三十の反撃 の商品レビュー
30歳の非正規社員キム・ジヘ。平凡に生きている彼女が同僚と出会い、やり取りがキッカケで小さな反撃をしていく。 ジヘと自分は年齢は違えど共感する言葉がたくさん出てくきた。 理不尽な事に立ち向かおうとする姿に勇気をもらえる。 大きく変わらなくとも何かを変えたいと気持ちを表し反撃をし...
30歳の非正規社員キム・ジヘ。平凡に生きている彼女が同僚と出会い、やり取りがキッカケで小さな反撃をしていく。 ジヘと自分は年齢は違えど共感する言葉がたくさん出てくきた。 理不尽な事に立ち向かおうとする姿に勇気をもらえる。 大きく変わらなくとも何かを変えたいと気持ちを表し反撃をし、以前はただ平凡に生きようとしていたジヘの心の変化がとても良かった。
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三十歳記念に読んだ本。 疑問をもち、考え、行動することはリスクも伴うし気力と体力がいる。それでいて事態が好転する保証もない。 そんなリアルさが絶妙な加減で描かれていた気がする。 度々登場する曲をBGMにしながら、勇気ある行動に声援を送りつつページをめくった。 最後の主人公の発想、...
三十歳記念に読んだ本。 疑問をもち、考え、行動することはリスクも伴うし気力と体力がいる。それでいて事態が好転する保証もない。 そんなリアルさが絶妙な加減で描かれていた気がする。 度々登場する曲をBGMにしながら、勇気ある行動に声援を送りつつページをめくった。 最後の主人公の発想、とってもいいなあ〜 そして、こういう注釈の付け方もあるのか!と新しい発見。韓国文化の学びにもなる。
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なんだか『逆ソクラテス』を思い出しましたよ。 男性の実家が裕福で、女性が厳しい生活状況というのが韓国あるあるな感じがしたけれど、韓国社会の実情が良く見える小説だった。 日本も似たような感じだけど、本当に締め付けの強い社会になってしまっているなぁと実感する。 身を守るために嫌なこ...
なんだか『逆ソクラテス』を思い出しましたよ。 男性の実家が裕福で、女性が厳しい生活状況というのが韓国あるあるな感じがしたけれど、韓国社会の実情が良く見える小説だった。 日本も似たような感じだけど、本当に締め付けの強い社会になってしまっているなぁと実感する。 身を守るために嫌なことに目を瞑り続けていても、結局守られることはないのだ。 2024.3.10
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周囲の圧力や誘いに流されてしまったことに後ろめたさを感じつつ、最後は前に進むことができたヒロイン。 世の中何かしら上手く行かないことも多くて、妥協したり自分を誤魔化したりしてしまうことも多い中、どんなに時間がかかってもそこから一歩を踏み出すこと、踏み出していいのだということを後押...
周囲の圧力や誘いに流されてしまったことに後ろめたさを感じつつ、最後は前に進むことができたヒロイン。 世の中何かしら上手く行かないことも多くて、妥協したり自分を誤魔化したりしてしまうことも多い中、どんなに時間がかかってもそこから一歩を踏み出すこと、踏み出していいのだということを後押ししてくれたような、そんな気がしました。
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人生はいつも競争で、上を目指し続けるしんどさ。 見下したり見下されたり。 生き苦しそうな社会で、諦めることや我慢することに慣れてしまった30歳の主人公が、偶然の出会いと仲間との行動をきっかけに小さな反撃を始め、最後には自分らしく踏み出していく姿に私も背中を押される思いでした。
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正直、そこまで響く内容ではなかった。 社会に不満を持つ、けれど声をあげられない女性の物語でゴテゴテとしたドラマなどなく、淡々としているところには好感が持てるが、イマイチぴんと来ない、というのが本音でした。
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主人公のキム・ジヘはよくある名前の通りに普通で平凡な三十歳。会社で非正規雇用で働いて、自分はこのままでいいのか、どうせこんな自分なんかじゃ何もできないと日々悩み、苦しんでいた。 そんな最中に、世の中に反撃の狼煙をあげようとするギュオクと出会う。 這いつくばりながらも、少しずつ勇気...
主人公のキム・ジヘはよくある名前の通りに普通で平凡な三十歳。会社で非正規雇用で働いて、自分はこのままでいいのか、どうせこんな自分なんかじゃ何もできないと日々悩み、苦しんでいた。 そんな最中に、世の中に反撃の狼煙をあげようとするギュオクと出会う。 這いつくばりながらも、少しずつ勇気を出して一石を投じようとする。 結局とても大きく世間を揺るがすような反撃はできなかったけれど、小さい範囲で、たとえ声をあげても届かなさそうな闇にだって、一人でだって、声を上げられるんだ、小さな反撃も繰り返せば何かが少しずつ変わっていけるかもしれない。 そう思わせてくれる、爽やかな読後感でした。 日本にも声なき声がたくさん溢れている。 私だって世の中に反撃したいことは山ほどある。 平凡な私の声はどこにも届きやしないかもしれないけれど。涙を拭いて、よし、と思える話でした。
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韓国でキム・ジへはクラスに5人も6人もいる名前みたい。 同じジへにBって呼ばれるのきっつ(^_^;)
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変えたいけど変わらない、動きたいのに動けない。 こんなモヤモヤを抱えた現代人に読んでほしい。 ソン・ウォンピョンからのささやかな反撃。 著者は名門、韓国映画アカデミーに入って、のちに小説家になっている。華々しいキャリアを積んでるように見えるけど、それだけじゃなかったのだな。役者...
変えたいけど変わらない、動きたいのに動けない。 こんなモヤモヤを抱えた現代人に読んでほしい。 ソン・ウォンピョンからのささやかな反撃。 著者は名門、韓国映画アカデミーに入って、のちに小説家になっている。華々しいキャリアを積んでるように見えるけど、それだけじゃなかったのだな。役者の後書きを読んで納得。 もしかしたら次元が違うのかもしれないけど、人間味を感じられてすごく好きだし、 『アーモンド』もそうだったけど、映像が目に浮かんでくるような小説で、そこもすごく好き。 ジヘとギュオクの甘い感じも好き。好きな人に対する心の動き方を描くのが上手いのかな。
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図書館で借りた本。 主人公のキム・ジヘは普通の30歳。全てが普通で、どこにでも居る女性。非正規雇用で良いように扱われ、正社員求人にいくつも応募するもののなかなか採用されず、不満を抱えていた。ある日、同じ年の男性ギュオクと出会い、誘われるままにウクレレ教室に行くようになり平凡な人生...
図書館で借りた本。 主人公のキム・ジヘは普通の30歳。全てが普通で、どこにでも居る女性。非正規雇用で良いように扱われ、正社員求人にいくつも応募するもののなかなか採用されず、不満を抱えていた。ある日、同じ年の男性ギュオクと出会い、誘われるままにウクレレ教室に行くようになり平凡な人生が少し変化していく。
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