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木曜殺人クラブ の商品レビュー

3.5

90件のお客様レビュー

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2022/12/07

まず最初に。登場人物が多すぎる! 本に紹介されている登場人物よりも多いので「この人誰?」と思うことしばしば。 引退者用施設、いわゆる高級老人ホームに「木曜殺人クラブ」という未解決の事件を捜査する老人たちが、現在の殺人事件に出くわしその捜査を始めます。 なかなか犯人に行きつかないの...

まず最初に。登場人物が多すぎる! 本に紹介されている登場人物よりも多いので「この人誰?」と思うことしばしば。 引退者用施設、いわゆる高級老人ホームに「木曜殺人クラブ」という未解決の事件を捜査する老人たちが、現在の殺人事件に出くわしその捜査を始めます。 なかなか犯人に行きつかないのですが、エリザベスを筆頭に事件の核心に迫ります。 ジョイスの日記の語りの部分と三人称の部分が絡み合ってなかなか面白かったです。

Posted byブクログ

2022/12/07

このクラブは「仲良しリタイア高齢者4人組」が、過去の捜査資料を持ってきて推理するという活動をしていて、その最中に、身近で起きる殺人事件を、あの手この手で解き明かしていくお話です。 犯人は誰だろうと考えながら読めるし、会話のテンポが面白かった!

Posted byブクログ

2022/11/12

セントメアリーミードのミス・マープルが火曜クラブを起ち上げたように、クーパーズチェイスに住むエリザベスは木曜殺人クラブを立ち上げた。メンバーは彼女の他に元看護師のジョイス、元精神科医のイブラヒム、そして元労働運動家のロン。 クーパーズチェイスは裕福な高齢者のために作られた複合型...

セントメアリーミードのミス・マープルが火曜クラブを起ち上げたように、クーパーズチェイスに住むエリザベスは木曜殺人クラブを立ち上げた。メンバーは彼女の他に元看護師のジョイス、元精神科医のイブラヒム、そして元労働運動家のロン。 クーパーズチェイスは裕福な高齢者のために作られた複合型マンション。住居の近くに勿論病棟もあり、レクレーション施設も完備されている。木曜殺人クラブのメンバーは警察からこっそり入手した未解決事件のファイルを元に犯人を割り出す…ような遊びをしていた。 そんなある日、地域の開発を手掛けている建設業者が自宅で撲殺された。リアルな殺人事件を前にして、おじいちゃんおばあちゃん達は意気揚々と捜査に乗り出す。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 新旧3つの殺人事件が複雑に絡まり、頭がこんがらがる物語。事件自体もまあ、面白いのですが、「老い」についていろいろ考えさせられた。老後をクーパーズチェイスみたいな所で過ごせたらいいな…という気になるものの、そうはいかない現実を逆にひしひし感じてしまった。 羽田詩津子さんはクリスティーの翻訳などでお目にかかっている翻訳者で文章は決して悪くないんだけど…なんでしょう、本作では上手く波に乗れなかった。原作の影響もあるのかもしれない。あるいは自分が疲れていたのか。 この作者は英国では有名な人らしいけど小説はこれが処女作みたいで、それで粗い部分もあったのかもしれないですね。

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2022/11/06

イギリス初の高級リタイアメント・ビレッジの趣味のサークル、木曜殺人クラブ。未解決事件に挑戦していたが、ビレッジの建設業者が撲殺され、その調査に乗り出すうち、経営者も毒殺される。地域や家族の人脈、過去の経歴、歴史。 ズンバにピラティス、フィットビットにミステリードラマ(CSIや主...

イギリス初の高級リタイアメント・ビレッジの趣味のサークル、木曜殺人クラブ。未解決事件に挑戦していたが、ビレッジの建設業者が撲殺され、その調査に乗り出すうち、経営者も毒殺される。地域や家族の人脈、過去の経歴、歴史。 ズンバにピラティス、フィットビットにミステリードラマ(CSIや主任警部モースや)、チャットアプリにスカイプ、すごく身近な感じがしました。日本にもこんな施設があるといいなあ。シニアの自分史、恐るべし。

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2022/09/30

珍しくハヤカワ・ポケット・ミステリなのに二段ではない! しかもブックカバーがついている(しかもジャケ買いに値するデザイン)! なんだか本筋とは別のところで感動してから、読書開始。 舞台は、イギリス郊外の静かな丘陵地帯にある、修道院跡を利用した高級な高齢者居住区(日本の老人ホー...

珍しくハヤカワ・ポケット・ミステリなのに二段ではない! しかもブックカバーがついている(しかもジャケ買いに値するデザイン)! なんだか本筋とは別のところで感動してから、読書開始。 舞台は、イギリス郊外の静かな丘陵地帯にある、修道院跡を利用した高級な高齢者居住区(日本の老人ホームしかイメージわかないけど、きっと凄いんだろう、と思う)。 居住者たちが楽しむ「クロスワードクラブ」のように存在する「木曜殺人クラブ」、そこに現実の殺人事件が起こる……。 メンバーは、俄然勢い増して(自主)捜査すると、真相は意外なところへ広がって……。 魅力的な登場人物と、次々に加えられる出来事とその謎、目に浮かぶような丘陵地の景色で、期待通り物語は進む……でも、できすぎちゃって、なんだか物足りない。 あ~、今、私は刺激を求めているのかも。

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2022/08/27

引退した老人達が暮らしている施設でおきた殺人事件に立ち向かう話。一見単純な殺人事件だが、その最有力容疑者が殺されたことで、複雑になっていく。登場人物が多く、巻頭の人物紹介に載っていない人もいるので人間関係を覚えきれなかった。また展開が淡々としているのでかなり長く感じた。

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2022/07/23

事件を解決していくメンバーは高齢者たちなのだが、非常にアクティブで、読んでいる間はこの人たちがお年寄りだということを忘れてしまうほど。老後の楽しみとして捜査してるなんてレベルではない。しかし、時には老人特有ののんびりした雰囲気も出ていて、そのミスマッチがまた面白かった。

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2022/07/09

イギリス独特のユーモアが散りばめられていて面白かった。高齢者4人組がが主役って言うところも新鮮。ミスマープルっぽい感じ。語りがライトなのでテーマは殺人事件だけどそれほど深刻にならないので、読後感もヨシ。

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2022/07/05

イギリスのリタイヤメントビレッジを舞台にした『それゆけ老人探偵団!』って感じで、出てくるキャラクター達がどれも英国の名優に演じて貰いたい程魅力的。 コミカルさとその中から感じられるシニカルさの塩梅が絶妙に良かった。これはとても映像化に向いてますね。

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2022/07/04

視点が切り替わりすぎる、人物の名前が多すぎる。 であまり合わなかった。 そもそも暇つぶしというか、殺人事件を娯楽だと思っているクラブの面々が最終的には解決に持っていくも、合間のわたしたちできる老人なのよ?感があって登場人物を好きになれなかった……。 期待値が高かっただけに肩透か...

視点が切り替わりすぎる、人物の名前が多すぎる。 であまり合わなかった。 そもそも暇つぶしというか、殺人事件を娯楽だと思っているクラブの面々が最終的には解決に持っていくも、合間のわたしたちできる老人なのよ?感があって登場人物を好きになれなかった……。 期待値が高かっただけに肩透かし。

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