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三体 Ⅲ(上) の商品レビュー

4.3

185件のお客様レビュー

  1. 5つ

    72

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    19

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2023/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これまた怒涛の展開で一気読み。 ついに途絶えた三体世界との関係(ホントか?) 物語は最終章へ続く。 今更ながら著者の創造性に驚くばかり。 科学的な描写は相変わらず早読みだけど、ストーリーの展開と節々に組み込まれる設定がスゴい。お気に入りは文化反射。 そんで一番面白くそして恐ろしいのは、めまぐるしく変わる人類の置かれる立場(まあ小説で読んでるからめまぐるしく変わってるけど物語上は2世紀くらい経過してるのだけれど)によって、人類の思考が大きく後退したり、時には真逆にも展開すること。 人々の関心が政府が提供してくれる物資に集中したり、暗黒森林システムで自己破滅を招いた〈藍色空間〉に対する人類の態度、そしてずっとある意味共存してきた三体文明にも、敵対したり、救世主観だしたり、非文明的な野蛮人扱いから今では同情すべき犠牲者として礼拝。 この変わり身が面白くて恐ろしくて、実に人間っぽくてコワイ。 さあ最終巻へ。 人類の命運は、程心と天明の手に、、なのか? やっぱりルオジーはカッコよかった。

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2023/01/20

執剣者の存在よりバランスを保っていた世界は、一転して人類にさらに過酷な運命を強いる。 暗黒森林理論はある意味プロジェクト・ヘイル・メアリーとは対極の世界観。共存か殲滅か。種の本能で対立する人類と三体文明。その物語に二人はどう幕を引くのか。 あと一巻で終わるのが名残惜しい。

Posted byブクログ

2023/01/14

完結編三体死神永生上巻。 奇想天外な話に非常に満足いく読書だった。 三体世界の攻撃に瀕死の地球が、予想の斜め上からの起死回生の一手。三体以上の脅威に地球はどう対処するのか。最後の下巻へと続く。

Posted byブクログ

2023/01/09

3つの太陽をもつ惑星が滅亡の危機に直面して、新天地を求め太陽系を目指す。人類の遥か先をいく高度な科学をもつ、この三体文明と呼ばれる侵略者の接近に伴い、地球存亡へのカウントダウンが始まる。そんな設定の全三部からなる物語の第三部。宇宙には知的生命体が計り知れないほどいて、他の存在が明...

3つの太陽をもつ惑星が滅亡の危機に直面して、新天地を求め太陽系を目指す。人類の遥か先をいく高度な科学をもつ、この三体文明と呼ばれる侵略者の接近に伴い、地球存亡へのカウントダウンが始まる。そんな設定の全三部からなる物語の第三部。宇宙には知的生命体が計り知れないほどいて、他の存在が明らかになると攻撃してくるという理論に基づき、前作までに三体文明が宇宙のどの場所にいるか特定させる情報を全宇宙に向かって発信できる手段を得た地球は、三体文明からの侵略を抑止する。この抑止が果たして効くのか。 これとは別に、三体文明の宇宙艇本体に向け、攪拌を目的として地球からスパイを送り込むことが決まる。搭載重量制限から脳だけを送り込む。選ばれた人物の名は雲天明。孤独で控えめな人生で、唯一憧れた女性、その名は程心。彼女は三体文明抑止のボタンの操作権限を託された。雲天明は生前膨大な金を得ることができ、程心のためにある恒星の所有権を取得、名前を秘して贈与する。二人の運命が交わることはあるのか。最新科学の知見を駆使し、想像を絶する壮大なスケール。普通のSF小説では、明らかに不可能だよな、突拍子もないことだよな、と思える内容が、リアリティをもってぐいぐい迫ってくる。テキストから想起される映像が脳内で再生される。謎が謎のまま積み重なりながらストーリーは進むが、それさえも自然に受け止められる。そんな不思議な感覚にさせられる。科学とロマン、後半への期待が高まる。

Posted byブクログ

2022/12/21

文字通り天文学的なスケールなのに、技術、政治、心理等の面でとても描写が丁寧。場面の移り変わりが早くて、登場人物も多いので、追いつけていない点も多いけど、ここに来て展開が加速して一層面白くなった。 暗黒森林抑止の関係が崩れ、三体人による人類統制が始まったと思ったら、遠く離れた宇宙...

文字通り天文学的なスケールなのに、技術、政治、心理等の面でとても描写が丁寧。場面の移り変わりが早くて、登場人物も多いので、追いつけていない点も多いけど、ここに来て展開が加速して一層面白くなった。 暗黒森林抑止の関係が崩れ、三体人による人類統制が始まったと思ったら、遠く離れた宇宙艦の乾坤一擲から、三体文明の滅亡という形で暗黒森林は本当だったことが分かり、と本当に目まぐるしい(笑) 人類は多少の猶予を与えられながらも、いつ滅ぼされるか分からない中、存亡を賭けて暗黒森林を克服する謎を解明する。 最終巻も楽しみ。

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2022/12/11

イメージがなかなか難しい部分が多かった。大きく展開していきながら、都度予想外の展開を見せてくるのがおもしろい。次でラスト

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2022/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想は下巻に譲る。一点だけ気になったのは、作中の衆愚に対する扱いや見方というものが、現代人としての皮肉なのか、中国ならではの感性なのかということ。

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2022/12/04

三体の最終巻の上巻。 ルオジーによる抑止が成功したあとに何が起こったのかを描いていた。 さすがに3世紀以上も未来のことを描いているのもあり、SF色がより強くなった気がする。 この先、三体世界と地球がどう関わるのかは気になるところ。

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2022/12/04

二転三転どころか上巻だけで五転六転の盛り上がり。下巻も一筋縄では行かなさそうで楽しみなような怖いような。とりあえず自分がこんな世界に生きてたら精神持たなそうです笑 不穏な副題の意味は何を表していて、どのように結末に向かうのか楽しみに読み進めます。

Posted byブクログ

2022/12/04

これまでの中で一番いい。 設定、伏線がうまく効いている。 相変わらず組織とか、民衆とか、三体人がダメなんだけど、さあ、ラストへ。 後、本当に、変に情緒的な心理描写とか、もう少し控えめでもいいと思うんだ。

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