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准教授・高槻彰良の推察(6) の商品レビュー

4.1

52件のお客様レビュー

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2021/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ムラサキカガミ」思い出してしまったではないか。 大人だからセーフだとしても、やはり背筋がぞわっと来てしまう。 子ども時代に感じた恐怖を覚えているからだろう。 そして、最近は「本物」への遭遇率の高い尚哉たちである。 前回の命がけの展開を少し引きずったまま(高槻先生のワンコぶりが本調子でないまま)始まる6作目。 今回は鏡に纏わる話と、追いかける女性の恐ろしさについて。 前回を引きずっているのと、高槻先生のご実家絡みの話もあるので、前作とはまた違った意味で油断できない読書だった。 心安まる暇がない。 「ジェットババア」や「ムラサキカガミ」の講義は今回も楽しく読んだが、特に今回のムラサキカガミは「本物」の話。 そして命の危険性を伴う展開に。 不穏さと一緒に危険さも上がってしまったか。 前作のお祭りを再び生きて脱出した尚哉には、そんな「本物」の気配を感じる力も追加されたと思われる。 まだ腕力では全然高槻先生を守れない尚哉にとって、身を護る武器となってくれるといいが。 幸い先生の中にいる存在は先生の敵にはならないようだが、決定的に分かり合えない・譲れない部分もあるのでやはり油断はできない。 だから、尚哉はこれからも傍にいなくてはいけない。 高槻先生との約束を果たすためにも。 そして、おそらく自身の信念のためにも。 これは尚哉の頼れる度爆上げフラグが立ったかも。 楽しみである。 そして遅ればせながら、ドラマ化おめでとうございます! 高槻先生がどなたになるのか全く想像できませんが、こちらも楽しみにしております!

Posted byブクログ

2021/05/30

前巻のお祭りの振り返りからの、お化け屋敷、人面瘡、紫鏡。高槻の親戚や、母が出てきたり、もうひとりのぼく的なのが出てきたりと色々あった。今回は佐々倉の登場は控えめだったなー。紫鏡の話は子供の頃何かの雑誌の怖い話特集みたいなので読んだなぁ。今後は高槻家の関わりももっと深くなっていきそ...

前巻のお祭りの振り返りからの、お化け屋敷、人面瘡、紫鏡。高槻の親戚や、母が出てきたり、もうひとりのぼく的なのが出てきたりと色々あった。今回は佐々倉の登場は控えめだったなー。紫鏡の話は子供の頃何かの雑誌の怖い話特集みたいなので読んだなぁ。今後は高槻家の関わりももっと深くなっていきそうで、怖くもあり、気になりもする。

Posted byブクログ