もどかしいほど静かなオルゴール店 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】カナンタ/バカンス/ゆびきり/ハミング/ほしぞら/からっぽ/みちづれ 客の“心に流れる曲”を店主が聞き取り、世界でひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議な店。今度の舞台は南の島。 結末を語らない話仕立てだが、最終話は前巻の第一話の後日譚となっている。店主だけ見ていると時が止まっているようだったが、着実に時は過ぎていることがわかって、地に足が着いた感じがする。 「からっぽ」というのは、寂しいようで自由なのかもしれない。自分の思いから解き放たれているというのは。
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人の心の音楽が聞こえるムカイさん続編。 今度は南の孤島でのお話。 前回以上にムカイさんは脇役になってます。 でもムカイさんがいなかったら繋がらなかった縁、進まなかった事がある。 短編で優しい話ながら読み応えがありました。 最後の「ハミング」は「あー!」でした。 でもムカイさんと追...
人の心の音楽が聞こえるムカイさん続編。 今度は南の孤島でのお話。 前回以上にムカイさんは脇役になってます。 でもムカイさんがいなかったら繋がらなかった縁、進まなかった事がある。 短編で優しい話ながら読み応えがありました。 最後の「ハミング」は「あー!」でした。 でもムカイさんと追いかけてきた彼女さんはどうなったのかな。 そっちの話も進展があれば良かったです。
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2作目だけど、ラスト? 前作は北の大地、今作は南の島。 不思議なオルゴール店はあまり活躍せず、 地元の人々の過去が中心。 外国から来たお嫁さんの話が、 一番面白かったな。 音楽の力を一番感じたから。
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疲れている人もしくは傷ついている人が島にやってくる→島民と出会う→オルゴール店に来る→癒されて前を向く ドラえもんのごとき普遍。安心して読めるのは良いことだ。
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前半、普通のオルゴール店みたいな話が続いたから、音楽聴こえなくなったのかと思った。この島も音楽に守られてる不思議な島。ババ様の役目には驚いた。
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続編。 今度は南の島に定住でしょうかね?長くお住まいのようで。 前作の子も大きくなっていて微笑ましかったです。 ババ様のお話が好きだったです。からっぽもまた素敵。 小さな島のお話なのでそれぞれちょっとリンクしてたりするのも楽しかった。 優しいお話たちでした。
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前作から店を移転して、舞台は南の離島。沖縄っぽい雰囲気が非日常な感じで、開放される気分になる。 島に暮らす人たちの他に、観光のために来た人たちの話も描かれている。 前作に出てきた子どもが成長して、また店を訪れる話が良かった。子守唄は覚えていなくても、記憶の奥底にずっと残っているん...
前作から店を移転して、舞台は南の離島。沖縄っぽい雰囲気が非日常な感じで、開放される気分になる。 島に暮らす人たちの他に、観光のために来た人たちの話も描かれている。 前作に出てきた子どもが成長して、また店を訪れる話が良かった。子守唄は覚えていなくても、記憶の奥底にずっと残っているんだな。私も、子どもたちにとってそんな歌を残してあげられたらいいな。
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前作のような尻切れ蜻蛉感はなく、どのお話もこれからどうなっていくんだろうと読者の想像が膨らむ終わり方で良かった。 がしかし、タイトル名にもなってるのにオルゴール店の存在感があまり無いように感じるんだよなぁ…私だけでしょうか?(勿論どのお話にも出てくるんだけど。。) 最後から2...
前作のような尻切れ蜻蛉感はなく、どのお話もこれからどうなっていくんだろうと読者の想像が膨らむ終わり方で良かった。 がしかし、タイトル名にもなってるのにオルゴール店の存在感があまり無いように感じるんだよなぁ…私だけでしょうか?(勿論どのお話にも出てくるんだけど。。) 最後から2番目と最後のお話は、オルゴール店主とお客さまが少し深く絡んでるお話で良かったけれど。。(最後のお話は前作にも登場してた男の子が成長した後のお話でジーンときました。)
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沖縄の離島にオープンしたオルゴール屋さんに訪れる人々の連作短編集。オルゴール屋さんは言葉少ななので、各話のメインの登場人物がそれぞれに自分で答えを見つけていきます。 もう一歩踏み込むのかなと思ったらあっさりしたお話が多いです。でも慣れるとそれが味になっていい余韻を残してくれます。...
沖縄の離島にオープンしたオルゴール屋さんに訪れる人々の連作短編集。オルゴール屋さんは言葉少ななので、各話のメインの登場人物がそれぞれに自分で答えを見つけていきます。 もう一歩踏み込むのかなと思ったらあっさりしたお話が多いです。でも慣れるとそれが味になっていい余韻を残してくれます。この後どうなったのかなーとか想像してると、他の話で少しその後が垣間見れたりして嬉しくなります。 優しいお話です。前作もあるようなので機会があれば読んでみます。 装丁が可愛くてとても好みでした!
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取り立てて大きな事件があるわけでもない。が、誰しもが抱いている心の小さな思い、憧れだったり諦めや迷いを言葉にしてくれるオルゴール屋さん。に纏わる7つの作品。最後のみちづれに泣いた。
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