最悪の予感 の商品レビュー
新型コロナウイルスに対し、なんでアメリカはあれほど酷い状況になったのだろう、と昨年からずっと不思議に思っていた。日本ほど手厚い医療はないにせよ、人もモノも豊かな国なのにと。 最初は、最近よく言われるように格差の問題を掘り下げたりするのかなと思って読み始めたけれど、そうではなかった...
新型コロナウイルスに対し、なんでアメリカはあれほど酷い状況になったのだろう、と昨年からずっと不思議に思っていた。日本ほど手厚い医療はないにせよ、人もモノも豊かな国なのにと。 最初は、最近よく言われるように格差の問題を掘り下げたりするのかなと思って読み始めたけれど、そうではなかった。最悪の事態を想定しながら、声を上げながら、それを防げなかった、努力の人たちを描くものだった。 危機は、日常に突然やってくる。その境目は必ずあるけれど、人の眼で捉えられるかはわからない。先の見えない中で何を信じ、何を選ぶか。私たちは常にそれを問われている。 私は、次に大きな危機が訪れたとき、日本という国を信じられるだろうか。読み終わったとき、それを自問した。
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アメリカもそうなのか〜 アメリカみたいな大国でもそうなんだから、どこの組織もあるあるなんだな…… 今も昔も正義が勝つことは少ないよね… でも、こうやって「正義」に光が当たったことは何よりだと思う。
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