霧をはらう の商品レビュー

雫井脩介(著者)

2024/03/07

この作者の作品、本当に面白れ〜ってなるのと、ｽﾝ…てなるの両極端なんだよな〜。
弁護士が一旦自白した容疑者を無実にしようと頑張る話。容疑者の長女はひねてしまったけど（もちろん納得の境遇なのだが）、次女が明るくて素直で可愛かった。唯一の救い…

2023/11/30

雫井さんの文章は本当に綺麗で、読みやすい！

ストーリー展開も無理なく、現実的、なのにページをめくる手が止まらない。。
味があり、心に染みる素敵な作品でした。

2023/11/20

入院中の4人の幼子が死傷する事件が起き、逮捕されたのは助かった女の子の母親。尊い命を預かる病院であってはならない事件。どんな理由があっても無垢な子供たちが犠牲になるいわれはない。加害者家族の生きづらさを慮っても、長女が少し頑な過ぎだと思う。嫌な登場人物がけっこういて腹立ちまくり。凛とした看護師さんがいてくれて良かった。

2023/11/05

私の好きな著者の作品で、法廷小説と珍しいこともあって読み始めたのだが、そのリアルな法廷内外の駆け引き、そして、最後のどんでん返しにはびっくりさせられた。

2023/10/07

泣けた。とても良かった。伊豆原弁護士の温かさが心に沁みた。途中、イライラするところもあったけれど、伊豆原弁護士の大らかさに諭されるような気持ちで、最後はすっきり。
さすが雫井さん。

映画化されるといいなぁー。

2023/07/03

子供4人の点滴にインスリンが混入され
２人が亡くなるという殺人事件が起きた
殺人容疑で逮捕されたのが
生き残った女の子の実の母親だった

衝撃的な物語の始まり方で
どんな結末に向かうのか
ドキドキしながらページを進めてました

弁護士の伊豆原の正義感や
人を信用する心がとても丁寧に描かれていて
とても良い作品でした

2023/05/25

70不可能と思われた勝利に執念を持って取り組む貧乏弁護士と権威との戦い。面白く読んだが、謎解きが最終盤の数ページでそれまでの伏線も余り感じられなく、ちょっと肩透かしの感じ。でも次の裁判の行方も読んでみたい。

2023/02/23

入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。逮捕されたのは、生き残った女児の母親。 個々の登場人物が、深く描かれており、最後の一捻りもあり、500頁も一気に読まされた。映画かテレビドラマになりそう。傑作でした。

2023/02/17

やり切れない。

点滴に混入されたインスリンにより二人の幼子が死亡する。
逮捕されたのは同室で生き残った女児の母親だった。

悪人には思えないが、鈍重で掴み処がない母親の言動に疑いの気持ちが強くなる。

犯人は彼女なのか、もしくは別の人物なのか。
遅々として進まない展開に苛立ちながらも真実を知りたい一心で頁を捲り続けた。

法廷シーンは緊張感がピーク。
被疑者を信じ正義を貫こうとする弁護士の信念には胸が熱くなるが、病と闘う幼子達を自身の復讐の道具に利用した犯人に同情の余地はない。

人間の愚かさを思い、霧は晴れても心は晴れぬままだ。

2023/02/15

野々花には苛立ちしか感じなかった。

だから、どうせならもう反転して、本当は無実じやない野々花が最後の最後にほくそ笑むって終わりにしてほしかったな。

その不気味な笑顔を見て由唯は家を出る。
その後検事になった由唯が母の罪を暴く。

なんてのを書いて欲しいかも^^;