火のないところに煙は の商品レビュー

芦沢央(著者)

2024/01/04

新年早々ホラー・ミステリーを読む！笑

最近、モキュメンタリーホラー・
フェイクドキュメンタリー作品が増えてきて
思わず手に取ってしまう…！！

短編な感じでトントンと読み進めれて
数時間で読み切れた！
すっごく怖い…！！ってわけではなかったし、
複雑な内容ってわけでもないから読みやすかったなぁ。

2024/01/01

最終章で、5つの話が占い師に結びついたとき背筋が凍った。どこからどこまでがホントで嘘なのか。そして榊さんは、、何処へ、、 他の作品も読みたくなった。

2023/12/18

芦沢央さんだからミステリーと思って読み始めたらホラーだった。
怖かった。
第一話から第五話の短編もそれぞれゾワゾワするけれど、最終話で繋がってさらに怖い。

とてもリアルで実話なのかフィクションなのか・・・調べたらフィクションだった。

この小説のように実録を装ったフィクションのことを「モキュメンタリー」と呼ぶらしい。

2023/12/10

ホラーなのにミステリー並の伏線回収があってすごく面白い
解説の言葉を借りるのであれば「フェイクドキュメンタリーホラーの到達点」
フェイクとリアルの境界が絶妙にぼかしてあり、非常によくできた物語だと感じた

2023/12/08

　２年前から娘に勧められてた本。
当時高校受験真っ最中の中３でしたが、暇を見つけては？無理やり暇を作っては？読書してました。

　怪談でヒトコワ（人怖）。
怪談を読むのも聞くのも好きなので、オバケ的な怖さは程々でしたが、ヒトコワが、、、。でも、ヒトコワだったのか、オバケだったのか。

　思い込みの激しい人って恐ろしい。
そんな人が亡くなって霊になったら厄介だし太刀打ち出来ないので、死んで終わりじゃない気がして登場人物のその後が気になった。

2023/11/30

芦沢央さんの【火のないところに煙は】読了。
これぞフェイクドキュメンタリー小説。
ミステリと実話怪談の融合が秀逸。
怪談をミステリ要素である論理的解釈で緩和すると思いきや、逆に怖さを倍増する仕組みが見事で面白かった。おすすめ

2023/11/30

著者の身の回りで起きた実話怪談をベースにミステリ風に仕上げたフェイクドキュメンタリー作品。
短編集になっており、様々なテイストの怪異が楽しめたが、そのどれもが「ほんとにあった怖い話」よりは「世にも奇妙な物語」に近い。幽霊のような超常現象をおどろおどろしく描いたものではなく、現実では説明できない怪異を生々しく描く。
どの話も解けてほしい謎が解明されず終いだったのが後味悪いが、根拠の無い与太話として一蹴できるかといえばそうではなく、確かな緊迫感と臨場感、まさに自分が怪異に見舞われているような非日常感を存分に味わうことができる傑作だった。
また、怪異という現象そのものの恐ろしさよりも、怪異を利用し人が起こした行動や言動にゾッとする話も多く、最も怖いのは人間なのだといい意味でも期待を裏切る形で思い知らされた。
最後の書下ろしで全ての短編に繋がりがもたらされる点も見事。

2023/11/25

近畿地方の〜といい、モキュメンタリーホラーにハマりつつある。元々洒落怖や怪談が好きなので、そこにミステリーな仕掛けがあるのも楽しい。先が気になって一気読みしてしまった。自分にとってはTHEエンタメだな。

結局神楽坂の母めっちゃ気になる〜。心霊ってか人怖〜。

2023/11/18

ミステリー+怪談みたいな感じです
それぞれ独立していた別の話が最終章でつながったときはゾワッとしました
独立してる話の中にもどんでん返しがあるので、そういうのが好きな方はぜひ読んでほしい本です
個人的にはお祓いを頼む女の話が1番怖かった
最後は真相が明かされるだけで事件が解決する訳じゃないことに少しもやっとはしたけどそれが妙にリアルで怖かったのでむしろ良かったと思います。　by 娘

2023/10/31

良作。このままドラマだったり、世にも奇妙な物語などの実写化もいけそう。余談だが、タイトル的に不倫かなんかの話かと思ってたけど全然違った。
主人公が連載していた短編ホラー集は、やがてひとつの結論を導く……
また、確かにオカルトとミステリは相性がいいように見えがちで、実は論理や物語全体が釈然としなくなる（全てが怪異で片付いてしまうことがある）ことがあるように感じるが、その辺も上手いバランスを保っていたように思う。オカルトやミステリが好きならサクッと読めるのでおすすめ。