沈黙のパレード の商品レビュー
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とにかく容疑者の男に腹が立って仕方なかった。 犯人だと分かっているのに、捕まえられないこのもどかしさ。 そして、その憎悪が生み出したものは意外なものになってしまった。 さすが東野さんという感じで読み進めるうちに、 どんどん新展開ばかりで箱を開けるたびに物語に深みが増す感じ。 この憎悪は正義なのか私にはわからないなと思った。
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図書館で予約してから1年は待ちました・・・ ようやく手にすることができた、ガリレオの最新作! とても楽しみにしていました。 もう湯川教授は福山雅治で再生されますね。 福山雅治が寄せているのか、湯川教授が福山雅治に寄せてるのか・・・というレベルです。 物語の早々で、仲間たちが徒党を組んでお互いが罪にならないギリギリのところで人を殺すのね・・・と想像がついてしまいました。タイトルのパレードも序盤で出てきます。 結論から言って、期待をしすぎたかなという印象でした。 主にしっくりこなかったのは以下の点です。 ・湯川教授、勘良すぎ ・蓮沼の性格がブレてるように感じた ・バレッタに血がついていないと湯川教授が気が付いてからの新倉夫妻の行動がいまいち理解できない ・そもそも蓮沼が沈黙していれば罪に問われないと強気でいたのは、自分が罪を犯していない(殺人をしていない)という事が大きかったはずなのに、死んでるかわからないから念のため殴ってそこで大量出血させちゃったら「あれ?致命傷になったっぽくね?」って思うのでは? 湯川教授の勘が良すぎるのはいつものことではあるものの、今回は物理学者としての勘というより、ただ名探偵としての勘が鋭かった感じがしました。 しかし、パレードの様子や登場人物の性格の違いによる心理描写はとてもうまく、さすが東野圭吾です。 もしかしたら映画を見たらしっくりくるのかな?とも思うので、近日中に映画も見てみたいと思います。
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優奈ちゃんと佐織ちゃん事件の犯人がとにかく胸くそだった。増村さんが意外なところから繋がって、湯川さんの推理はさすがでした。最終的などんでん返しも驚きました。人と人の繋がりと人を大切に思う心に胸を打たれましたが、黙秘権で無罪、状況証拠では逮捕できない、自白は証拠の王様など、司法で捌けない犯罪がある事が個人的には歯痒かった。
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数年前に行方不明になった町で愛された少女が数年後遺体となって発見された。容疑者として名が挙がったのは、かつて幼児誘拐殺人事件の容疑をかけられたが無罪となった男だった。しかし、またしても証拠不十分で釈放されてしまう。その男が被害者遺族の前に姿を現したことで町に憎悪があふれ出す。町内の祭りの日、その男が遺体で発見される。 衝動で人は命を奪う。現実の殺人はいたってシンプルだ。その人が自分にとって邪魔な存在か否か。排除する行為が行き過ぎたものが殺人だ。そこに正義はない。「警察は悲しい思いをする人を救ってくれるんですか。」 この作品では「沈黙」することで救われた人はいない。
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最後のどんでん返しが本当にすごかった 夜に一気読みしてしまった 冤罪が本当に冤罪とは限らない、日本の法の抜け目を知った
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久々ガリレオシリーズ 途中展開が読めたけど、読んだ後すっきりするのが東野圭吾の好きなところ 映画観てないけどパレードの情景が思い浮かんだ
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パレードの最中で起こった殺人事件。 犯人、真犯人、その真相。 ここに至る経緯が秀逸。 物理学トリックという点では物足りなかった。
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裁かれない憎き犯人。 復讐を果たす? 真相を突き止めるために 動き出す人々。 うーん。捕まらないでくれぇー。 と、どこか願ってしまう。 誰が悪くて、誰が悪くないのか、 悩んでしまう。 そんな本でした。
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「どんな世界にも世代交代はある。後進のために道を切り拓いておく時がやってきたということだ。受け入れて、対応するしかない」 2021/12/18読了 容疑者蓮沼の出身地は静岡だが、思い出したのは、戦前戦後の静岡県警が冤罪の大量生産をしていたことを書いた、管賀江留郎『冤罪と人類』のこと。尤も、東野圭吾が、そのことを念頭に置いていたかは不明だが。 尚、本作で、湯川先生は教授に、草薙刑事は警部に昇進。こちらの作中世界では、登場人物も歳を取り、皆、偉くなっていた。
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久々のガリレオシリーズ。最後まで結局どうなるかなーと楽しめたっちゃ楽しめたけど、途中からうっすら結末が読めていたなあ…。東野圭吾おなじみパターンな気がする。 まず主要登場人物である女性はもれなく美人。で、未婚の母になりがち。な気がする。年上の男と付き合ってるって時点でなんとなく展開が読めてしまったなあ…にしても妊娠を喜んでる場合じゃないよ。真っ当な社会人なら未成年の彼女妊娠させるな… ガリレオの推理展開が好きなので楽しめるけど、ノイズがうるさいな…
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