烏百花 白百合の章 の商品レビュー
大好きなシリーズなので面白かったけど、前作の外伝の方が好きかも。主要キャラがあまり出てこなかったことが物足りない。 うち一編「おにびさく」の鬼火燈籠は素敵でした。
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八咫烏シリーズ9作目。外伝、短編集。全8章。 第2部があのように不穏に包まれて終わった後のこの外伝のホッコリした雰囲気。ああ、やっぱりこの世界楽しいなぁ、と思わされました。外伝はストーリーよりキャラクターが動く話が多くてニマニマしがち。とはいえ、主要登場人物ではない人々の話も多か...
八咫烏シリーズ9作目。外伝、短編集。全8章。 第2部があのように不穏に包まれて終わった後のこの外伝のホッコリした雰囲気。ああ、やっぱりこの世界楽しいなぁ、と思わされました。外伝はストーリーよりキャラクターが動く話が多くてニマニマしがち。とはいえ、主要登場人物ではない人々の話も多かったけどね。 「かれのおとない」 勁草院時代、茂丸の実家にてその地域や家族とふれあう雪哉。茂丸の一番下の妹、みよしから見た大好きな雪哉お兄ちゃんが語られる。 民草の中にあたしら家族がいるってことをわすれないでいて。 「ふゆのことら」 市柳はそこそこの身分でそこそこの腕や頭あって、なにになるか決めかねている。彼から見た、能力隠していた頃の雪哉。 「ちはやのだんまり」 妹の結からいい人を紹介される千早、そして明留。明留は千早に変わり相手の男の心根を試そうとするが千早は全くしゃべろうとしないー。 「あきのあやぎぬ」 西本家の様子が十九人目の妻になった環の目から語られていく。 「おにびさく」 西家のお膝元で鬼火灯籠を作る職人の成長する様子と、大紫の御前の描写。 「なつのゆうばえ」 大紫の御前が若かりし時の南家の魑魅魍魎。 「はるのとこやみ」 東家領で能力を認められ竜笛を吹く双子。弟の才を羨む兄目線。しかし弟は見事なまでに長琴を弾く浮雲に身分違いにもかまわず音を介して関わり始める。 「きんかんをにる」 大紫を避け宮中ではない場所で育つ奈月彦の娘。金柑を2人で煮る様子が描かれる。まださほど荒んでいない雪哉出てくる。
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短編集。 茂丸を失い自分を無くし、姫の誕生に涙した雪哉。 楽園の烏で20年が経っていて彼の変化に驚いたので、短かったけれどきんかんをにるがよかったです。
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回し灯籠の短編が一番好きだった。 今回は市井の人々の話が中心。 世界観はとても好きなんだけど… 何だか人物が薄っぺらくて飽きてしまう。 その世界に生きる人物が何を考えてどう動くのかというより、 ファンタジー等でよく出てくるキャラに「雪哉」「若宮」とラベリングされただけのように感じた。 メディア化する際には分かりやすくて楽なんだろうけれど… 読んでいてキャラに深みがない。 何だかな………
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短編集なのに借りたり返したり、えらく時間がかかってしまった。もちろん番外編なのでちょっとしたエピソードばかりだが、この後に関わってくるものもあるのだろう。 かれのおとない(雪哉×茂の妹みよし) ふゆのことら (一柳×雪哉) ちはやのだんまり(千早×妹結×シン) あきのあやぎぬ(...
短編集なのに借りたり返したり、えらく時間がかかってしまった。もちろん番外編なのでちょっとしたエピソードばかりだが、この後に関わってくるものもあるのだろう。 かれのおとない(雪哉×茂の妹みよし) ふゆのことら (一柳×雪哉) ちはやのだんまり(千早×妹結×シン) あきのあやぎぬ(なぜ彼は多くの妻を?) おにびさく (鬼火灯籠職人) なつのゆうばえ(大紫の御前娘時代) はるのとこやみ(長琴の弾き手の真実は?) きんかんをにる(奈月彦×姫宮×雪哉一部浜木綿)
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「かれのおとない」 死を知らされた。 末の子が機転をきかせて行動しなければ、与えられたもののせいで醜い争いを続けて家族も離散してたかもな。 「ふゆのことら」 試合はボロボロ。 本人は軽い気持ちで発した言葉であったとしても、誰が言っているかによって捉えられ方は変わってしまうな。 ...
