月下のサクラ の商品レビュー

柚月裕子(著者)

2021/07/04

刑事ものにしてはパンチが足りない。
泉の魅力も不十分だしサクラは何なのか、よくわからなかった。前作の「朽ちないサクラ」を読んでないからかな？

2021/06/25

「朽ちないサクラ」の続編的な感じの柚月裕子さんによる警察小説。事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングし事件を解決へと導く機動分析係の新人森口泉(記憶の達人)は、配属早々、警察内部で発生した事件を捜査することになる・・・ 柚月さん得意の警察モノということで安定の面白さ。中国マフィアや公安なども登場しつつ、警察内部の不条理な倫理に挑む機動分析係のメンバーはかっこいい。なんとなく続編が出そうな終わり方だったかな。

2021/06/22

佐方貞人シリーズほどではないが、この森口泉の警察ものもとても面白い。佐方貞人シリーズの完成度には及ばないが、事件に至るまでの描写と事件の全貌のプロットは無理のないもので物語に入り込みやすく読後感も良かった。柚月裕子作品もあって甘めの評価５で。

2021/06/21

06月-20。3.0点。
朽ちないサクラの続編。前作のストーリー、ほぼ忘れた。
捜査支援分析センターへの異動を希望し、何とか合格した女性刑事の主人公。県警本部内の金庫から、多額の現金が盗難される。

闇が深すぎる気が。。上司の独断専行が凄い。

2021/06/20

警察内部の問題をあぶりだす社会派小説。

「朽ちないサクラ」の続編ですが、主人公の森口泉が事務職から刑事になっているので、
シリーズ的には単独でも楽しめると思います。
警察小説の王道的な感じがしましたが、黒瀬の筋読みが妄想レベルだったので、
一瞬ついていけなくなりました。
ただ、その筋読みに対して裏付けをしていく過程で事件の真相につながる複雑な関係も理解できるようになりました。
真犯人の動機がリスクを冒してまで犯罪に手を染める理由としては弱いような気がしましたし、
支援センターでメンバーが少ないのに独自調査をしているのも気になりました。
それにしても、起動分析係のメンバーの個性も強いのでシリーズ化はしてほしいと思います。

2021/06/19

米崎県警捜査支援分析センターにやっとの思いで配属された森口泉。会計課から9千万円が盗まれた事件勃発。辞めたばかりの会計課長の仕業か、新しい会計課長か。簡単そうな事件は、公安が出て来てややこしくなって来た。

作者の他の作品ほど、物凄く面白いとまでいかないけれど、悪くない。警察官が抱える普遍的な悩みが描かれてるのかどうかは不明。

2021/06/16

「朽ちないサクラ」で、親友を公安に殺された森口泉刑事が、機動分析係に！

事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングをし、解決へと導く機動分析係。

泉は機動分析係を志望していたものの、実技試験に失敗。
しかし、鍛えて取得した優れた記憶力を買われ、係長・黒瀬の強い推薦により、無事配属されることに。

黒瀬をはじめとするメンバーの、泉への信頼が増していく過程が良い。

それにしても、機動分析が凄すぎてコワい(^◇^;)
人の足跡って、今やこんなに追えちゃうんだ！？
それにも増してコワいのは、やっぱり公安なんだけど。

このメンバーでの続編が早くも楽しみだわ〜♪

2021/06/12

警察内部の闇、権力との闘い上司の信頼に応えようとする女性警官、なかなか読み応えのある作品だった。警察物の話はテレビでも多く見る。謎解きと犯人探しはテレビを見ている様で読み易かった。

2021/06/09

シリーズ2作。警察事務職員から警察官、そして刑事になった森口泉が捜査支援分析センターに配属され並外れた記憶力という異能を発揮しながら警察内会計課の一億円紛失事件を追う。警察内の窃盗、真犯人が本部長で動機がそれ？という荒唐無稽なストーリーについていけなかった。残念。

2021/06/08

話自体はよかったのですが、題材となった事件そのものの設定が良くなく、なぜに、もうちょっとヒネれなかったんだろう。と、残念な気持ちです。