ヨルガオ殺人事件(上) の商品レビュー
❇︎ いつか読もうと思いつつ、 偶然、図書館で見つけた一冊。 他の人の口コミでは、上で終わらず 最後まで読むと面白さがわかるとあったので、 下に出会えるのが楽しみです。
Posted by
傑作『カササギ殺人事件』の続編、まずは上巻を読了。続編があることは発表されていたものの、一体どうやるんだろうと思わずにはいられなかった。何せ『カササギ殺人事件』は主な登場人物がすでに○○してて、あんな物語でしたから。で、ドキドキしながら読んでいる途中である。 出だしから、さすが...
傑作『カササギ殺人事件』の続編、まずは上巻を読了。続編があることは発表されていたものの、一体どうやるんだろうと思わずにはいられなかった。何せ『カササギ殺人事件』は主な登場人物がすでに○○してて、あんな物語でしたから。で、ドキドキしながら読んでいる途中である。 出だしから、さすがホロヴィッツ! 掴みが抜群にうまい。主人公は前作から引き続き、編集者のスーザン。引退してパートナーとクレタ島でホテルを経営する彼女のもとに、イギリスから訪問客が訪れる。かつて、あなたが担当した本が、自分たちの娘の失踪事件と関わっていると。その本とは、そうアラン・コンウェイ作「名探偵アティカス・ピュント」シリーズである。また、アランに踊らされるのかと思いつつ、失踪事件の調査に乗り出すスーザン。 以下、本作の構成に触れます。ネタバラシではないですが、未読の方はご注意を。 前作同様、アラン・コンウェイの小説が作中作として組み込まれる。前作とは異なり、捜査の流れで、ある程度の情報は得た後での挿入となる。カササギではただ驚いたが、今回は完全に犯人探しの手がかりとして提示される。これがまた、独立した小説としても読めるくらいに完成度が高い。しばしば作中作であること、謎解きの最中であることも忘れて読んでしまう。 さあ、下巻だ! 物語はどう収束するのだろう。
Posted by
さあアラン・コンウェイだ! まあそうでしょうそうでしょう 前作『カササギ殺人事件』ではアスティカス・ピュントパートからスタートでしたからね 今回は現実(?)のパートからスタートだと思ってました そして今回は上巻の後半からアラン・コンウェイ作『愚行の代償』が始まります これ最初...
さあアラン・コンウェイだ! まあそうでしょうそうでしょう 前作『カササギ殺人事件』ではアスティカス・ピュントパートからスタートでしたからね 今回は現実(?)のパートからスタートだと思ってました そして今回は上巻の後半からアラン・コンウェイ作『愚行の代償』が始まります これ最初の1文を読んで旋律が走りました 別人じゃん!て アンソニー・ホロヴィッツとアラン・コンウェイ文章の感じが全然違うんです なんかアラン・コンウェイの方がカチっとしてるんですよね (カチっとしてるって自分的には100点の表現なんですが伝わりますかね) これ凄いことです そして自分が読んでるのは邦訳版なわけですから訳者の山田蘭さんの力量も凄いってことですよね 『カササギ殺人事件』のときも感じましたが今作は更にレベルアップしてる気がします 完全に二人の作家がいます いやもう下巻での二人の作家の競演がほんとに楽しみ! いざ!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カササギ殺人事件の続編ということで、前作の終わり方からしてどうやって続くのかと思ったら。 主人公は前作と同じスーザンで、彼女が編集者時代に担当した「アティカス・ピュント」シリーズのうちの一冊である「愚行の代償」に、8年前に起きた殺人事件の真相が隠されているという。気が進まないながらも高額報酬につられ、スーザンは裕福な夫婦の依頼に答え、クレタ島からロンドンへ舞い戻り捜査を始めることとなる。 前作同様、どの人物も怪しく、腹の中が読めなくて面白い。 アンドレアスとの不穏な関係や、仲良しの妹の不安定な様子、そしてスーザン自身の今後の身の振り方への揺れる想いなどなど、本筋を取り巻く様々な要素が絡んでるのになぜか前作よりすいすい読めた。 主要な登場人物が頭に入っているからかな。 現実世界の疾走事件を調べるうちに、やっとスーザンが「愚行の代償」を読み始めて、「アティカス・ピュント」の物語が始まる。ピュントが登場して、上巻自体が終わり。 下巻が気になる。
Posted by
前作から2年後。クレタ島で色々問題を抱えながらパートナーとホテル経営の日々を送っていたスーザン。ある日英国のホテル経営者夫婦から8年前にホテルで起きた殺人事件と、数日前に起きた娘の失踪事件の調査を依頼される。娘は彼女が編集したアディカス・ピュントシリーズ3作目「愚行の代償」を読ん...
