霧をはらう の商品レビュー
虐め…差別
心を開かない長女、病気なのに明るい次女。
誤解されやすい母。
冤罪と言う難しいテーマながら、1人の弁護士によって道が開けて来る。本当にこんな弁護士さんがいたら救われる人も増えるのにと思いました。
松本 順子
無罪の証拠がなかなか出てこず、読者も真実が分からないままの法廷シーン 緊張感...! 生きにくさを味わった姉妹が「人を頼る」という選択をできて本当に良かった。
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登場する女性たち、みんな、いるいる、こんなタイプの人。窃盗、痴漢、身に覚えのない罪もこんなふうに誰しも被ってしまう可能性があるのかも。貴島弁護士には「??」という感じでした笑
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点滴異物混入によろ児童死傷事件を、弁護士と加害者の子どもの目線で書かれてある。 真犯人を突き止めるのではなく、関係者1人1人と会話して検事の主張する話を崩していく内容なので、刑事小説のようなスリリングさはないが、初めて弁護士ってすごいなと思った。
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長いけど読み始めてもない段階からドップリはまってしまった。 展開が少しずつ動いていくから、厚い本の割には読みやすいと思う。
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法廷物ながら人間味がジワジワ〜最終段階で長い布石も納得な結末が待っていました。 久しぶりに星5つ。 読書の醍醐味、感じらたので皆さんにお勧めしたい気持ちです。 前半少し辛抱して読み進める必要がありますが^ ^
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久しぶりの雫井さんはとても読み応えがあり満足。緊迫感があり、登場人物の人間味もみごとに描かれていて、この著者の良いところが再認識できた。苦悩する弁護士、冷たい社会から病弱な妹を守るまだ年若い姉。ラストは意外な結末で、フィクションながら、そんなこと!ひどい!と憤慨してしまった。義理...
久しぶりの雫井さんはとても読み応えがあり満足。緊迫感があり、登場人物の人間味もみごとに描かれていて、この著者の良いところが再認識できた。苦悩する弁護士、冷たい社会から病弱な妹を守るまだ年若い姉。ラストは意外な結末で、フィクションながら、そんなこと!ひどい!と憤慨してしまった。義理と人情と正義と保身。程度の差はあっても誰もがそんなものに取り囲まれてがんじがらめになっているのだ。
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最後の最後までハラハラさせられました。結末も意外性に富んだ見事な出来でしたね。 十二分に楽しませていただきました♪
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家族は家族を信じ無ければならない。弁護士は被告人を無罪と信じて戦わなければならない。真実を語ることは時として勇気が必要だが、語らなければならない。そうしなければ、いつまでも自責の念に付き纏われる。
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かなり久しぶりの雫井さんでしたが素晴らしく面白かったです。仕事柄、弁護士の方とお話しする機会も多いのですが、金儲けのためだけじゃなく伊豆原さんのように困った人や正義のために仕事してもらいたい。もちろん良い方もたくさんいらっしゃると思っていますが。
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