地球星人 の商品レビュー
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子どもだと無邪気、よくある考え方なのに、 大人になっても、自分は人とは違うという考え方を突き通すとこんなにも気持ちが悪いということに気づいた。
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この世界のなかでの、居心地の悪さ。 異なるはずの「星」もまた、結局はもうひとつのエコーチャンバーとなるしかないのか。
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地球星人になってほしいともこのまま宇宙人であってくれとも思うよくわからない気持ちで読んでた ぞっとして怖いから見たくない、けど目が離せないそんなかんじ
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ただただおぞましくて、はやくこの小説が終わってくれないものかと思いながら読んだ。 主人公たちの世界の見方に共感する場面はあるのに、なぜこれほどまでにおぞましく思うのか。ゆっくり考えたい
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あきしな秋級 かいこ蚕の部屋 早く脳の隅々まで完全に洗脳してほしい こっかい告解 かなえ佳苗 土蔵の前で立ち尽くす由宇ゆうの姿があった 舅と姑 姉は大人になっても命の鍵を他人に預けている 私はピュートを抱きしめたまま蹲ったうずくまった 俯いた そういう気持ちで世界ともう一度出会い...
あきしな秋級 かいこ蚕の部屋 早く脳の隅々まで完全に洗脳してほしい こっかい告解 かなえ佳苗 土蔵の前で立ち尽くす由宇ゆうの姿があった 舅と姑 姉は大人になっても命の鍵を他人に預けている 私はピュートを抱きしめたまま蹲ったうずくまった 俯いた そういう気持ちで世界ともう一度出会い直すんだ 林檎を食べる前のアダムとイブに戻ったみたいに無邪気なのだった ぼんやりと自分の「入れ物」に宿っている疼きについて考えていた 私の心に『宇宙人の目』を開かせるのは 悉く滑稽で歪で なにがあってもいきのびること
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ポハピピンポボピア星人を自認する奈月が地球星人やこの工場のような社会を相対化していく話。「なにがあってもいきのびること」を合言葉に、家族や社会に捨てられないように迎合して生きてきた子ども時代から、社会の駒として働き、社会の一員を生産する生殖者としての役割も期待される「工場」である社会から逃走して秋級で夫といとこの由宇とポハピピンポボピア星人として生きていく。この工場としての社会への違和感や、生き延びるためにはそれに合わせていかなければならない葛藤や、そこには共感する。合理主義を推し進めている現代社会ではあるが、合理的なことだけを選び取るポハピピンポボピア星人の辿る道は異常に映る皮肉。最後の、ポハピピンポボピア星人は伝染する、とか、三匹とも妊娠している、という話は、この社会がいかに同調圧力が強くて異質なものを排除しようとしても、それへのアンチテーゼは必ず出るということ?
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かなり変だけど面白かった。 宇宙人の目でみると、私たちの当たり前が当たり前じゃないのね。食人は無理だけど、私たち地球星人も何かひょんなことで宇宙人の目で物事を見ることができる気がした。
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小学生の時にトラウマに会ったり家族からも冷遇されたりした奈月がどう成長していくか、ドキドキだったが、最後はぶっ飛んだ展開であっという間に読んでしまった。今まで感じた事のない読後感で今夜は眠れそうにない。
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村田沙耶香さんはぶれない。 ここまで突き抜けてないけど、よくわかる。 恋愛結婚出産を強要される不快さ。 いくつになったら純粋にわたしの意思だけで選択させてもらえるのか。 パホピピンポポピア星、ついつい言いたくなる。
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よく言われる「常識」や「当たり前」って誰が決めたの?誰から見て当たり前? そういうものやことの価値観って少数派だとなぜこんなにも生き辛いの? そういうことを考えさせられました。 この作品は、いい意味でそういう世界からぶっ飛んでいる。 この登場人物の3人は、「そっかそっか。私たち...
よく言われる「常識」や「当たり前」って誰が決めたの?誰から見て当たり前? そういうものやことの価値観って少数派だとなぜこんなにも生き辛いの? そういうことを考えさせられました。 この作品は、いい意味でそういう世界からぶっ飛んでいる。 この登場人物の3人は、「そっかそっか。私たち地球星人じゃないもんね」って吹っ切れていて何というか痛快でした! とても面白かった!
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