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准教授・高槻彰良の推察(6) の商品レビュー

4.1

52件のお客様レビュー

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2024/09/01

嘘を聞き分ける耳をもつ大学生・尚哉と都市伝説や怪異を研究する教授・高槻のシリーズ6作目。 前作のラストの話で、記憶を失ってから体調を崩していた高槻を心配する尚哉。ちょうど依頼のあった"遊園地のお化け屋敷"の怪異について、普段とは逆に尚哉が積極...

嘘を聞き分ける耳をもつ大学生・尚哉と都市伝説や怪異を研究する教授・高槻のシリーズ6作目。 前作のラストの話で、記憶を失ってから体調を崩していた高槻を心配する尚哉。ちょうど依頼のあった"遊園地のお化け屋敷"の怪異について、普段とは逆に尚哉が積極的に調査に誘うことに。これまでの家族や友人との関係から縁のなかった遊園地を、この機会に楽しむ尚哉とそれを見守る高槻、佐々倉、瑠衣子がほほえましい。怪異の真相もオチが良かった。 「肌に宿る顔」では、高槻の疎遠になっていた従弟・優斗から婚約者の肌に人面瘡ができたと相談がきて、高槻と尚哉が婚約者のもとを訪れることとなる。人面瘡を訴えることになったこの女性が育ってきた境遇がただただ不憫。真相が表には出なかったが、今後両親から軟禁レベルのような扱いを受けるのではと思ってしまう。 「紫の鏡」では、本物の怪異がまた登場する。依頼人・志穂の実家の旅館にあるという"紫鏡"の調査依頼を受けた高槻と尚哉。志穂の母たちは自業自得の部分もあるかもしれないが、取り込まれた人たちがどうなったかが不気味。敵でもあり、味方でもある"もうひとりの高槻"。

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2024/08/01

高槻先生のいとこ、優斗が登場。自分に気づいてくれた、高槻先生との記憶を、抱きしめながら生きてきた百合子さん。自分は歪んだ鏡だ。自分をみてほしい。でも、百合子をいつだってみてくれて、心配してくれた未華子さんがそばにいた。「肌に宿る顔」はいい話だった。 高槻先生の中のもう一人は、味方...

高槻先生のいとこ、優斗が登場。自分に気づいてくれた、高槻先生との記憶を、抱きしめながら生きてきた百合子さん。自分は歪んだ鏡だ。自分をみてほしい。でも、百合子をいつだってみてくれて、心配してくれた未華子さんがそばにいた。「肌に宿る顔」はいい話だった。 高槻先生の中のもう一人は、味方なのかもしれない。今回の尚哉はかっこよかった。―ほら。大丈夫だったでしょう 僕が覚えてたから。知れたでしょう

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2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長野での祭からの帰還後のエピソード3編。サブタイトルにもある「鏡」がそれぞれの話のキーワードになっていて、一冊をまとめあげる芯になっていたと思う。 「お化け屋敷の幽霊」は長野のショックから高槻先生と深町くんの日常に戻る位置づけのエピソード。皆でワイワイとエンタメを楽しむ姿、大分ほっこりする。やっぱり、ちょっと霊感ありそうな佐々倉さん好きだなあ。「肌に宿る顔」は一転、「天狗様」だった高槻先生の過去に踏み込む。謎や疑念の多い高槻家だけども、いとこの優斗は普通に良い人そうなのが救いだ、と読後感として抱いている。高槻ママの実物も出てきたが、今はそんな感じなのか。今後も登場するのだろうか。 3編目の「紫の鏡」は、ガチの怪異だった。長野のあの後にホンモノがくるとは思わず、密かにびっくり。そして高槻先生の中にいるもう一人に対する、深町くんの解像度が上がっていっている。確かに、何かしら高槻先生に対して執着がありそうなんだよなあ。もう一人と、深町くんとの絡みも今後あったりするのだろうか。なにはともあれ、「記憶の外部メモリ」としての新な関係性に進展した高槻先生と深町くんの物語はどんどん面白くなっていて目が離せなくなっている。

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2024/07/01

Amazonオーディブルで聴いた。 面白かった。  高槻を天狗様と呼ぶ女がだいぶイカれてて怖かった。 高槻が全部忘れても、自分がずっとそばにいて全部覚えていると約束する深町…プロポーズなの?(^_^;)

