たそがれ大食堂 の商品レビュー

坂井希久子(著者)

2024/08/25

カバーのイラストが可愛くて目を惹かれた一冊。
図書館から借りました。

そういえば、地元にあった百貨店も閉店しちゃったなぁ。食堂という響きも中々ないよね。フードコートだもんな。
こういう人情溢れるあったかストーリー、好きだわ。
分かりやすくカンナさんが好かれる子で好き。女にもぶりっ子してたら嫌われるままだけど、普段とのギャップを曝け出すと同性にも好かれやすくなるんだよね。
後半に向かうにつれておもしろい表現が増えたようで、声を出して笑いながら読んだ。
「臓物を吐き出すくらい後悔」って…。
どんな後悔の仕方なの、それ。笑

権田様もお祖父さんは人間力がある方で良かった。なら何故奥さんがブランド思考になったのか疑問だけど…性格なのかな？
分かりやすく魅力的なキャラクターと、次々改善されていくメニュー。
読みやすくて、美味しそうで、大変良かったです。

2024/08/16

美味しそうだしまさにノスタルジックな小説。
展開はある程度予想できるけど、分かりやすく明るくて元気になる。２時間くらいのドラマにもなりそう。

2024/07/31

居酒屋ぜんやシリーズの坂井希久子さん作品。
百貨店最上階の大食堂が舞台のお仕事小説。
時代物じゃない坂井作品は初めて読むなぁ。

智子がつくる料理の数々
オムライス、エビフライ、ナポリタン、プリン
どれもおいしそー！！！

色々揉めつつも結束していくチームちゃんぽん
心をひとつにして働けるって羨ましいなぁ。

オンオフの差が激しい受付嬢のカンナと
強面外見なのに気弱な八反田さん
この二人がお気に入りキャラです。

2024/07/21

好みど真ん中の連作短編集。デパートの食堂が舞台で、それぞれの話でスポットの当たる人が変わって、少しずつ全体がまとまっていく王道のリニューアルストーリーなんだけど、自分の前職と重ねてしまって、一気に読んでしまった。大逆転勝利、とまではいかないにしても、これからもきっと色々ありつつ前向きに進んでいけるんだろう食堂が見えるような爽やかなラストだった。

2024/07/20

おいしい記憶は、この空間ごと、記憶に残り続ける

結末が予想できてしまうような話の展開だったけど、どれもおいしそうで、おなかがすいた
仕事で、チームワークが取れてるって、幸せなことだな

2024/07/11

やっぱり、優しい物語。
そして私の大好きなご飯のことが描かれているところが好き。
硬めのプリンと、ナポリタンなんて最高の組み合わせ！

2024/06/17

「中学入試に出た本」ということで、小6の息子のために入手し、私も読んだ。感想としては、息子は「イマイチ」、私は「軽い読み物として面白かった」。息子があまり好きでなかったのは、主人公が30代の女性ということで、共感できなかったのだろう。コミカルな部分はややマンガっぽく、主人公のツッコミや全体のノリは、私は学生時代を思い出して楽しかったのだが、息子は「なんか飽きた」とドライな感想であった。
女友達とお茶しておしゃべりした時のように、軽くて明るい気持ちになれる本を読みたい時におすすめだ。

2024/04/21

自分の町には百貨店もなく、食堂の思い出もないのが本当に残念。と思わせる程、昭和レトロの美味しそうな料理が次々と出てくる。現場の皆さんの奮闘に見事に引き込まれて、がんばれ～と思わず応援してしまう一冊。

2024/04/14

一見バラバラで個性的なスタッフ達が「大食堂を守る」という共通の目標を持ち、成功を喜びあって結束を強めていく様に、胸が熱くなるのを感じた。本当に素敵なチーム！

2024/04/06

40年以上愛された百貨店大食堂が存続の危機に。
従業員達は古き良き大食堂の未来を守れるのか!?

表紙に惹かれて、借りてきた本。

レトロな喫茶店が舞台で、お店のメニューを美味しくリニューアルしていく。作り方次第で美味しさって変わるから、自分も料理する時に美味しくできるように工夫したいな…と思いました。

お店の存続に向けて、従業員たちが頑張る姿がいい！みんなそれぞれ頑張ってるから、自分も頑張ろうって思える。