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三体 Ⅲ(上) の商品レビュー

4.3

189件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2023/11/04
  • ネタバレ

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序盤で雲天明に感情移入してしまったので程心がその後全然思い出してあげないのを見て(聖母のような扱いされてるけど)悪い女だなと思ってしまった笑 暗黒森林抑止のスイッチがルオジーから程心に渡された直後に三体文明が侵略を開始。大移住の苦難の中、宇宙で生き残っていた艦隊が三体文明と地球の位置を公開することで停戦へ。三体文明は滅び、地球ももって残り1〜2世紀か。四次元空間のあたりの話がどうしてもうまく想像できなくて全体の理解度低めになってしまってる。

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2023/11/01

終わってなかった 大団円だと思った自分が情けない。 今回の主役は若く美しい女性だ。意味深な冒頭に続く、その導入となる第一部は誠につまらなく感じる。だらだら惰性で流し読み。 ✳︎この冒頭の回収に大いに期待! しかし、第二部から一気に加速。第三の知性、再度の敗北と絶望、ウルトラ...

終わってなかった 大団円だと思った自分が情けない。 今回の主役は若く美しい女性だ。意味深な冒頭に続く、その導入となる第一部は誠につまらなく感じる。だらだら惰性で流し読み。 ✳︎この冒頭の回収に大いに期待! しかし、第二部から一気に加速。第三の知性、再度の敗北と絶望、ウルトラ大逆転とその代償。ラストは、今回も裏表紙の約30ページ前であっと驚く展開が! そのまま、微かな希望を描いて締める。 役者刷新で、どんな物語が始まるのかと思った。逆だった。全て逆戻りだった。先の感想で(その後の宇宙船はどうなるのか?)と書いたが、それも、というかそれこそが今回のコア。 下巻でどう風呂敷を畳んでくれるのかとても楽しみだ。 ホームズじゃないけど、名探偵コナン君のような、ツッコミどころ満載なのにとにかく楽しい物語は久しぶりに⭐︎4連発だ。 SFとして、アシモフでもクラークでもないけど、とにかく連続どんでん返しの楽しさは天下一品だな。

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2023/09/27

羅輯が三体世界から地球を救ってから、次にどんなドラマが待っているかと期待していたら、やっぱり三体世界はそんなに簡単には地球を諦めてはくれませんでした。 実際の事件は重力波宇宙送信システム最終制御権を羅輯から程心へ引き渡してからすぐに起こる。 なんともあっけなく三体世界に支配され...

羅輯が三体世界から地球を救ってから、次にどんなドラマが待っているかと期待していたら、やっぱり三体世界はそんなに簡単には地球を諦めてはくれませんでした。 実際の事件は重力波宇宙送信システム最終制御権を羅輯から程心へ引き渡してからすぐに起こる。 なんともあっけなく三体世界に支配され始める地球。 彼らの意図がわからないままオーストラリアに移住し、最終目的を聞かされて絶望する。 そこからどうやって乗り越えるのか! なかなかハラハラドキドキの展開でした。 程心と雲天明のストーリーは今までと雰囲気が違う、ロマンティックな展開。 こういうのとても好き。 優しい気持ちになれました。 できれば続いて欲しい雲天明との関係とさらに、暗黒森林の中の不安要素を残したまま下巻へ。 相変わらず難しい内容はありますが、今回は程心のストーリーが若干難しさを和らげているように思う。 全部綺麗に解決するのか、楽しみ。

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2023/09/26

中国人作家によるSF小説。時間的にも空間的にも、次元の違うスケールに圧倒されます。 宇宙物理学の用語がバンバン出てきて、私は読み進むには苦労しました。理解しきれない箇所も多々あります。それでも次はどうなるのか、という興味が尽きずに完読してしまいました。 なぜ人間は頑張るんだろう、...

中国人作家によるSF小説。時間的にも空間的にも、次元の違うスケールに圧倒されます。 宇宙物理学の用語がバンバン出てきて、私は読み進むには苦労しました。理解しきれない箇所も多々あります。それでも次はどうなるのか、という興味が尽きずに完読してしまいました。 なぜ人間は頑張るんだろう、惜しみなく研究開発を続けていくのだろう、という疑問を突き付けてくる作品です。 【事務局図書課非常勤嘱託員 村田恵子】 ※1巻から3巻まで紹介されました。 ●1-2巻は図書館で借りられます。貸出中の場合は予約できます。下記URLからどうぞ。 https://library.auhw.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?ID=(001708569 or 001708585 or 001708577) ●3巻は未所蔵です。読みたい方は学内者限定ホームページから「読みたい!」を送信してください。

