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みらいめがね(2) の商品レビュー

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31件のお客様レビュー

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2021/11/14

・道具の魔力 ・心の歯磨き が好きでした。 「ハンマーしか持っていないと、すべてのものが釘に見える」言葉もハンマーになりうる。お粗末なハンマーだったら。振りかざす側の心地よさしかないものだったら。力には責任が伴う。道具を上手に使える人でありたい。 心の歯磨きは著者のうつ病治療と、...

・道具の魔力 ・心の歯磨き が好きでした。 「ハンマーしか持っていないと、すべてのものが釘に見える」言葉もハンマーになりうる。お粗末なハンマーだったら。振りかざす側の心地よさしかないものだったら。力には責任が伴う。道具を上手に使える人でありたい。 心の歯磨きは著者のうつ病治療と、心のケア、物事の捉え方について。コーピングがなるほど、だった。 各短編の間にヨシタケシンスケさんのゆるイラスト漫画があって、癒される。

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2021/11/03

「この制約はなぜあるの?」「相手も落とす、自虐は禁止」「好きなもので心を守ろう」…。生きにくさをはじき飛ばす、荻上チキとヨシタケシンスケのエッセイ集。『暮しの手帖』連載を書籍化。 本当に生きにくい。

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2021/10/26

ハンマー釘問題、子供の頃はまさにそれだった。 著者と同様いじめっ子に飛びかかったことも。刃物は持ってないけど、負けようとも後先考えず。。 噂話も同感。 昔は好きだったけど暴力性を感じて会話に加わるのも嫌になり、人のいい噂もしくは自分の失敗談しか話せずほぼ聞く専になった。 あとがき...

ハンマー釘問題、子供の頃はまさにそれだった。 著者と同様いじめっ子に飛びかかったことも。刃物は持ってないけど、負けようとも後先考えず。。 噂話も同感。 昔は好きだったけど暴力性を感じて会話に加わるのも嫌になり、人のいい噂もしくは自分の失敗談しか話せずほぼ聞く専になった。 あとがきのヨシタケさんの内容にも共感! 見えているものだけの世界で生きてたけど、新たなめがねをかけて視野を広げていきたいと思った。Twitterはその一例となりそう。 255冊目読了。

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2021/10/14

秀逸なエッセイとマンガのコラボ。 日常に埋もれる色んな差別っぽさや暴力性や怖いもの。どれもこれも無自覚に自然に社会に溶け込んでいて意識すらしないもの。でもそれらは本当にそれで良くて正しくはなかったりする。それがヨシタケさんが後書きで書いてる自分にとっての「見えにくい世界」。それに...

秀逸なエッセイとマンガのコラボ。 日常に埋もれる色んな差別っぽさや暴力性や怖いもの。どれもこれも無自覚に自然に社会に溶け込んでいて意識すらしないもの。でもそれらは本当にそれで良くて正しくはなかったりする。それがヨシタケさんが後書きで書いてる自分にとっての「見えにくい世界」。それにチキくんのエッセイがたくさん気づかせてくれ、自分にとっての「メガネで補正しないと見えない世界」に気づかせてくれた。同じテーマで違う角度のヨシタケさんのマンガも楽しい。 角度を変えてみると、メガネをかけてみると、自分の色眼鏡を取って見ないと、見えない世界ってたくさんあるよな。それに気づいていくことって大切。 何回も読もうと思えました。

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2021/10/07

初めのおばあちゃんの話が印象的だ。僕の父方の祖母はもう亡くなって10年ほどたった。母方の祖母はまだ生きている。92歳かな。父方の祖母は就職したてで、なかなか会いに行けず、最後に会った時はそのまま棺桶に入っていてもおかしくないような状態だった。その時にもうお別れをした気持ちだった。...

初めのおばあちゃんの話が印象的だ。僕の父方の祖母はもう亡くなって10年ほどたった。母方の祖母はまだ生きている。92歳かな。父方の祖母は就職したてで、なかなか会いに行けず、最後に会った時はそのまま棺桶に入っていてもおかしくないような状態だった。その時にもうお別れをした気持ちだった。だから葬儀もそんなに悲しくなかった。泣けなかった。モヤモヤが残った。 母方の祖母がいつそうなるかわからない。今はとにかく元気だけど。ちゃんとお別れするために、なるべくたくさん会いたいと思う。

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2021/10/02

どのエッセイも考えさせられるものばかりで とてもよかった。 あとがきのヨシタケシンスケさんの 「誰にでも見えにくい場所はある。」 「めがねで補正しないと正しく認知できないことがらがある。」 という言葉がこの本の内容を端的に表しているなと思いました。 自分はまだまだ知らないこと...

どのエッセイも考えさせられるものばかりで とてもよかった。 あとがきのヨシタケシンスケさんの 「誰にでも見えにくい場所はある。」 「めがねで補正しないと正しく認知できないことがらがある。」 という言葉がこの本の内容を端的に表しているなと思いました。 自分はまだまだ知らないことばかりで、自分の発する言葉で誰かをもしかすると傷つけているかもしれない。 そういったことを少しでも減らすために学び続け、言葉を溜め、場に応じて言葉を吟味することができるようになりたい。

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2021/10/01

重い話題からちょっとコミカルなお話まで、振れ幅が大きいのが面白い。いつも暮しの手帖で読んでいるのだが、まとめて読むとまた改めて、発見があったり、あの頃はこんなことが世の中を賑わしていたなぁわとかと思い出したりする。 ヨシタケシンスケさんの絵も、テーマは同じなのにチキさんとはこんな...

重い話題からちょっとコミカルなお話まで、振れ幅が大きいのが面白い。いつも暮しの手帖で読んでいるのだが、まとめて読むとまた改めて、発見があったり、あの頃はこんなことが世の中を賑わしていたなぁわとかと思い出したりする。 ヨシタケシンスケさんの絵も、テーマは同じなのにチキさんとはこんなにも捉え方は違うのかと、一人一人の個性の輝きを見ることができて面白い。

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2021/09/30

失礼ながら、荻上チキさんのことも、著書も知りませんでした。 『みらいめがね』となにやら「ドラえもんの道具的」な響きに惹かれて購入。しかも『2』から。 結果すごい良かった。共感できる部分が多く、ひとり電車のなかでブンブンうなづきながら読んでました。 とくに響いたのは『自虐の落...

失礼ながら、荻上チキさんのことも、著書も知りませんでした。 『みらいめがね』となにやら「ドラえもんの道具的」な響きに惹かれて購入。しかも『2』から。 結果すごい良かった。共感できる部分が多く、ひとり電車のなかでブンブンうなづきながら読んでました。 とくに響いたのは『自虐の落とし穴』『「フレーミング」に気をつけろ』のところ。 自分ひとりの視点では見えない、あるいは見えづらかったもの、気づけなかったものを本を通して見せてくれる『めがね』でした。 読んでよかった。

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2021/09/19

チキさんの、他者、特にマイノリティへの思いやりを感じる。 自分が理不尽に傷つけられて痛かったから、それに慣れるのではなく、復習するのでもなく、人と人が傷つけあわない社会に変革したいと思っている。カッコイイなと思う。

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2021/09/16

「暮しの手帖」連載の単行本化その2。 2018年末〜2021年初までの14編。まえがきは荻上チキ、あとがきはヨシタケシンスケ。

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