ヨルガオ殺人事件(上) の商品レビュー
小説の内容と実際の殺人事件が交錯するのは前作のカササギ殺人事件と共通しています。今回の方が、現実と小説がはっきりと分かれているようなので、二つの作品を楽しめます。ただ、共感できる登場人物がいないことと、登場人物が2倍で外国人の名前の覚えづらさも重なるので、読むスピードはあまりあが...
小説の内容と実際の殺人事件が交錯するのは前作のカササギ殺人事件と共通しています。今回の方が、現実と小説がはっきりと分かれているようなので、二つの作品を楽しめます。ただ、共感できる登場人物がいないことと、登場人物が2倍で外国人の名前の覚えづらさも重なるので、読むスピードはあまりあがりません。下巻はどうだろうか。
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「カササギ殺人事件」の続編。編集者を引退したスーザンは、クレタ島に移住してホテル経営に勤しんでいた。そこへイギリス人夫婦がやって来てある依頼をされる。夫婦の娘が失踪した。8年前に起きた殺人事件の真相に、娘がある本を読んでいて気付いたことが原因だというのだ。その本とはアラン•コンウ...
「カササギ殺人事件」の続編。編集者を引退したスーザンは、クレタ島に移住してホテル経営に勤しんでいた。そこへイギリス人夫婦がやって来てある依頼をされる。夫婦の娘が失踪した。8年前に起きた殺人事件の真相に、娘がある本を読んでいて気付いたことが原因だというのだ。その本とはアラン•コンウェイ著"アティカス•ピュント"シリーズ第三段「愚行の代償」。スーザンが編集者として世に送り出した本だった…。 前作に引き続き入子状態の作中作。上巻途中からは「愚行の代償」の表紙から再度物語が始まる感じになる。しかもこちらの人物紹介も22人の大所帯。(本編はもっと多くて28人)なかなか読み出があります。何しろ「愚行の代償」は二つの事件が登場するんだから、一作品で3回謎解きに関われる。すごい。とにかく、連続して下巻を読もう!
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『カササギ殺人事件』の続編。主人公が事件に巻き込まれる理由は小説ならではの突飛なものに感じるけど、実は下巻で必然性が示されるんじゃないかと期待してる。相変わらず作り込まれた構成。
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読者にフェアなミステリーだったので満足です。 素人が探偵行為をすることに対しての、事件関係の対応が現実的だなと思いました。 そう思うと、他のミステリーは素人探偵に対して寛容的過ぎる? 赤の他人がプライベートのことまで立ち入ってくるのに。
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面白かった。 前作カササギ殺人事件もとても面白かったので、続編も読みたくなりました。 前作のその後からスタートするので、先にカササギ事件は読んでおいたほうがいいですね。 前作は先に劇中劇のアティカスピュントの話からスタートでしたが、今回は先に実際の事件が起きてからいざ劇中劇が始...
面白かった。 前作カササギ殺人事件もとても面白かったので、続編も読みたくなりました。 前作のその後からスタートするので、先にカササギ事件は読んでおいたほうがいいですね。 前作は先に劇中劇のアティカスピュントの話からスタートでしたが、今回は先に実際の事件が起きてからいざ劇中劇が始まる展開。 相変わらず読みやすくて頭にはいってきやすい。 上巻読んだけどまったくどういう展開になるのかわからないな。早く下巻読みたい
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やっぱり面白いな〜。 今回も『カササギ』同様にホロヴィッツ作品とアラン・コンウェイ作品の2つが楽しめる。(どっちもホロヴィッツだけど^_^;) 今作はホロヴィッツ作品からはじまる。 スーザンがその後どうしているか気になってた。 やっぱりそうなるよね〜と思いながら、前回で登場人物...