「かれのおとない」 死を知らされた。 末の子が機転をきかせて行動しなければ、与えられたもののせいで醜い争いを続けて家族も離散してたかもな。 「ふゆのことら」 試合はボロボロ。 本人は軽い気持ちで発した言葉であったとしても、誰が言っているかによって捉えられ方は変わってしまうな。 「ちはやのだんまり」 妹の相手と会う。 噂や勝手な想像で作り上げた相手を見ていたら、大切な部分を見落としてしまい真実を知れなかっただろうな。 「あきのあやぎぬ」 知らなかった事。 夫婦だからと言って全てを把握しているわけではないとはいえ、住処に関わる話は相手にも伝えるべきだろう。 「おにびさく」 自信のない者は。 職人である限り技術や経験が自分よりもある相手など山ほどいるだろうが、そこで個性を出せるかが勝負だろ。 「なつのゆうばえ」 仲間を見つけた。 もしも贈り物に意味を込めていたのであれば、それをもらった時に何を感じるのか少し考えれば分かるだろう。 「はるのとこやみ」 通じた想いとは。 本当に愛した者と子をなしていたのであれば、瓜二つの姿を見た時の反応は全く違うものだったのではないか。 「きんかんをにる」 父と娘の時間に。 毒見役すら欺くことが出来るものを盛るなんて、相当な知識を持っていなければ実行することは不可能だろう。
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本編の登場人物やその人物を取り巻く人々のサイドストーリー。 アニメは見たが本編を読んでいないので人物相関図はありがたかった。 この世界は古の日本を彷彿とさせるのだが、登場人物の言葉遣いが、現代っ子ぽさを感じるところがあり、やや違和感を覚えたが(表現したい世界観に言葉が追いついて...
本編の登場人物やその人物を取り巻く人々のサイドストーリー。 アニメは見たが本編を読んでいないので人物相関図はありがたかった。 この世界は古の日本を彷彿とさせるのだが、登場人物の言葉遣いが、現代っ子ぽさを感じるところがあり、やや違和感を覚えたが(表現したい世界観に言葉が追いついていないような印象) 本編を読むのが楽しみになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
八咫烏シリーズの世界観に深みが増すような外伝集。比較的、地方にまつわる話が多かったかなという印象。郊外の人から見た山内はふしぎと新鮮で、本編のメインキャラクターはなんだかんだいってほとんど貴族ないし中央で活躍する人々なんだよなあと思い出した。 以下お話ごとの所感 かれのおとない……少女からみた雪哉の描写が新鮮。大切なものの喪失と向き合うとき、ひとりでは難しいよねと思う。 ふゆのことら……少年からみた垂氷時代の雪哉。前話につづいて幕間が埋められて、雪哉の行動原理がすこし捉えやすくなった気がする。 ちはやのだんまり……終始笑いながら読めた。ふたりがそれぞれ偏見を持たないようにしたり相手へ礼儀の基準を合わせる努力をしたりしてるというのに千早、ひとの頑張りにタダ乗りするな。笑 あきのあやぎぬ……西本家って山内の良心を司ってたりするのかしら。前話の姉弟といいノブレスオブリージュを地でいく人たちらしい。もしくはやらぬ善よりやる偽善というやつか。奈月彦の性格は金烏の全能感由来かと思っていたけどひょっとすると西家で過ごしてた影響も大きそうと思い始めた。個人的には受け入れられないと感じる気持ちも大事にして欲しいなと思う(矜恃こそ人間の核だと思うので)けど、両方の意見をしっかりぶつけ合ってくれたのが良かった。 おにびさく……大紫の御前って、良くも悪くも細かいところをよく見れる人なんだなあと思う。偏執してなければ有能なお人なのだろう。 なつのゆうばえ……推し活は用法容量を守ってしようねと身につまされる話。病んでる時に出逢って沼るのは、わかる。 はるのとこやみ……単ぶりに東家の原液を浴びた感じがする。普段は雪哉が貴族の立場を渋々で使っている様子を目にすることが多いので、ここまで潔く特権を振り翳しているともはや感心すらできる。これまでの話の中でもさまざまな貴族の立振る舞いの形を見てきたぶん一層そう思う。 きんかんをにる……人の上に立つ者としての姫宮の仕上がりっぷりと、初期に比べてすっかり只人に落ち着いてしまった奈月彦で、嬉しくなったり切なくなったり、いろいろな味がする。
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あとがきで作者自身が語られているように、第2章から見ると、古き善き時代の物語です。 かれのおとないで始まり、 きんかんをにる、で終わる… 泣けます。
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番外編の短編集。 人の気持ちの描写がきれいで、世界観と相まって切ない気持ちと和む気持ちがわいてきます。
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