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木曜殺人クラブ の商品レビュー

3.5

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2024/03/03

えーっと、この小説はいつ映像化されるんでしょうね? もう、それ前提のお話だと思います。 推理やミステリーを楽しむというより、お年寄りの活躍を楽しむ小説です。

Posted byブクログ

2024/03/02

エンタメ。ワニ町シリーズと似たテイストだけど、こちらは自分たちがそこまで直接動くわけではない。 また、あちらは関係ないと思われた些末な出来事がすべて繋がる−若竹七海に似た−テイストだが、こちらは逆に、1本にみえて実はバラバラというもの。 あと、久しぶりに海外作品で、登場人物の...

エンタメ。ワニ町シリーズと似たテイストだけど、こちらは自分たちがそこまで直接動くわけではない。 また、あちらは関係ないと思われた些末な出来事がすべて繋がる−若竹七海に似た−テイストだが、こちらは逆に、1本にみえて実はバラバラというもの。 あと、久しぶりに海外作品で、登場人物の名前が覚えられず、ちょっとショック。

Posted byブクログ

2024/01/02

世の中の年寄りたちがこんなに無駄なく優秀とは思えない。老害になるくらいなら口出しせねばいいのにと思うこともしばしば、それが自分もそう思われる年齢になってきた今でもだ。何も言うまい! と。 いつかは死ぬ、それがいつか、わからない。朝に電話2コールで切ると、相手も電話してきて2コール...

世の中の年寄りたちがこんなに無駄なく優秀とは思えない。老害になるくらいなら口出しせねばいいのにと思うこともしばしば、それが自分もそう思われる年齢になってきた今でもだ。何も言うまい! と。 いつかは死ぬ、それがいつか、わからない。朝に電話2コールで切ると、相手も電話してきて2コールで切る。無事だってこと。幸せに。長生きしてほしい。みんなそれぞれの人生だ。決まりはない。死なないまでも認知症になり、弱って、静かに逝くこともある。横たわっている時、もしかして、人の声が聞こえているかもしれない、わからないけど、認知症の人、恍惚の人。 うざい、うるさい。でも、この耳順になってきてもまだパートナーに怒鳴りつけたり、これみよがしにしたり、カッコつけている僕には甚だエリザベスのようにはいくまい。 さてこのシリーズ、あと二冊出ている、現在(2024.1.2)。その前に令和6年能登地震が昨日あり亡くなられた人や倒壊した家屋がたくさんある。津波警報で近くの公園の丘や山手の義母の家を夜中に訪れて避難していた。いつ、どうなるとも限らぬので、面白い本をどれだけ読めるか、楽しみだ。 でも、この話、殺す人が多すぎ。 p482 からの引用。 ”人生は続いていく、ついに続かなくなるまで。” ただ、警察に任せるのがほんと少ない。そんなに年寄りで解決したいのかい、と言いたい。 えええ。少しボケてきたエリザベスの旦那とチェックメイトする、貴方、そうか。墓穴を掘る、か。そうか、この場面か、チェックメイトと叫ぶシーン。 ところで、フールズメイトって知ってますか。 いずれにせよ、てんこ盛りでっせ。 で、再読ちょいと。何度でも読める本がいいわ。

Posted byブクログ

2023/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引退者用高級施設クーパーズ・チェイスのさらなる開発を伴う殺人事件に、エリザベス率いる〝木曜殺人クラブ〟が挑む、というストーリー。 タイトルからアガサ・クリスティの「火曜クラブ」を即思い浮かべたが、安楽椅子探偵ものでなく、寧ろ老人たちが体当たりで事件に取り組むというある種泥臭い捜査ものという内容だった。 エネルギッシュに動き回りアレコレと推理を巡らす老人たちは、一見すると第二の人生を謳歌しているように思える。その反面、舞台が老人ホームということもあり、老いや死と否応がなしに向き合わなくてはならず、読んでいて苦しくなる場面も多々あった。 「冷たい恐怖とともに、夜中にたびたび目が覚める。よりによって知性を失うとは? 片脚でも片肺でもくれてやる、知性を奪われる前に、何だってくれてやる」 作品中のエリザベスのこの言葉が胸に刺さった。

Posted byブクログ

2023/11/29

正直に言って、数ページごとの場面転換、頻繁に変わる語り手が煩わしくて読みにくかったです。 で、最初っから登場人物が多いので、誰が誰やら。 そして、いったい何を読まされているのかと、頭の上には「?」がてんこ盛り。 もう少しまとまりのある章立てにしてほしかったです。 高齢者用施設(...

