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朔が満ちる の商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

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    14

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2021/12/21

父の付き添いで病気にきて本を読んでいたらメンヘラということばが出てきた。メンヘラ?調べてみたらメンタルヘルスメントの略らしい。 特徴を調べてみたら、ヨアソビの夜に駆けるの主人公のような症状だと思ってしまった

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2023/10/27

窪美澄さんの最高傑作 - 窪美澄「朔が満ちる」★★★★☆ 窪美澄さんの最高傑作だと思う。盛り上がる訳じゃないけど読ませる力量は感服してしまう。面白すぎて3日で読み終えた。 「家族」という逃げられない絆。キズナというと急に美談になるが、絆とはホダシとも読み「馬や犬をつなぎとめる紐...

窪美澄さんの最高傑作 - 窪美澄「朔が満ちる」★★★★☆ 窪美澄さんの最高傑作だと思う。盛り上がる訳じゃないけど読ませる力量は感服してしまう。面白すぎて3日で読み終えた。 「家族」という逃げられない絆。キズナというと急に美談になるが、絆とはホダシとも読み「馬や犬をつなぎとめる紐」という意味になる。その紐を断ち切るというのは容易ではない。それは家族という安息の地を捨てるということだ。自由を手に入れることはリスクを伴う。キズナは結ぼうとするものではなく、自然と形成されるものなのだ。キズナなのかホダシなのか似ているようで違うもの。その見極めは難しい。 父を受け入れようとしない点が物語なのにリアルだった。なにより家族を大切ににしようと思った。 朔は新月のことなので空っぽの主人公がだんだん満ちていってまた新月になるってことかしら。繰り返す的な。難しいタイトルだな。 ただ、真っ赤で斤が印象的な表紙は変えたほうがいいと思う。インパクトはあるとけど、猟奇殺人ものに見えちゃう。内容にあってないよ。

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2021/12/12

表紙がなかなか毒々しいので、テーマ重め・全体的には軽やかな作品、久しぶりのような気がします。共依存という言葉をどう捉えるかは人それぞれ。深く考えすぎずに、この言葉にすがることも大事なのかも。 2021/11/8読了 2021年の73冊目☆

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2021/12/09

衝撃的な話からスタートしたのが、 良かったのかスラスラと読めた一冊。 内容としては、 もう少し色んな展開(よくいうハラハラした展開)があるかと思って読み進めていたので、 少し肩透かしをくらった印象。 いい意味で何もなく終わった。 違和感なく現実離れしていないので、 感情移入し...

衝撃的な話からスタートしたのが、 良かったのかスラスラと読めた一冊。 内容としては、 もう少し色んな展開(よくいうハラハラした展開)があるかと思って読み進めていたので、 少し肩透かしをくらった印象。 いい意味で何もなく終わった。 違和感なく現実離れしていないので、 感情移入しながら読み進めれた。 普段、雪を見る機会がないエリアなので、 地図見たりとwinter againを聴くとか 別の楽しみができた本。

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2021/12/02

いや~~一気に読み終えた 面白かった!! 抱えているものが大きすぎて とても耐えられなさそうなのに 生きて行かなくちゃいけない これからだ!

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2021/11/23

とても読みやすかった そして一気読みしてしまった 虐待の描写が辛いのだが、その様子が目に浮かぶので読みながら涙してしまった 自分の子供はどう思ってるのかな?

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2021/11/19

表紙のダークな感じの内容かと思ったら 全然そんなことはなくて 出てくる登場人物にも感情移入しづらくて、なかなか入り込めなかった。

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2021/11/18

父親の暴力から生き残った主人公史也、生後わずかで児童施設にの門前に捨てられたヒロイン梓の偶然の出会により救われていくという話、二人とも親の虐待と育児放棄から逃れたサバイバーだったのだ。最近の児童虐待のニュースの多さから生まれた物語だと思うが、題名が納得いかないしやや偶然が多過ぎで...

父親の暴力から生き残った主人公史也、生後わずかで児童施設にの門前に捨てられたヒロイン梓の偶然の出会により救われていくという話、二人とも親の虐待と育児放棄から逃れたサバイバーだったのだ。最近の児童虐待のニュースの多さから生まれた物語だと思うが、題名が納得いかないしやや偶然が多過ぎで詰めも緩い、きっとこのカップルは児童虐待も育児放棄もするようになると思ってしまう。この作者は「ふがいない僕」もそうだったけれど後半の詰めが甘いような気がしてしようがない。

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2021/11/11

私もどちらかいうと、こっち側の人間だ。 今まで言葉にできていなかったが、『こっち側とあっち側』という言葉にしっくりきた。 こっち側かあっち側の人間か、確かに見てわかることがわかる。そういう動物的な感覚は確かにある。 サバイバーという言葉も、しっくりきた。 生き残った者には生き残...

私もどちらかいうと、こっち側の人間だ。 今まで言葉にできていなかったが、『こっち側とあっち側』という言葉にしっくりきた。 こっち側かあっち側の人間か、確かに見てわかることがわかる。そういう動物的な感覚は確かにある。 サバイバーという言葉も、しっくりきた。 生き残った者には生き残った者がなすべき事があると私も思う。

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2021/11/19

【推薦者】 大学院教学センター職員 中村 学史  【学生へのメッセージ】 テーマはDV・家庭内暴力について。幼少期に父親から受けた暴力、主人公史也を庇ってくれた駐在員、自身を犠牲にして守った妹に対する愛情、助けを求め続けたが耐え抜く母親の存在と母に対する劣等感。成長した後に出会...

【推薦者】 大学院教学センター職員 中村 学史  【学生へのメッセージ】 テーマはDV・家庭内暴力について。幼少期に父親から受けた暴力、主人公史也を庇ってくれた駐在員、自身を犠牲にして守った妹に対する愛情、助けを求め続けたが耐え抜く母親の存在と母に対する劣等感。成長した後に出会う自身と同じような問題を抱えた梓との出会いと自身の贖罪から抜けきれないまま伴に帰省し、その旅先で徐々に明らかになっていく真実。双方の母親も実は拭えきれない贖罪をもっていた事を知り、その事実と相容れない感情から史也と梓が徐々にお互いの感情を双方で受入れながら寄り添いその家族と過去を受入れながらも向き合い、そして未来へ覚醒していく。決して自身の境遇から逃げずに向き合い、でも過去に誇示しながら生きてきた"今”から2人で歩み出す過程と、取り巻く人物の存在が恐らくは2人をここまで育んできた事も要因にあったのかも。どこにでも存在しているかもしれない社会問題にフォーカスをあてた内容です。 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00539344

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