言語学バーリ・トゥード(1) の商品レビュー
川添先生の軽妙洒脱な書き味が心地よい。プロレスはそれほど詳しくないが数々のエピソードも楽しく読ませてもらった。帯の上島竜兵のイラストもよい。
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「数の女王」を書いた方の本、というだけで、全く前知識なしに読みました。 川添愛さん、って、こんな人だったんだ(笑)。 プロレス愛と、アラフィフ世代が通過してきた時事流行ネタ、パロディに溢れた一冊です。
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今まで読んだ堅めの出版会の本で一番面白い。 言葉って何だろうと思う人にとって、柔らかめの出版社から出ている本よりもこちらの方がいいと思う。 著者の好きなプロレスも音楽もよく知らないが、気持ちが伝わる文章だった。
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言葉をめぐる、楽しいお話。 40代以下の人には伝わりにくいネタも多いのかもしれないですが、川上和人さんが好きな方ならきっと楽しめると思います。
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ほぼ1日で読了する。 ついつい読んでしまうおもしろさはなんだろう? 「働きたくないイタチ・・・」「ふだん使いの言語学」もオモロかったが、この本が一番楽しかった。
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会話のなかで素通りしてしまうような、「は」と「が」のちがい。当たり前のように受け取っているお笑いの「フリ」。日常にあふれる他愛ない言葉たちは、まるで森のなかにいる無数の昆虫たちのよう。それらを言語学者の視点で採集し、言葉という自然現象を観察する面白さを教えてくれる。
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二歳児に初めて見る物体の名前を教えると、子供はその言葉が今、目の前にある一個の物体の固有名詞ではなく、それに形の似た物体全般の一般名詞だと推測する。一般化というのは、人間の中にかなり深く根付いているもののようだ。
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書店でなんとなく表紙が目に留まり購入。そんな感じで紙の本を買うのも最近では珍しい。 言語学者が身近なテーマを言語学っぽく面白く説明してくれる。素人にも非常に興味が湧いた。言語学に次いでプロレスの話が多いのでプロレス好きならもっと楽しめたと思う。 「一般化しすぎる私たち」、「あたら...
書店でなんとなく表紙が目に留まり購入。そんな感じで紙の本を買うのも最近では珍しい。 言語学者が身近なテーマを言語学っぽく面白く説明してくれる。素人にも非常に興味が湧いた。言語学に次いでプロレスの話が多いのでプロレス好きならもっと楽しめたと思う。 「一般化しすぎる私たち」、「あたらしい娯楽を考える」、「草が生えた瞬間」が特に印象深い。本筋から逸れるが、若い言葉や最近の流行りにも詳しいのは流石言語学者だなあと思った。
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言語学の本だが、論文ではない。言語学についてのエッセーのようなもの。言葉(特に日本語)について、無意識に使っている表現や隠された意味と意図、言葉の変化など、「なるほど」と思わせる内容となっている。繰り返すが、論文ではない。半分はプロレスの話だし、脱線しているところの方が多いような...
言語学の本だが、論文ではない。言語学についてのエッセーのようなもの。言葉(特に日本語)について、無意識に使っている表現や隠された意味と意図、言葉の変化など、「なるほど」と思わせる内容となっている。繰り返すが、論文ではない。半分はプロレスの話だし、脱線しているところの方が多いような気もする。でも、著者の言葉に引き込まれ、しっかりと言葉の不思議を認識させてもらえる。楽しい読み物でした。特に40代から50代の人は、本書の隅々まで楽しめるだろう。この意味は読んでみると分かる。私はいたるところでクスリと笑わせてもらった。
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爆笑しながら読める面白エッセイなので、若い人が読んで言語学を目指すきっかけになったりしたらいいな、と思ったのですが、出てくる例が40代以上じゃないと伝わりにくい(ひょうきん族派かカトちゃんけんちゃん派か、とか。私はドリフ派だけど)ので一瞬にして撤回せざるを得ませんでした。
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