブクログ

2024/08/07

秀逸なタイトルに惹かれた読んだのだけれど、中身は負けてるというか……。6つの物語、まぁまぁいい話ではあるもののの、それぞれがいまひとつ物足りない……。

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