正直に言って、数ページごとの場面転換、頻繁に変わる語り手が煩わしくて読みにくかったです。 で、最初っから登場人物が多いので、誰が誰やら。 そして、いったい何を読まされているのかと、頭の上には「?」がてんこ盛り。 もう少しまとまりのある章立てにしてほしかったです。 高齢者用施設(日本で考えるよりもずっと規模が大きく、自由度が高い)に暮らす「木曜殺人クラブ」のメンバー4人は、確かに頭はしっかりしているし(怪しい人もいるが)行動力もあるけれど。 そしてその他の入居者も、それぞれに得意分野に秀でた人たちばかりで、実際の殺人事件の捜査も警察顔負けにやってしまう。 でも、だからこそ、警察を出し抜いて犯人を見つけた後の対応にモヤモヤ。 名探偵コナンくんも言っていたとおり、犯人を追いつめて自殺に追いやるのは、探偵としては絶対にやってはいけないのだ。 なのに、犯人の行為を見逃し、犯人にそれとなく自殺を進め、真犯人は野放しに…って、法治国家じゃないんかい~! それでもなんとなく、シリーズの続きが気になる。 文章のクセにも慣れてきた。 次を読んだら、もう少し楽しめるかしら。 というか、ミステリよりも心に刺さったのは、老いの暮らし。 高齢者施設とはいえ、ベッドルームがいくつかあり、食事もそれぞれ作って食べる生活は、コミュニティの力が強い日本の下町や田舎の暮らしにも近いかもしれない。 もう私にとっては他人事ではないのよ。 ”冷たい恐怖とともに、夜中にたびたび目が覚める。よりによって知性を失うとは?片足でも片肺でもくれてやる、知性を奪われる前に、何だってくれてやる。” 認知症への恐怖。 ”自分自身は亡き夫のゲリーのことをあまり話題にしないので、うしろめたく感じるのかもしれない。わたしはそういう対処の仕方をしないのだと思う。ゲリーは小さくぎゅっと丸めて、わたし一人のためにしまってある。” 老いも死も、いつかは必ず訪れる。 私の場合はそう遠くない未来に、とずっと思って生きてきたけれど、よく考えたら私は両親が2人とも健在で、もしかしたら長生き家系かも、と昨日突然思い当たる。 やばい。 将来設計もう一度考え直さなくちゃ。

Posted byブクログ

2023/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老人施設入所中のメンバーが殺人事件に挑む。 設定は面白く、警察とタッグを組む計略などは面白かったが、最後の謎解きの部分はちょっとバタバタ強引な感じがして少し残念。ジョイスの日記は必要? 次作からはこなれてくるのか?期待して読んでみたい。

Posted byブクログ

2023/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネットで見かけて。 「海の上のカムデン」も素敵な施設だったけれど、 こちらの高級リタイアメント・ヴィレッジ「クーパーズ・チェイス」も素晴らしい。 プールやサウナ、習い事も豊富なら、コンテンポラリーな高級レストランに、 ゴシップとその連絡網。 だがなんといっても実際の事件を推理しあう殺人クラブがあるから。 いや、元スパイに元看護士、元精神科医に元労働運動の闘士といった面々と違って、 ナマの事件には免疫がないので、 自分の場合はミステリーについて話し合うぐらいの殺人クラブで良いかもしれない。 その「クーパーズ・チェイス」が女子修道院だった時代からの墓地を移動させて、 新しい棟を建設する計画が持ち上がったところで、 建築業者が殺され、墓地から古い死体が発見され、経営者が殺される。 入居者の息子で元ボクサーで昔犯罪に手を染めていた男、 墓を掘り返すことに反対している神父、 クーパーズ・チェイスの隣の土地を所有している男とその娘と、 入居者以外にも怪しい人物はいろいろいて、 自分は神父が怪しいとにらんでいたが殺人犯ではなかった。 しかも、連続殺人でもなかった。 多分、元スパイのエリザベスの手腕で、 担当でなかった女性巡査が殺人捜査に参加できるようになったり、 死んだと思われていた男を見つけるところが面白かった。 墓地の工事を妨害するために、 ピケならぬピクニックを入居者たちがしたところも。

Posted byブクログ

2023/08/26

未解決事件を調査して余暇を過ごす老人グループ木曜殺人クラブの話。メンバーが暮らす施設で殺人が起こり捜査に乗り出すんやけど、経験豊富なメンバーに翻弄される現役警察の関係も面白い。メンバーの行動力も凄いし、皆個性的で楽しそうやし、私もこういう余暇を過ごしたい!

Posted byブクログ

2023/08/20

引退した人たちが謎解きを楽しむ高級施設。 歳を重ねても好奇心があると毎日楽しく生きていけそうと思わせてくれる作品。 高齢者ならではの強引さ、記憶をとどめておくための努力、今までの経験による考え方など細かい部分が描かれているところがいい。もちろんミステリとしての謎解きも面白く読後感...

引退した人たちが謎解きを楽しむ高級施設。 歳を重ねても好奇心があると毎日楽しく生きていけそうと思わせてくれる作品。 高齢者ならではの強引さ、記憶をとどめておくための努力、今までの経験による考え方など細かい部分が描かれているところがいい。もちろんミステリとしての謎解きも面白く読後感よい。

Posted byブクログ

2023/06/01

読みながら、クスクス笑うような体験は久しぶりだったように思います。やっぱり英国のミステリーだなぁと。何よりお年寄りが元気でオシャレです。こんなに洒落た老後の施設が日本にもあればなぁ。あっても、おそらく大金持ちしか入れない…。 何より原文もそうなのでしょうが、訳が上手いです! ただ...

読みながら、クスクス笑うような体験は久しぶりだったように思います。やっぱり英国のミステリーだなぁと。何よりお年寄りが元気でオシャレです。こんなに洒落た老後の施設が日本にもあればなぁ。あっても、おそらく大金持ちしか入れない…。 何より原文もそうなのでしょうが、訳が上手いです! ただ、過去の悲しい事件が色々と掘り返されて、結局今の事件の犯人はダレ?と思うのは、私の頭が悪いのでしょうか…。

Posted byブクログ