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みらいめがね(2) の商品レビュー

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31件のお客様レビュー

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2022/05/08

日々のどうでもいいことが気になってしまい、気が散るので、自分は最近よく目にする「繊細さん」なのか?と思っていたけど、めがねが人と違うだけなのかもとも思えた。 チキさんのめがねは、一般的(曖昧なくくりだけど)に扱われない細かい部分まで見えてしまうようで生きづらいだろうな…と思ってし...

日々のどうでもいいことが気になってしまい、気が散るので、自分は最近よく目にする「繊細さん」なのか?と思っていたけど、めがねが人と違うだけなのかもとも思えた。 チキさんのめがねは、一般的(曖昧なくくりだけど)に扱われない細かい部分まで見えてしまうようで生きづらいだろうな…と思ってしまった。 それを分かって文章にし、世の中に共有するまで理解するのはすごい。。 相手の立場にたって、と言うけど こんな感じ方をする人もいると分かりやすく見せてくれてよかった。

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2022/04/12

荻上チキさんのエッセイ たまに専門的な内容や、経験についての回があるけど、多くは現代生活の素朴な疑問が荻上チキさんの視点から丁寧に書かれていると思う。 個人的には1の方が面白かった。 良いのか悪いのかは本人にしか分からないけど、荻上さんは痛みを認めている人だと思うから気分が害...

荻上チキさんのエッセイ たまに専門的な内容や、経験についての回があるけど、多くは現代生活の素朴な疑問が荻上チキさんの視点から丁寧に書かれていると思う。 個人的には1の方が面白かった。 良いのか悪いのかは本人にしか分からないけど、荻上さんは痛みを認めている人だと思うから気分が害される事はない。読んでて楽しい。

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2022/02/04

考えたこともなかったようなことを考えるきっかけをもらえる本でした。学生の自分に身近な校則の話から、香港のデモなど世界的な話まで幅広く考えさせられました。

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2021/12/21

 視野が広がる本。大多数でないことが間違っていることではないし、それを周りの人に伝えて、その人個人の感性として受け入れてくれる人とだけ付き合えばいい。こうあるべきという考えは誰も幸せにならない。  ポリアモリーの話と、おむつの話が印象に残った笑  p30しかしぬるぬると、そ...

 視野が広がる本。大多数でないことが間違っていることではないし、それを周りの人に伝えて、その人個人の感性として受け入れてくれる人とだけ付き合えばいい。こうあるべきという考えは誰も幸せにならない。  ポリアモリーの話と、おむつの話が印象に残った笑  p30しかしぬるぬると、そしてずぶずぶと、沼にはまっていった今、自分のペースで何かにドはまりしていくこともあるし、誰かと比べなくても自分のペースで世界を遊べばいいんだなと学んだ。 p39誰の知的影響も受けてないと信じている実務家でさえ、誰かしら過去の経済学者の奴隷であるのが通例である  ジョンメイナードケインズ p55自分の状況を説明した上で、自分なりの提案を添える。とても気に入らないようなら、「今日は降参。思い浮かばないや」と正直に会し、「散歩でもするか」と準備を始めてしまう。 p62何か1つ隙を見せると、わっと群がって行われる助言攻撃。悩みや疑問を口にしたが、解説や解決法を聞きたいとは言っていない。 p82好き p98笑には、虐げられてきた者たちが、その言葉を利用することでコミニケーションの場をコントロールし、這い上がるような力もある。しかし一方でその自虐ネタにする行為は、何かを嘲笑って良いのだと言う空気を強化するものにだってなる。さらに、「他人の心に対しては、上手に返すことがスマートのコミニケーションだ」と言う価値観を育てていく。 p101モノガミー ポリアモリー p113しかし多くの高速は、自由を縛るものでありながら合理的な説明ができずそればかりか、しばしば相手を無理矢理沈黙させる。 p114校則が持つ、隠れたメッセージは神だ。みんなと同じように降る前。秩序を乱すな。変に乱すな目立つな。外見で個性を出そうとするな。作文で褒められる程度の個性で色。他人に面倒をかけるな。大人が求める「いい子」でいろ。  最初に作った料理得意なメニュー人から受け継いだ味味噌にまつわるエピソード使い勝手の悪い調味料ワーストスリー今まで行った中で最高の店どこからが料理家どこからが手作りか p183他人の趣味を否定する事は、他人の時間を指定すること。誰かの時間を否定せずとも、自分の時間を豊かにする方法はある。

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2021/12/06

エッセイの一文を副題にした「苦手科目は「人生」です」に、共感した人、多いのではないだろうか。 チキさんの繊細さ、正直さ、真面目さ、優しさに、こちらもいろいろと気づかされ、襟を正され、ホッとした。 「自虐」はしたくてたまらないときがあるが、そうすると、自分と一緒に傷つく他者がいるか...

