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カード師 の商品レビュー

3.4

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    4

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2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一気読みしてたらまた違ったかもだけど、何日かに分けて読んだので、途中で登場人物がこんがらがって、よく分からなくなってしまった。ポーカーやタロットや占いや神話やいろんな情報が出てきて、面白かったんだけど、やっぱ難しかった。謎の闇ポーカーに巻き込まれたのはめちゃめちゃ怖かったし、幼少期の児童養護施設での話や佐藤の過去の話は興味深かった。人間のあり方。世界のあり方。長い小説を読む力がなくなってる気もする。これが老化なのか。

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2024/04/29

前半までテンポ良く読めて面白かったのだけど、だんだん描写の長さが辛くなり、ポーカーや文書のくだりはザクザクと大胆に読み飛ばしてみたけど、まぁ問題なかったです。ちょっと私には難しかったな。

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2023/12/18

私の理解力不足か、何が言いたいかわからん。 占い師とイカサマディーラーをしてる主人公に降りかかる奇妙な依頼。オウム真理教だ、ギリシャ神話だ、悪魔だと出てきて、ただただ読むのがしんどかった。

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2023/12/02

カードの知識がほぼなくて、興味がないのでクライマックスであろう闇カジノでのポーカーは「大変そうやねー」と文字を追うのみでした。 主人公の過去の施設での話、借りた本の話が長くて今何してるんやっけ?と見失うことしばしば。。 生きるのって大変で神経尖らせてないと騙されるんだなとぼん...

カードの知識がほぼなくて、興味がないのでクライマックスであろう闇カジノでのポーカーは「大変そうやねー」と文字を追うのみでした。 主人公の過去の施設での話、借りた本の話が長くて今何してるんやっけ?と見失うことしばしば。。 生きるのって大変で神経尖らせてないと騙されるんだなとぼんやり思って終わりました

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2023/12/01

タロットやトランプなどカードを自由に扱う占い師。違法カジノのディーラーでもある主人公が、ある組織からの依頼を受けたことから日常が一変する。最初は、詐欺師の痛快エンタメと想像していたのだけれど違った。いろいろな知識が出てきたけど流し読みした。

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2023/06/12

中村文則さんの小説を初めて読んだ。 主人公のタロット占い師が、ある会社の社長の専属の占い師になる。 しかし、この主人公は常に不穏な死と隣り合わせの生き方をしており、様々なよくわからない人々が登場し、たまに死ぬ。 最後までよくわからないままだったが、途中の全財産をかけたポーカーのシ...

中村文則さんの小説を初めて読んだ。 主人公のタロット占い師が、ある会社の社長の専属の占い師になる。 しかし、この主人公は常に不穏な死と隣り合わせの生き方をしており、様々なよくわからない人々が登場し、たまに死ぬ。 最後までよくわからないままだったが、途中の全財産をかけたポーカーのシーンは読ませる展開だった。 ストーリーにのめり込みすぎて、電車の中で読んでいたのだが、途中、自分がどこに向かっていてどの駅で降りなければいけないのかを忘れるほどだった。

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2023/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オカルトが好きなので楽しめた。ストーリーもシンプルでリラックスできる。 歴史的なティップスもあり、また本編のストーリーの暗示や象徴なども随所に散りばめられていて面白い。 一番のハイライトはポーカー対決かな。心理描写が興味深かった。 しいていうなら、装丁が微妙。ちょっともっさりしている。せっかくかっこいい雰囲気を醸し出そうと思えばできるような設定と内容なのに。これだと、手に取る世代がかなり限定されてしまうと思う。 タロットやトランプはデザインも魅力の一つなので、それを題材にしている本書のデザインが野暮ったいのは何気に残念?

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2023/04/30

中村さんの作品には、すごく緊張して読む場面が出てくる。今回はカジノRでのポーカーの場面。一枚のカードで運命が大きく変わるのをドキドキしながら読んだ。ポーカーこと知ってたらもっと楽しめたかも。

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2023/04/05

序盤は同著者の『掏摸(すり)』にストーリーの筋が似てると感じた (アウトローな主人公が巨悪に命や人質取られ無茶な命令されて翻弄されていく…みたいな) 物語に出てくるポーカーとかタロット占いが好きだけど、幾分話が形而上的で難解(特に神話や魔女狩りを絡めた部分) 中盤はカイジもビック...

序盤は同著者の『掏摸(すり)』にストーリーの筋が似てると感じた (アウトローな主人公が巨悪に命や人質取られ無茶な命令されて翻弄されていく…みたいな) 物語に出てくるポーカーとかタロット占いが好きだけど、幾分話が形而上的で難解(特に神話や魔女狩りを絡めた部分) 中盤はカイジもビックリな闇のポーカーゲームとそこで何とか負けまいとする主人公にこっちも手に汗を握った ポーカーでイカサマをする描写はやはり『掏摸』で主人公が街中でスるシーンを彷彿とさせる細さで、カッコよかった 全体を通して、カードをめくる行為に神秘さを感じ、それが先が分からない世の中とリンクされており、その不確定さこそが希望でもあるんだと感じさせられた。 正にこんな世の中だからこそ読んで良かったと思った。

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2022/11/11

占いを信じない占い師が、信じることはどういった 意味があるのかと、自分に問い正す作品です。 主人公の表の顔は、占い師。裏の顔は違法賭博場の ディーラー。破滅に向かっていく人たちの心理描写が凄く濃かったです。降りたくても降りれない、ギャンブラーたちとの駆け引き。イカサマ上等の世界で...

占いを信じない占い師が、信じることはどういった 意味があるのかと、自分に問い正す作品です。 主人公の表の顔は、占い師。裏の顔は違法賭博場の ディーラー。破滅に向かっていく人たちの心理描写が凄く濃かったです。降りたくても降りれない、ギャンブラーたちとの駆け引き。イカサマ上等の世界で、何を見たのか、とても感慨深い作品でした。 ポーカーのルールをもっと知った方が、作品にもっと深く入り込めたのかなと感じました。

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