1,800円以上の注文で送料無料

声の在りか の商品レビュー

3.7

140件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2021/08/27

小学4年生を持つ母親の希和。子育て、PTA、夫への不満と悩みは尽きない。言いたいことを我慢しているうちに声に出せなくなってしまう。そんな希和がアフタースクール鐘で働くようになり雇主の要と接することで変わっていく。彼女の不安や不満は子育て経験者にはあるあるで共感し応援しながら読んだ...

小学4年生を持つ母親の希和。子育て、PTA、夫への不満と悩みは尽きない。言いたいことを我慢しているうちに声に出せなくなってしまう。そんな希和がアフタースクール鐘で働くようになり雇主の要と接することで変わっていく。彼女の不安や不満は子育て経験者にはあるあるで共感し応援しながら読んだ。希和が変わることでまた周りも変わっていくことが信じられるラストで良かった。

Posted byブクログ

2021/08/26

ママ友としての付き合いって本当にこの程度だと思う。 本当の友達のように仲良くなれるなんてほんの一部。私も主人公の希和の似た思考なので、読んでいて、旦那との関係や諸々共感できすぎて!自分の心の声を取り戻すことってとっても大事。

Posted byブクログ

2021/08/24

好きな作家さんの1人だけど 今回はあんまり…。でした。登場人物もパラパラとたくさん出てきて 中途半端な感じだし 読んでても 中々 ページが先に進まない感じ。タイトルからすると 自分の気持ちを 言葉にして相手に伝える事が大切って事なんだろうけど 最後は子育ての話しになってたし…

Posted byブクログ

2021/08/21

勉強はチケット! 遠い場所でも近い場所でも、自分の好きな場所に行ける。 背中を押してくれる言葉がいっぱいありました。

Posted byブクログ

2022/09/23

自分以外の人って、 夫婦や家族という近しい人であっても 何を考えて(何を思って)いるのか、全くわからないですよね。 人間関係のややこしさは そもそも"そこ"から始まっているのだから、 "ややこしくなって当たり前"なのだろうな〜って思います。 それを少しでも避けるには コミュニケ...

自分以外の人って、 夫婦や家族という近しい人であっても 何を考えて(何を思って)いるのか、全くわからないですよね。 人間関係のややこしさは そもそも"そこ"から始まっているのだから、 "ややこしくなって当たり前"なのだろうな〜って思います。 それを少しでも避けるには コミュニケーションを取ること、 つまり 会話(対話まで)できれば、 「そんなこと考えて(思って)いたのー!」って 気づいたりできるのだけれど、 会話すらできる機会がない、とか 心が開けていない(薄い)関係だと ますます難しい。 私も 人とコミュニケーションとるのは苦手な方です。 薄い関係だと特に。 相槌打ってるだけ。 それで 後からすごく疲れる。 でも 自分の考えや"信念"を持っていないわけでもない。 それを 自分から話したりすることは滅多にないけれど、 "ブレないように"していたいと思っていますし、 それをもっと"豊かに育てていきたい"と思っているからこそ、 私は 読書が好きなのかもしれません。 感想になってないみたいですけれど...... 主人公の日常に、想いに、 とても共感できました。

Posted byブクログ

2021/08/20

アウトプットは苦手。 上手く言えずに、かえって誤解を生んでしまう気がして怖いから。 でも、せめて自分だけでも 自分の声に耳を傾けて 少しずつでもアウトプットしていきたい。

Posted byブクログ

2021/08/18

この人は、今の世の中の生き辛さを、日々の暮らしに困っているわけでも孤立しているわけでもないけれど、ふとした瞬間に感じてしまう生きづらさを切り出すのが本当に上手い。 そんな生きづらさは、自分に対して不正直になることと引き換えになかったことにしてしまえば、少なくともその時は楽になれる...

この人は、今の世の中の生き辛さを、日々の暮らしに困っているわけでも孤立しているわけでもないけれど、ふとした瞬間に感じてしまう生きづらさを切り出すのが本当に上手い。 そんな生きづらさは、自分に対して不正直になることと引き換えになかったことにしてしまえば、少なくともその時は楽になれるし、私もそうしていろんなことを無かったこと、見なかったことにしてしまってきた気がする。 そんな私に、そんなことしてきたらいつかもっとしんどくなりますよ、と優しく教えてくれた一冊。

Posted byブクログ

2021/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言わずに言葉を飲み込むのはよくあることだ。言うと空気が悪くなる、言っても無駄…などと言い訳して。でも、言わなくては何も伝わらないし変わらない。主人公・希和は、とても真面目だ。息子の学校の保護者会でボス的な保護者に対して、家事育児は女がするものだと決めつけている夫に対して、一生懸命考えて伝えようとした。すぐには変わらないけれど少しずつ変わっていくだろう。自分もがんばろうと思えた。

Posted byブクログ

2021/07/30

寺地はるなさんの新作は、日常に息苦しさを感じる人に向けた物語。息子と夫と暮らす主婦の希和は、民間学童『アフタースクール鐘』で働くうちに、自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く… 夫の小言や息子の学校のママ友に、心の中で思っていることを言えないもどかしさがありつつ...

寺地はるなさんの新作は、日常に息苦しさを感じる人に向けた物語。息子と夫と暮らす主婦の希和は、民間学童『アフタースクール鐘』で働くうちに、自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く… 夫の小言や息子の学校のママ友に、心の中で思っていることを言えないもどかしさがありつつもなかなか自分を変えれない不器用な希和、ストーリーが進行するにつれてどんどん応援したくなってくる。ラストはすっきりするので読後感はいい。

Posted byブクログ

2021/07/10

同調圧力に流されないでいるのは難しい(流されたほうが楽だし、多数側にいるほうが安心だから)し、良識のある人が生きづらい世の中でもある。でも、立ち止まって考え、自分の言葉を持つことの大切さが伝わってくる。

Posted byブクログ