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スモールワールズ の商品レビュー

4

762件のお客様レビュー

  1. 5つ

    212

  2. 4つ

    325

  3. 3つ

    169

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2024/09/23

「花うた」が往復書簡の形式で描かれ、感情などの描写は描かれず、手紙の言葉だけで進んでいくのに感情が想像でき、徐々に2人の距離が手紙のやりとりを通して、近づいていく様が好きでした。

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2024/09/13

絶対値10くらいの幸福の中で-8から-1くらいまで戻ってきた人たちのはなしという感じ どれのだれも必要以上に踏み込んだりしない距離感がいい

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2024/09/11

「ネオンテトラ」「魔王の帰還」「ピクニック」「花うた」「愛を適量」「式日」 タイトルの通り、どこにでもいそうな人たちの、そこにしかない心の在りように寄り添い、一筋縄ではいかない喜怒哀楽を描く物語たちである。この世はまさに小さな世界のより集まりだと思わされる。

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2024/09/09

暗かったり、自分好みでは無い展開のものが多くて、思っていたものとは違った。だけど、楽しめた短編も幾つかあり、全体的に読みやすかった。

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2024/08/31

一穂ミチさんの本は初読だったが、思ったよりも読みやすく一気読みした。 オチがビターなものは辛くて再読は難しいな…と思う 中では花うたが好きかな

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2024/08/30
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こんなにも、文章が自分の中に残ったのは久しぶり。この物語、すごい。 笑ったり、ゾッとしたり、悲しかったり、あったかかったり。 ひとは、多くの側面を持っている。無自覚なこともあるし、感覚そのものが鈍っていることもある。 光と闇。単純にわけられるものではないと思ってはいるけど、最終章の「自分のものじゃない明かりほど美しく見える」に続く文章が衝撃的だった。 いくつか、読者に語りかけるような部分があり、没入して読めた。だからこそ、いくつかは怖かった。 私に見えているものなんて、世の中のほんの一面でしかないのかもしれない。

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2024/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の『式日』以外は、意外な結末の短編集という印象。 好きな順と(感想) 1.魔王の帰還(力強い魔王がそれでも悩み、弱気になっていたが、復活するところに勇気をもらえる) 2.花うた(ラストの物語が好き) 3.愛を適量(最後、主人公が自らの過去の過ちに気づき、受け止め、前を向くところが好き) 4.式日(先輩と後輩の関係性が好き) 5.ネオンテトラ(主人公の悩みを意外な方法で解決する結末が印象的) 6.ピクニック(結末が衝撃的で印象は強いけど、怖く不幸なので好きじゃない。) やっぱり短編集より長編の方が好きだな。

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2024/09/21

ツミデミックで直木賞取られたので、前の作品から行こうと思って、本屋大賞ノミネートのこれを手に入れました。2話目まで。虐待受けてる近所の男子の話を読み終え。なかなかの衝撃を受けました。出戻りの姉と弟の同級生の話はいい話。

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2024/08/17

本屋大賞候補作という情報だけで読み始めて、これはおじさんにはダメかもと思った。一穂ミチという作家を調べるとBL作家だという。だがそこからの想像はすぐに裏切られる。それぞれの人が持つ悩みや迷いや辛さなどなど、それをずっと上の世代にもわかる、テンポよく軽すぎず、ストーリーは展開してい...

本屋大賞候補作という情報だけで読み始めて、これはおじさんにはダメかもと思った。一穂ミチという作家を調べるとBL作家だという。だがそこからの想像はすぐに裏切られる。それぞれの人が持つ悩みや迷いや辛さなどなど、それをずっと上の世代にもわかる、テンポよく軽すぎず、ストーリーは展開していく連作短編小説だった。 ついついこういう小説を読むとテレビや漫画のようなと思ってしまうが、とても文章が上手いというか、キャラクターの描き方が心にわかりやすく響く。いい関係を装う夫婦、仲がいいのか悪いのか遠慮のない姉と弟、犯罪被害者の家族と犯人、人間関係は単純ではないけど、色々な話を読めば自分には関係ない世界でもわかることがある、心を打つことがある、それの繰り返しのような6つの物語。一気に読み切った読後感も、少しだけドキドキが残るような感じで良い。

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2024/08/16

魔王のキャラクターが素敵で、自分にはない豪快さに羨ましくもあり、弱みを見せれない一面に共感もできた。 7つの世界の日常を見ているだけでも楽しめるが、それぞれの話が魅力的で、読みながら少し立ち止まって考えてしまう部分も多かった。 最後まで読んだ後にすぐもう一度読みたいな、と思いまし...

魔王のキャラクターが素敵で、自分にはない豪快さに羨ましくもあり、弱みを見せれない一面に共感もできた。 7つの世界の日常を見ているだけでも楽しめるが、それぞれの話が魅力的で、読みながら少し立ち止まって考えてしまう部分も多かった。 最後まで読んだ後にすぐもう一度読みたいな、と思いました。

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