月下のサクラ の商品レビュー

柚月裕子(著者)

2021/08/09

県警の特殊情報部隊に配属された女性警官が、県警で起きた不祥事の真相に迫っていく作品。作者の代表作である孤狼の血のようなハードで生々しい作品を期待すると正直ガッカリするが、女性目線から見た警察内部の人間関係の描写などは面白い。

2021/07/30

新米スペカン（特別捜査官）が多くを語らない上司を信じて、警察の闇に迫っていく。途中から一気に読まずにはいられなかった。

2021/07/27

「朽ちないサクラ」のシリーズ編。
もちろん、前作を読んでいなくても楽しめる。
なにしろ、すっかり前作を忘れていて、徐々に記憶が蘇ってきたのだから(汗)

よく考えるとなんだか無理なストーリー展開のような気もしないでもないけれど、テンポよく進んで重ね満足。

次回作は、体を張らず、機動分析係を生かした科学的でかつ頭脳戦プロットを希望！

2021/07/26

ストーリーに既視感を覚える、ありがちな結末だった。柚月先生の作品なので抱いていた期待感が大きすぎたかも…

2021/07/23

　てっきり前作を既読済かと思っていたけど、うっかり読み忘れてた今作からのスタートとなりました。

　プロファイリング等を扱う機動分析係を志望していた泉だったが、実技試験に失敗してしまう。だが、係長の黒瀬の強い推薦で無事機動分析係への転属が決まった。
　コネと揶揄されるも、持ち前の記憶力で周りを少しずつ認めさせていく。そんな中、警察署の金庫から約一億が盗まれて…

　黒瀬の刑事魂をしっかりと受け継ぎ、泉の無鉄砲だけど確実に真相へ辿りつく過程に成長を感じました。かなり大事になってドキドキしましたが、やっと一人前になった泉の今後の活躍に期待です。

2021/07/16

安定の柚月裕子さん
なんだかいろんな人に良くしてもらって　思い通りの部署へ…と思ったら　大変なことに！
しかも警察内部の事件？　泉さんまっすぐに戦いましたね。怖かったけどおもしろかったです。

2021/07/13

警察の広報職員だった森口泉が念願の警察官となり、持ち前の集中力と記憶力を発揮して操作に関する情報分析を行う機動分析係への配属を勝ち取る。そして、因縁のある警察内部の敵・公安に立ち向かっていく小説。

bmakiさんもレビューでおっしゃっているけど、盛り上がらなさそうな地味〜な事件。背後に大きな組織があったり…と展開はしていくし、ドキドキしながら読ませるけれども、最後までしっくり来なかった。

シリーズ1作目の「朽ちないサクラ」をまだ読んでいないので、公安との因縁の部分がいまいち心に響いてこないんだと思う。

たぶん、シリーズ順に読むべきなんでしょうね。

2021/07/06

女性刑事、森口泉のシリーズ。
前回の作品も何となく記憶に残っている。

最初は、これで盛り上がってくるのかなぁ？という簡単そうな事件だったのだが、次第に事件に潜んでいる大きな背景が見えてくる。
相変わらず、女性が書いているとは思えない小説だが、この物語は女性が主役ということもあって、かなり読みやすく、あっという間に読み終わってしまった。女性でも読みやすいのではないかな？？

この機動分析係のメンバーでの続編も読みたいなぁ。
シリーズ継続して欲しい！

いつもの柚月先生の作品を期待している人には、少し物足りない作品かも？？

事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングをし、解決へと導く機動分析係。
森口泉は機動分析係を志望していたものの、実技試験に失敗。しかし、係長・黒瀬の強い推薦により、無事配属されることになった。鍛えて取得した優れた記憶力を買われたものだったが、特別扱い「スペカン」だとメンバーからは揶揄されてしまう。
自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。
泉は早速当て逃げ事件の捜査を始める。そんな折、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚した。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚で、やがて殺人事件へと発展してしまう……。

2021/07/06

Ｖシネマ的な作品。
記憶力にかけてはスペシャリストである女性刑事が属する特殊分析班が県警の不祥事に迫っていく。
映画化されるとそれなりに迫力あると思うが、後には何も残らない。娯楽小説を求める方には最適だと思う。

2021/07/05

入り口は緻密で流石柚月さんと、どんどん引き込まれたが、ヤマ場に差し掛かるところでコケてしまった。あまりに構想拡げ過ぎて、収拾つかないまま墜落というカンジ…残念。