やっぱり面白いな〜。 今回も『カササギ』同様にホロヴィッツ作品とアラン・コンウェイ作品の2つが楽しめる。(どっちもホロヴィッツだけど^_^;) 今作はホロヴィッツ作品からはじまる。 スーザンがその後どうしているか気になってた。 やっぱりそうなるよね〜と思いながら、前回で登場人物を把握しているのでホロヴィッツ作品も面白い! どいつもこいつも怪しくて、これこれ〜と自分の好きなタイプでニヤニヤしてしまう。 真面目なスーザンの妹まで怪しくて、すごく気になるけど下巻までお預けだ。 やっとスピルバーグ監督が出てこないと思ったら、今度はアラン作品の方で巨匠が出てきた笑 もうここまで毎回有名映画監督が出てくると笑えてくる( ^ω^ ) いつもAudibleは移動中とか家事をしながらの時だけ聴いてるけど、ホロヴィッツ作品は先が気になってずっと聴いてしまう。 そのくらい夢中になれるのはこの作品が大好きな証拠だ。あっという間に上巻は終わってしまった。早く先が知りたい!! Audibleにて。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫本2冊分…長かった。 1つのストーリーの中に1冊の本の話が丸ごと載ってるからね…。 スーザンが頼まれた依頼をこなし犯人を見つけたのに、なんだか報われないラストになってしまった。
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上下巻読んでの感想。いろいろな葛藤を抱えながら、殺人事件の真相を探るのは前作と同様。今回は作中作の中に隠されている部分は少なかったかも?でも面白かったです。
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ミステリー小説の中で起こる事件と、その小説を扱う出版社や関係者が遭遇する事件。 それぞれの話の展開を読ませながら、相互の関連も提示するという、複雑な構成のミステリー小説、『カササギ殺人事件』。 『カササギ殺人事件 上』 https://booklog.jp/users/maka...
ミステリー小説の中で起こる事件と、その小説を扱う出版社や関係者が遭遇する事件。 それぞれの話の展開を読ませながら、相互の関連も提示するという、複雑な構成のミステリー小説、『カササギ殺人事件』。 『カササギ殺人事件 上』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B07GBQ2NF2 久しぶりに読んだ英国ミステリーということもあって、印象に残りました。 その『カササギ殺人事件』の続編もAudibleにラインアップされていると知り、聴くことにしました。 前作では、編集を担当していた小説の、失われた結末部分を探しに行き、自らも事件に巻き込まれてしまった、スーザン。 事件の後は出版関係の仕事を辞めて、恋人とともにギリシャでホテルを経営しています。 そんな彼女のもとに、英国でホテルを経営しているという、年配の夫婦がやってきます。 その夫婦のホテルでは、8年前に殺人事件が起きたとのこと。 そして、「スーザンが以前、担当した小説は、この殺人事件を題材にしている」と二人は主張します。 そのことを指摘していた夫婦の娘が失踪したということで、小説の内容を熟知しているスーザンは、協力を求められます。 8年前の事件についてはすでに、犯人は逮捕されて服役しています。 スーザン自身も、この事件に対する警察や裁判所の判断に間違いはないだろうと、考えていました。 さらに、前作で同様に「探偵の真似ごと」をして危ない目に遭っているスーザンは、恋人からも、今回の事件に関わることを反対されます。 それでも、自らが関わった小説と関連すると言われていること、そして8年も経過した後に、失踪者が出ていることに引っかかりを感じ、事件に関わることにします。 英国に戻り、夫婦の経営するホテルに泊まりながら、ホテルの従業員や、被害者の関係者に話を聞いてまわるスーザン。 話を聞いていけばいくほど、8年前の殺人事件、そして今回の失踪者発生それぞれについて、「怪しい」と感じる人や話が出てきます。 8年前の事件は本当に、服役している人物が起こしたのか。 失踪者は無事なのか、いま、どこにいるのか。 これらの事件に、小説は関係しているのか。 今後の展開が気になるので、下巻も続けて、Audibleで聴いていこうと思います。 .
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今作もおもろかった〜!けどカササギを読んだ時は下巻でいい意味で全く裏切られたので、そういう意味では上巻の感想なんてあんまり意味ないのかな?いずれにせよ下巻が楽しみすぎる
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