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スモールワールズ の商品レビュー

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907件のお客様レビュー

  1. 5つ

    258

  2. 4つ

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  3. 3つ

    205

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  5. 1つ

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2026/04/11

6つの短編は主人公の心理描写が極めて微に入り細にいり、読者を主人公に同一化して惹き込んで魅力がある。『ネオンテトラ』は32歳の主婦と近くの男子中学生の心の交流、『魔王の帰還』は高校生の男子から見た姉・真央の男勝りの豪快さと優しさ、『ピクニック』は赤ちゃんを死なせてしまった母親の心...

6つの短編は主人公の心理描写が極めて微に入り細にいり、読者を主人公に同一化して惹き込んで魅力がある。『ネオンテトラ』は32歳の主婦と近くの男子中学生の心の交流、『魔王の帰還』は高校生の男子から見た姉・真央の男勝りの豪快さと優しさ、『ピクニック』は赤ちゃんを死なせてしまった母親の心理描写、『花うた』は傷害致死罪で刑務所にいる男性と、被害者の妹の手紙のやりとりを通しての2人の心の動き、『愛を適量』は娘が男のこととして戻った父親の心のうちと2人の間の事件、『式日』。は高校生と先輩・定時制高校生の先輩の父親の死亡をめぐる交流。いずれもさまざまな2人の人間関係の掘り下げが愉しく、また深い気持ちで読ませる。

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2026/04/09

司書さんのお薦め本 ひとつひとつに「えっ、、、!?」ってなる瞬間があって 面白かったです それで 私は3、4、5話のが見つけられず検索しました、、、一読でわかった方はすごい読解力

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2026/04/07

一穂ミチさんすごいなと。 どのような経験をし、どのように生きてきたら、このような物語をつくることができ、色々な視点で物語を書くことができるのだろうか。 6つの物語があるが、どの主人公も被ることのないキャラで、それぞれ全く違う物語で本当にすごいなと。 特に印象的だった物語2選。 ...

一穂ミチさんすごいなと。 どのような経験をし、どのように生きてきたら、このような物語をつくることができ、色々な視点で物語を書くことができるのだろうか。 6つの物語があるが、どの主人公も被ることのないキャラで、それぞれ全く違う物語で本当にすごいなと。 特に印象的だった物語2選。 ◾️ネオンテスラ 感服。 冷静に淡々と状況や物事を判断し行動に移していく主人公に引き込まれた。 読んでいく中で、主人公の感覚に脅威性や常識とズレた感じはあるなと思いながらも、その世界観に引き込まれてどんどん読み進めてしまう。 ◾️魔王の帰還 なんて素敵な物語。 姉の個性が光っていて、くすっと笑えるところもあり。 魅力的な登場人物たちに胸がほっこりした。

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2026/04/04

読み終わった後に、胸糞悪いような、イヤ〜な感じが好みなので、どの作品も好き。 魔王の帰還と、ピクニックが特に印象に残った。 そうくるかー!と読み終わるまで予想できない感じも好き。語り手ぽく描かれている作品もあり、手紙で展開されてる作品もあり、読み応えもあった。

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2026/03/21

どの話もいい。ハッピーエンドではないけど、バッドエンドって感じでもない。物語が少しずつ繋がっているのも面白かった。

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2026/04/02

一穂ミチさんの作品を読むのは2作目ですが、独特な雰囲気のお話を書く方だなと思います。 怖い話と後味が良い話のギャップが凄かったです。 一穂ミチさんの怖いお話は凄く怖い!という訳ではなく、ゾクッとする感じでちょっと鳥肌が経ちます。

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2026/03/14

『光のとこにいてね』がとても好きだったのでこちらも手に取ってみました。 いくつかの短編で構成されておりますが心を抉るようなお話が多く、「これ苦手なタイプの本だったかな...」と思いつつ、しかし文章が上手で惹き込まれるのであっという間に読了。 結果として読んでよかったです。特にラス...

『光のとこにいてね』がとても好きだったのでこちらも手に取ってみました。 いくつかの短編で構成されておりますが心を抉るようなお話が多く、「これ苦手なタイプの本だったかな...」と思いつつ、しかし文章が上手で惹き込まれるのであっという間に読了。 結果として読んでよかったです。特にラストの巧みな伏線回収に圧倒されてしまった。一穂ミチ作品の切ないような、苦しいような、でも凄いものを読んでしまったえもいわれぬ読了感が癖になりそう...。

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2026/03/13

一穂ミチさん2冊目!短編小説だったんだけど、1話1話に意味があって、全話中編小説くらいの読み応えがあった。いや〜、面白かったな...!

Posted byブクログ

2026/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・ネオンテトラ ・魔王の帰還 ・ピクニック ・花うた ・愛を適量 ・式日 少しヘヴィーな事情を抱えた人たちの物語。 作品ごとに筆致が違い、面白く読んだりそれほどでもなかったりしたのだけれど、最後の一編はいらなかったかなあ。 最後の一編に出てくる人物が最初の作品にも出ていることで、一つの世界、ということにしたかったのかもしれないけれど、たかだか登場人物ひとりが重なっていたからといって、どれほどの意味があるのか。 最近はそうやって、登場人物が重なっていく連作短編集みたいなのが好まれているからなのだろうけど、必要のない、小手先の工夫なら不要なのだ。 だって、『式日』だけを読んだ人、先輩が今までどうやって生きてきて、後輩が何を背負って、奪われて、捨て去って来たのかがわかる? 連作短篇というシステムよりも、短編という一つの作品を、まず十分に作り上げることが肝要と思う。 面白く読んだのは『魔王の帰還』。 出だしの部分に既視感があるのだけれど、どこかのアンソロジーで読んだのかなあ。 「勇、よお聞け、すぐそっちに戻るけえのう、お前が何と言おうがわしゃもう死ぬまで逃がさんぞ、腹括って首洗うて待っとれ!」 という、果し合いのような心からの愛情表現。 しかもこれ、女性から男性への。 姉の、自分の心に正直で真っ直ぐな行動は、見た目のアレもあって誤解を招きやすいと思うけど、とても素敵だ。 勇さんはもとより、初対面でもビビらなかった菜々子ちゃんにアッパレだ。 『花うた』は、手紙のやり取りだけで構成されているのだけれど、『アルジャーノンに花束を』を髣髴させて、さらにその先のチャーリイをも垣間見せてくれているようで、胸が苦しくなった。 この作品の場合、更生し社会生活に戻すことを主眼とした新しい刑務所の中で起きた出来事がキーとなるのだけど、この状態で社会に戻すことなどできなかろうに、一体どうするつもりだったんだろうと、理念ばかりが先走り都合の悪い現実に目をつぶるシステムに腹が立ってしょうがなかった。 善意のボランティアの人々は、何も感じずにそのまま対応していたんだろうか。 作者が書きたいものは伝わるけれど、全体的に、主たらない登場人物の造形にも、もう少し手をかけてほしいと思います。

Posted byブクログ

2026/03/07

「ピクニック」の最後の最後でぞわぞわする感じは忘れられないなー 「ネオンテトラ」も「魔王の帰還」も最後の余韻が、いい。 連作短編でどの話も他の話と少し被ってるとこがある、それ見つけながら読むのが楽しかった

Posted byブクログ