死にたがりの君に贈る物語 の商品レビュー
ラノベ的にさくさく読めるし面白い作品ではあった。ミステリとして読むとそこまでではないが、この作品は若い人たちへの大切なメッセージが織り込まれていることを踏まえればミステリとして読むのが間違い。若い人に読んでもらいたい作品。
Posted by
ベストオブけんご大賞でこの本の存在を知った。 『推しや譲れない何かがある人は絶対に読んでください!!』 推しを推してるヲタクとして読まずにはいられなかった。これは凄い。もし少しでも気になってる人がいたら是非読んで欲しい。
Posted by
青春ミステリーという帯コメから、ミステリー要素を期待していたのですが、舞台設定の割にはミステリー要素が少なく、少し物足りなく感じました。 しかし、青春系の要素が強いので、読後の爽快感はオススメできます。
Posted by
ミリオンセラーシリーズの著者が死んだ。 そのファンが自殺を図った。 ファンたちでシリーズの最後を辿る物語。 死にたがりの自分が言うのもなんだが、周りの人に関しては早まらないでほしい、と思う。死んでしまったらもうどうにもできないから。 自分に何かできるだなんて思い上がりだけど、なん...
ミリオンセラーシリーズの著者が死んだ。 そのファンが自殺を図った。 ファンたちでシリーズの最後を辿る物語。 死にたがりの自分が言うのもなんだが、周りの人に関しては早まらないでほしい、と思う。死んでしまったらもうどうにもできないから。 自分に何かできるだなんて思い上がりだけど、なんか出来たらとは思うので。私なんかに相談する人もいないだろうけど。 小説や映画、漫画の新作が楽しみで生きながらえる、というのはとても共感できる。少し先の未来に楽しみがあるだけで、一日一日を生きながらえられる。 廃校に集まった人たちは、誰かのためにと動ける人々。誰かのために動くけど、自分のこともないがしろにしない人々。自分の立場をわきまえられ、後に託せる人々。 それって本当にすごいと思う。自分に期待してしまうのが人間なのかな、って思うし、それを抑えて、自分の力を適切に判断して行動できるのは本当にすごい。 自分がその人を救いたいけど、その人を救えるのは別の人。それを受け入れられるのがすごい。
Posted by
ミマサカリオリ。全国的熱狂ファンを持つ、超人気覆面作家。大人気シリーズ『Swallowtail Waltz』の完結目前に、彼女の訃報が告げられる。 彼女の死を受け、熱狂的ファンのある16歳の少女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と、自殺未遂を起こしてしまう。 未...
ミマサカリオリ。全国的熱狂ファンを持つ、超人気覆面作家。大人気シリーズ『Swallowtail Waltz』の完結目前に、彼女の訃報が告げられる。 彼女の死を受け、熱狂的ファンのある16歳の少女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と、自殺未遂を起こしてしまう。 未完の作品の結末を探るため、ミマサカリオリのファン7人の男女が、ある山中の廃校に集まり、作品の物語をなぞりながら共同生活を始める。 そこで事件が起きて……という青春ミステリ。 謎が解き明かされていくストーリーに引き込まれます。 作中に出てくる『Swallowtail Waltz』がとにかく読んでみたくなりました。 最後のページが本当に胸にグッとくる。 そのページに辿り着けたことが、すべて。 あとがきが、また良いのです。 物語には人を救う力がある。 そう感じずにはいられない。 きっと誰かを支え、助けてくれる。 本の力を感じる感動がそこにありました。 本当にいろんな意味で、愛ってすごい! 10代の方に、特にオススメです。 必要な人に届くといいな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
TikTokで話題の「けんご大賞」受賞作。 熱狂的ファンを持つ作家の訃報。最終巻を待ち望んでいたコアなファンによる物語をなぞった廃校舎での共同生活。未完作品の結末を求めるその生活。メンバの中に後追い自殺未遂を起こした16歳の少女がいて…という物語。 不自由で不便だけど不思議と居心地のいい共同生活。それぞれに現実生活の中で困難を抱える彼らの変化、そして明かされる秘密。切望してやまない最終巻を彼らは手にすることができるのか。 物語が掬い、そして救えるものがある。そのかすかな希望のために人は自分だけの物語を求めるのだろう。 その決断はキケンよね、と思うところもあり責任の所在とかいろいろ現実的なことを考えてしまうけど、少なくてもこの物語に救われる傷はあるだろう。 物語にしか救いえない心があるから、この世界から物語が無くなることはない。
Posted by
YouTuber、政治家、芸能人… 誰かしらが何か行動を起こす度に、すぐ炎上したり、誹謗中傷が殺到してしまう今日。正直私は、気に入らないんだったら見なければいいのに、コメントを投稿しなければいいのに・・・って思ってしまう。 自分が放ってしまった言葉で、会ったことすらない人達ま...
YouTuber、政治家、芸能人… 誰かしらが何か行動を起こす度に、すぐ炎上したり、誹謗中傷が殺到してしまう今日。正直私は、気に入らないんだったら見なければいいのに、コメントを投稿しなければいいのに・・・って思ってしまう。 自分が放ってしまった言葉で、会ったことすらない人達まで傷つけていることを自覚するべきだ。何気ない一言も誰かの心を苦しめ、最悪の場合、死に追いやってしまう可能性だってある。 使い方を間違えてしまえば 「言葉は人が常に持ち歩いている刃物だ」
Posted by
第5回未来屋小説大賞ノミネート作品。 著者の突然の訃報を知り、未完の大作「Swallowtail Waltz」の結末を知るため、山奥の廃校で7人のファンが共同生活をする。 読みやすい。途中で澱むことなく最後まで一気に読める。 「Swallowtail Waltz」が読んでみた...
第5回未来屋小説大賞ノミネート作品。 著者の突然の訃報を知り、未完の大作「Swallowtail Waltz」の結末を知るため、山奥の廃校で7人のファンが共同生活をする。 読みやすい。途中で澱むことなく最後まで一気に読める。 「Swallowtail Waltz」が読んでみたい!と思いました。 「Swallowtail Waltz」みたいに、この本があったから今生きている。ブクログやっている人には皆そんな本があると思う。 本編は10代向け。 細かいことは気にしないで、ツッコミどころはすっ飛ばして楽しみましょう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白くないわけではないのだが、そこまで引き込まれなかった。 本の中にでてくる、多くの人を魅了する小説と言うのが、ピンとこないし、その小説によって生き方が変わっている人にも共感できなかった。 それほどすごい小説が存在するなら、読んでみたいなと思った。 きっと、若い人向けの本なのだろう。 もう少し若い時に読んだとしたら、違った感想をもったのかもしれない。
Posted by
ミマサカリオリはプロフィールが謎に包まれたベストセラー作家であり、全6巻のうちの最後の1巻を発表することなく、訃報がSNS上で家族の手によって発表される。「最後の1巻の結末を知る」という名目で、ファンサイトに登録していた7人が集められ、物語を展開をなぞるように、廃校での生活を始め...
ミマサカリオリはプロフィールが謎に包まれたベストセラー作家であり、全6巻のうちの最後の1巻を発表することなく、訃報がSNS上で家族の手によって発表される。「最後の1巻の結末を知る」という名目で、ファンサイトに登録していた7人が集められ、物語を展開をなぞるように、廃校での生活を始めることとなる。 リーダビリティが良く、最初から謎を散りばめた書き方をしているため、読み進めるのが楽しい。しかし明かされる真相は途中で予期していた通りのものであり、特に驚きは無かった。
Posted by