エッセイの一文を副題にした「苦手科目は「人生」です」に、共感した人、多いのではないだろうか。 チキさんの繊細さ、正直さ、真面目さ、優しさに、こちらもいろいろと気づかされ、襟を正され、ホッとした。 「自虐」はしたくてたまらないときがあるが、そうすると、自分と一緒に傷つく他者がいるかもしれない、と最近思っていた。 優しい人、同じ傷を負っている人、私より恵まれてないと自分で感じている人が静かに傷つくような気がする。 「笑い」に関するエッセイは、思うことが多く、私では辿り着けなかった思考の先をみせてくれた感じです。 ひとは見えないものは見えないし、見ようとしないものはそこににあることすら知覚できない。じぶんひとりでは限界がある。 だから私は違うめがねをかけるために今日も本をせっせと読むのです。 本当は人と話したいんだけれど、会話、苦手なんですよね。

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2021/12/05

きっと最後は世の中を、どう解釈するなのかな。好きなものは手放してはいけない。時に自分を子どもに還してみる。いま、必要なのは。

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2021/12/05

荻上チキさんの著作を読むと、理論的に話す(書く)にはやはり知識が必要だということを痛感します。言葉を知ると概念が明確になるということです。私もあの「やってTry」という番組の中のコーナーが20年前から大嫌いだった。そうだそうだと首肯しながら読みました。俯瞰して見ると日曜の昼にあれ...

荻上チキさんの著作を読むと、理論的に話す(書く)にはやはり知識が必要だということを痛感します。言葉を知ると概念が明確になるということです。私もあの「やってTry」という番組の中のコーナーが20年前から大嫌いだった。そうだそうだと首肯しながら読みました。俯瞰して見ると日曜の昼にあれを見て面白がっている視聴者層が恐ろしい。○○ヘイトとか●●フォビアとか、言葉を知るとそれを見る目の焦点が明確になって、客観的になってくる。だから読書は大切だと思う。もちろん最初はヨシタケさんの絵が目当てで手に取った本です。

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2021/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

特に印象に残ったのが、「道具の魔力」「自虐の落とし穴」「耐えるのではなく変える」というタイトルのエッセイ。 持ってしまうと使いたくなってしまう道具。 でも、その使い方は正しいのか、使う必要があるのか、他にその場にもっとふさわしい道具はないのか、それで人を傷つけていないか。 また、ついついやってしまう自虐。 私自身、特に20代の頃はいつも自虐していた。 自分ではできない、自分はこの場にふさわしくない、人並みになるにはどうしたらいいのだろう、心が弱いからだ、と自己否定し、自分を紹介するときは常に自虐していた。 ただ本の中でも触れられているが、自分のある部分を自虐することは、それを恥ずかしいものだ、嗤っていいのだと認めていることだという視点は心に残った。 また、相手に自虐された時にどう対応していいかわからない、席を外したくなるのも、自分も同じように思うと共感した。 そして、世の中にはびこる理不尽な校則に対して、「世の中はどうせ、こんなものだ。」と諦めるのではなく、こうできるのではないかと提案、実行していく。 世間の同調圧力があっても理不尽には対抗していくために行動を起こす。 この他にもいくつも、なるほどと思う箇所がある。 これは自分が生きていくうえで、大変有用な武器にもなり得る。 ただ、この本にも書いてあるように、それは一つの道具であり、その使い方、使う場所、使い時を誤らないようにしていこう。

Posted byブクログ

2021/11/19

チキさん優しいなぁ。 ラジオではわからない内面が少しだけわかったようで安心した。 とても参考になった。 番組が長く続きますように。

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2021/11/18

第一弾を何となくスルーしていたから、本作発売を受けて、慌ててまずはそっちから読んだもの。で、その第一弾が素敵内容だったから、当然その流れで、本第二弾に手が伸びる訳で。ここでも二人の作者の相乗効果が起こっていて、相変わらずの高品質。お笑い論とか、かなり首肯される部分が多くて、かつて...

第一弾を何となくスルーしていたから、本作発売を受けて、慌ててまずはそっちから読んだもの。で、その第一弾が素敵内容だったから、当然その流れで、本第二弾に手が伸びる訳で。ここでも二人の作者の相乗効果が起こっていて、相変わらずの高品質。お笑い論とか、かなり首肯される部分が多くて、かつては自分も無邪気に笑っていた立場として、身につまされることしきり。何なら、具体的な放送場面まで思い浮かぶくらい。今はめっきりというか、全くテレビを見なくなったけど、その一因は間違いなく、鑑賞時の居心地の悪さだと思う。単純に飽きただけとか、集中力が落ちたせいとか思ってたけど、なるほど、こういう理由が実はあったんだな。そういう気付きにも満ちた一冊。

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