前作から2年後。クレタ島で色々問題を抱えながらパートナーとホテル経営の日々を送っていたスーザン。ある日英国のホテル経営者夫婦から8年前にホテルで起きた殺人事件と、数日前に起きた娘の失踪事件の調査を依頼される。娘は彼女が編集したアディカス・ピュントシリーズ3作目「愚行の代償」を読んだ直後に過去の事件の真犯人が判ったと仄めかし、その直後に失踪。8年前の事件解決後に作者アラン・コンウェイがホテルを訪れ、真犯人は別にいると言いつつ上梓したのが「愚行の代償」さて繋がりは?スーザンが8年前の事件について関係者に聞き取りをを始めた所どうも皆腹の底が黒そうで楽しい。途中で始まる「愚行の代償」も被害者の女優に恨みを持つ人物がどんどん登場と王道の流れで二度楽しいが上巻は状況の列挙で終わりという所か。アディカス登場でさて下巻。やはり引きが上手い。
Posted by
2021ミステリー16冠の本作は「カササギ殺人事件」続編。前作危うい所で助かった元編集者はフィアンセとクレタ島でホテル経営もこの頃不満だらけ。ある日8年前に起きた殺人事件と娘の失踪について担当していた推理小説に何か隠されているのではないかと英国のホテル経営者夫婦が訪ねて真相究明の...
2021ミステリー16冠の本作は「カササギ殺人事件」続編。前作危うい所で助かった元編集者はフィアンセとクレタ島でホテル経営もこの頃不満だらけ。ある日8年前に起きた殺人事件と娘の失踪について担当していた推理小説に何か隠されているのではないかと英国のホテル経営者夫婦が訪ねて真相究明の依頼を高額報酬で受けヨルガオ館へ。前編なかなか読み進むことが出来ず挫折しそうに
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〈素晴らしい点〉 ・作中作のクオリティーが高い。アナグラム、ヒント、仕掛けも込みで考えるとすごく手間がかかっているのが分かる ・このシリーズはアナグラムが大事なので、登場人物名に英語ルビが振ってある(前作はなかったような?) ・犯人当て自体は難しくない 〈ほんのちょっと気になる点〉 ・スーザン周りの恋愛話やケイティの件は少し冗長的かも(ただ、チムニーズという単語を出したかっただけな気が) どうでもいい話 スーザンは、〈サマンサ・コリンズ=セシリー・トレハーン〉としたけど、私は素直にナンシー・ミッチェル=セシリー・マクニールだと思ったんだが。妊娠・トレハーンと呼ぶのは周囲の人だけでアランは取材の際「マクニール夫人」と呼んでいるという点で。ここは初読時まじで納得できなかった、、、。
Posted by
カササギ殺人事件ってどんなだったっけ?と思いながら、再び読むのは面倒なのでそのまま読み進める。作中主人公も語っていたと思うが、ミステリーを再読するのは面白くない。下巻に続く。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
翻訳本に慣れていないせいか、登場人物が多いせいか、関係を把握するのに苦労した。途中からはこの小説の中で出版された小説を読むことになり、そこでも同じように登場人物の多さに苦労した。ミステリーを読むのに向いてないんだろうか?笑
Posted by
Posted by