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2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】第一章 お化け屋敷の幽霊/第二章 肌に宿る顔/第三章 紫の鏡 第二章の狂気は、お化け屋敷より怖い。 第三章では、高槻の中の彼が助けてくれたわけだが、その彼が過去を思い出すのを邪魔しているということは、思い出すのは高槻のためにならないと彼が考えているのだといえよう。どれほど怖い過去なんだろうか。あの母親の狂気よりも恐ろしいものなのか。

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2024/05/28

先生の人間関係にふかまち君が踏み込んでいけたのがとても嬉しいです。 グイグイ話を進めてもらえるのは、購入意欲に繋がります! これからも楽しみにしてます。

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2024/05/25

第1章は、この時期にぴったり、夏の風物詩、お化け屋敷が舞台でした。不確かですが、私の記憶では、「富士Qに似たようなのがあったような」と思いました。私は絶叫系もお化け屋敷もダメなタチなのであまり遊園地に縁がありませんが。登場人物たちと一緒に楽しんでいるように感じられました。 第2...

第1章は、この時期にぴったり、夏の風物詩、お化け屋敷が舞台でした。不確かですが、私の記憶では、「富士Qに似たようなのがあったような」と思いました。私は絶叫系もお化け屋敷もダメなタチなのであまり遊園地に縁がありませんが。登場人物たちと一緒に楽しんでいるように感じられました。 第2章では、高槻先生のいとこ登場しました。結婚を前に何やら不穏なことがおきているようで…。先生が「天狗様」だった時代を知る者はあまり登場しないので、不謹慎ですが、また新たな情報を得られるのでは…と思って期待しちゃいます。 第3章『紫の鏡』は私もこの本を読むまで忘れていましたが、「20歳まで覚えていると死ぬ」という怪談についてでした。20になってから読んでよかったです…。迷信とわかっていても、怖くて眠れない夜を過ごしていたと思います。 やはりこのシリーズの醍醐味はたまに「ホンモノ」のかいいが出てくるところです(*^^*)

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2024/04/23

だんだんと1話完結より、彰良先生の秘密に迫ってきてる。 人面瘡で、いとこが出てきて、最終的には和解。私は50過ぎても〇〇ちゃん、〇〇くん呼びだけど(笑 お化け屋敷でも、高槻と意気投合するプランナーも出てきて、味方が少しずつ増えてくれるのかな。 もう一人の高槻が、かなり意思を表現し...

だんだんと1話完結より、彰良先生の秘密に迫ってきてる。 人面瘡で、いとこが出てきて、最終的には和解。私は50過ぎても〇〇ちゃん、〇〇くん呼びだけど(笑 お化け屋敷でも、高槻と意気投合するプランナーも出てきて、味方が少しずつ増えてくれるのかな。 もう一人の高槻が、かなり意思を表現してきてて、この先どうなるのか楽しみ。

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2024/04/20

ムラサキカガミは私が子供の頃にもあったなぁ…二十歳になるときには全然意識してなかったと思うけど、聞いた当時はそれなりにぞっとして怖かった気がする。 目を凝らせば意外とすぐそばに異界は開けているのかもねぇ お化け屋敷やや苦手なんだけどんだけど久しく行ってないしちょっと行ってみたく...

ムラサキカガミは私が子供の頃にもあったなぁ…二十歳になるときには全然意識してなかったと思うけど、聞いた当時はそれなりにぞっとして怖かった気がする。 目を凝らせば意外とすぐそばに異界は開けているのかもねぇ お化け屋敷やや苦手なんだけどんだけど久しく行ってないしちょっと行ってみたくなった。

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2024/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お化け屋敷の話、夕飯の時に佐々倉さんが見たものについて高槻先生が色々聞いたりハイテンションになったりして佐々倉さんだけが青ざめそう 大型犬モードがまた見られてホッとした ピタリと足を止めて無言でスマホを取り出し佐々倉さんに電話する高槻先生大好き 天狗様の話は荒れそうだなと思ったけど意外な結末。彼女のことを見なかった家族が彼女を狂わせてしまった 「もう一人の高槻」の出現率が高まってるし、主張が強くなってきている その正体がめちゃくちゃ知りたい 執着心強めなの推せる

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