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2023/09/09
  • ネタバレ

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前回の読書会でお借りした本。 世間的に高評価の三体シリーズ。 わたしにとってはちょっと修行感のある本だったりもするんだが、 これは面白かった。 3日で読了した。 前半の拡げられた風呂敷、上下巻があるので、畳まれるのは下巻かなーと思いながら読んだんだが、ちゃんと上巻のうちに収まりよく畳んでくれて、本当にありがとう!という感じ。 (コンスタンティノープル陥落のエピソードが良いヒキになっていて興奮した) 黒暗森林からの流れをしなやかに引き継ぎつつ、面壁計画とはまったく別のもう一つの作戦を、この死神永生の巻で説明的にならずテンポよく明かし、その計画が行き着く展開のスケールも前巻に遜色なく描かれていて一気読みした。 いや、読みやすいって思ったのは、もしかしたら三体の世界に少し慣れたせいなのかもな。 物理学や生物学の細かく難しいところはいい感じにスルーしたので笑 今回面白かったのは、人類の右往左往、出来事や人物についての評価の変転なんかのリアリティ。過去と未来、世界文明の転がる先で起こり得る社会の変遷や人類のリアクションがうまくシュミレーションされてるなぁと思った。 まだたたみきれていない謎もいい感じに残しての上巻の終わりなので、続く下巻は純粋に楽しみ。

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2023/08/29
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第二部で未来へ物語が移ったことだけでも衝撃的だったが、それを上回る怒涛の展開だった。暗黒森林抑止について更なる考察が加わり、それに人類が翻弄されていく様は恐ろしかった。上巻だけでも綺麗にまとまってはいるが、最重要人物である雲天明についてはほとんど明らかになっていないので下巻を読み進めたい。

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2023/08/15
  • ネタバレ

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面白かった!! まだ上なのに小説二冊分ぐらいのボリュームを感じる。強いていうなら前半部分が冗長な感じはしたけど普通に面白いしまあ全然許容範囲。オーストラリアに〈大移動〉するあたりから表現がリアルで少し怖い感じもするけど面白みが増してくる。そして何よりも著者の劉慈欣の恐ろしいほどの想像力にビビった。続きも読みたい。

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2023/08/07
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・7月31日に読み始め、8月6日に読み終えました。 ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※ ・登場人物が一気に変わって視点も時代も新鮮だった! どの巻もそうなんだけど、今回特に脳内映像が楽しかった。文章を情景を映画とかアニメみたいに想像しながら読むタイプなんだけど、今回非常にはかどりましたね。 ・明るく利発な女性だった程心が運命に翻弄されるにつれてどんどん鬱屈としていくさまがひじょうにしんどかった…… 羅輯もⅡ下巻で幸せそうに終わっててヨカッタナと思ってたのにえぐいことになってたし。現在羅輯は現在羅輯ですごいんだけど…… ・あと艾AAちゃんがいいね……!明るい光…… そしてフレスさんがいてくれてよかった。 ・執剣者の交代をした直後の水滴の攻撃と三体世界の裏切りのシーンの疾走感すごかったね。程心がボタン押せなかったのは正直仕方ないというか……誰も押せなかったんじゃないか……ウェイド以外は…… ・殺害未遂までして程心から執剣者の権利を奪おうとしたウェイドが羅輯をも凌ぐ抑制力を持っていたの、やはりというかなんというか、人間の尺度で決めていたら地球外とは渡り合えないのかなと思った。まあ人間が持ってるのは人間の尺度しかないんですけどね…… ・地球は水滴に蹂躙されたけど、宇宙艦の方では水滴に対抗する術を見つけてたのがすごい! 四次元空間とか出てきて正直理解するのがめちゃくちゃ難しいけど面白かった。高次元のウィキペディア読まないと。 ・四次元が広(?)すぎて、三次元に戻ってきたときに閉所恐怖になるのおそろしすぎるだろ。 ・雲天明が脳だけになって送り出されたのもそのままなんだかなあなあになってたのもヤバすぎと思っていたので、過程はわからないけど健康的に生活しててよかったなあと思いました。 ・そんですごい純愛じゃん。『三体』でこんなにTHE 恋愛みたいなラブってここだけなんじゃないか。え~。雲天明と程心がふたりの星に行ける日は来るんでしょうか。 ・三体世界の支配が急速に進んだのも、三体文明が滅んだのも、上巻の1巻で済んじゃって驚きなとこがあるので、ここからあと下巻、今までの話がどうやって集結するのかがすごくたのしみ。

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2023/08/05

三体IIからは少し勢いが落ち、残りの物語をどう展開させるのだろうという疑問から、気がつけばまた予想外の展開続きとなった。 最終巻を残しているが、この三体という作品は「智子」というスーパーテクノロジーをどう乗り越えるのかというところが一番の面白さのポイントにあるように思う。この上巻...

三体IIからは少し勢いが落ち、残りの物語をどう展開させるのだろうという疑問から、気がつけばまた予想外の展開続きとなった。 最終巻を残しているが、この三体という作品は「智子」というスーパーテクノロジーをどう乗り越えるのかというところが一番の面白さのポイントにあるように思う。この上巻もまた、その面白さを提示して終わってしまった。早く続きにいこうと思う。

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2023/07/14
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Ⅱの終わりからのつながりが感じられず、失速した私。お気に入りの史強もおらず、テンションが上がらない…。が、前半の星を買った話からのつながりが分かり俄然面白さをましてゆく。宇宙をさまよう天明の脳。スイッチを押すの押さないのとドキドキした昼休み。(程心の時も「藍色空間」艦長の時も)茶道のお点前の場面は良かった。さあ下巻。どうなる?

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