ひと の商品レビュー
ストーリーに、すーっと引きこまれていきました。 主人公は20歳だけれども、 小説の舞台は普通にある商店街。 主人公はひとつひとつ、人の縁とつながっていきます。 ほとんどがいい人の世界。 安心して読んでいけます。 つながる人々から 主人公に投げかけられることばがあたたかい。 日常...
ストーリーに、すーっと引きこまれていきました。 主人公は20歳だけれども、 小説の舞台は普通にある商店街。 主人公はひとつひとつ、人の縁とつながっていきます。 ほとんどがいい人の世界。 安心して読んでいけます。 つながる人々から 主人公に投げかけられることばがあたたかい。 日常ではおそらくほとんど聞けそうもないことば。 主人公を20歳に設定している小説だからこそ 聞けることばなのかもしれません。 作者の「ひりつく夜の音」という作品を 読んだことがあります。 作者は音楽が好きなんだと思います。 「小説を読んだ」と思えた一冊でした。
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主人公と同じ21歳。"独り"ではないけれど、いろいろ考えさせられた。 主人公は親の愛情を受け、親を見て、今までもこれからも自分をしっかり持ち続けて生きられるんだなと思った。 尊敬するし、私もそういう人になりたいと思った。 2021/05/03完読
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孤独になった柏木くんの成長を見ていくそんな小説でした。アルバイト先のやりとりで関係性が甲斐見たり、そのやり取りの中で、自分の今後を考えてみたりと言った少し考えさせられるような‥ 最後の終わり方が素敵でした‥
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ちょうど文庫化のタイミングだったので。 ラッキー。 最近は電子書籍(キン〇ル)の使用頻度がぐぐ~っと増えているものの、こういうあったかいお話は、やっぱり紙の本がふさわしいな。
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情景が浮かぶ作品だった。普通の学生に普通じゃないことが起きて、全てを諦めていた日常が少しずつ変わっていく感じ。 1人じゃないって分かると安心するよね
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2019年本屋大賞2位の作品。ということで、購入。 主人公の聖輔自身は普通の好青年。 局所的に不幸が続くことで、人生が崩壊するんじゃないかとと不安を抱きながら生活していくところが普通ではなくなりそうになる。 しかし聖輔に起きた"親の死"は誰にでも起こること。...
2019年本屋大賞2位の作品。ということで、購入。 主人公の聖輔自身は普通の好青年。 局所的に不幸が続くことで、人生が崩壊するんじゃないかとと不安を抱きながら生活していくところが普通ではなくなりそうになる。 しかし聖輔に起きた"親の死"は誰にでも起こること。なので不幸というよりは日常とも言えかもしれないが、若い彼がひとりで背負うのはあまりにも過酷だろう。 人に優しく素直に接することで、自分に返ってくるのは本当だと思う。聖輔はその見本のようだ。 情にほだされながらも、自分の人生の道筋を考えているところは、見習わなくてはと思う。
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幸せだ! 読んで良かった 飲みながら読んだら誰も彼も幸せになって欲しいなんて柄にもないことを思ってしまって、小説って素晴らしい 明日も頑張るか!
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