昨日がなければ明日もない の商品レビュー
杉村三郎シリーズの中編集。 相変わらず読みやすい文章だが、 どの話の事件の原因、展開とも 個人的には好きでないから星ふたつ。
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☆探偵杉村と困った女たち ☆ 『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき 杉村三郎シリーズ第五弾、中編2篇と短編1編を収録。『絶対零度』頻繁に連絡を取っていた娘が自殺未遂をしたらしい…。母親から依頼された杉村は調査を始めます。天才ハッカーなどのサポートも受けながら、一つ一つ、謎を紐解...
☆探偵杉村と困った女たち ☆ 『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき 杉村三郎シリーズ第五弾、中編2篇と短編1編を収録。『絶対零度』頻繁に連絡を取っていた娘が自殺未遂をしたらしい…。母親から依頼された杉村は調査を始めます。天才ハッカーなどのサポートも受けながら、一つ一つ、謎を紐解いていく杉村。事件の背後には二人の夫婦だけではなく、より大きな毒が眠っていました。かなり気分が悪くなる内容で、読み終わったときの脱力感はない。表題作の『昨日がなければ明日もない』3作の中でもトップの最低女性が登場。彼女の行動によって周りがどんどん不幸になっていきます…。作品説明にはちょっと困った女たちの事件簿とありますが、そんなことはなくて、「宮部みゆきのちょっとってどんなけやねん。」と思いました。どの作品もじわじわと毒に侵されていく人々の姿がリアルに描かれます。面白いです。短編が続いたので、次は長編を期待しています。
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2003年「誰かSomebody」から続く杉村三郎シリーズ。シリーズですが、全てを読まなくてもそれぞれ単行本としても楽しめます。 宮部みゆきさんの作品は漢字とひらがなのバランスが絶妙でテンポよく読め、読み終わった後心がほんのり温かい感じがして大好きです。 事件は救いようが無い事が...
2003年「誰かSomebody」から続く杉村三郎シリーズ。シリーズですが、全てを読まなくてもそれぞれ単行本としても楽しめます。 宮部みゆきさんの作品は漢字とひらがなのバランスが絶妙でテンポよく読め、読み終わった後心がほんのり温かい感じがして大好きです。 事件は救いようが無い事があるけれども・・・。 今回は人との関わりについて、深く考えさせられました。自分を本当に大切に想ってくれる人は誰なのか、見失わないようにしなければ。
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タイトルの中編が実に後味の悪いイヤミス。 まー、感じの悪い女だ。ここまで酷い人物が身近にいなくて良かった。 一種のホラーを読むような感覚。 バツイチになった杉村三郎の悲哀がまた切ない。 たっぷり感情移入させてもらって、非常に読み応えがあった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説で良かったと、憤慨して、脱力するミステリ集。 読むのに気力がいりました。 絶対零度: 関わりたくない男、ホッケーサークルの高圧的な先輩の 殺意を覚える犯行が明らかになる。 読んでいてああ、きっとこうなるんだろうなと胸がギュッとなる話。 依頼者の娘が加害者?側だった。 殺してくれてありがとうと、ある意味すっとした。 こういう感覚を抱かせる作品いつもながらすごいと思う。 未解決捜査の刑事が登場。 華燭: 結婚披露宴での2つの事件。 1つは新郎の不貞行為による中止 1つは花嫁の失踪 関係ないものと思われたが、実は関係していた。 花嫁が、昔結婚式で新郎を奪ったことを悔やんで 逆恨みしている母親の心を解放するために利用したのではという話。 ものすごい迷惑な… 昨日がなければ明日もない: 養子に出された息子が事故に遭ったのは陰謀だと、 我儘な母親が金を無心するために杉村に調査を依頼する。 母親の娘は母が死に自由になれたと母親のように振る舞い出す。 妹の絶望感がやるせない。 杉村が事件に関与したせいで起きたかもしれないと呆然とする。 毒親に育てられた子供は自覚なく毒のある子に育つ、、、 この娘の未来はひたすら暗いものだろうと思った。
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探偵になるつもりのなかった人が行きがかり上、やむなく探偵まがいのことをしていくうちに、探偵事務所鵜を開く羽目に陥り、探偵らしくあることができなかったが、案件をいくつも処理するうちに、いよいよ本当の探偵らしくなってきたなあと、そんな感じのする杉村三郎シリーズの第五作。出発はさほどの...
探偵になるつもりのなかった人が行きがかり上、やむなく探偵まがいのことをしていくうちに、探偵事務所鵜を開く羽目に陥り、探偵らしくあることができなかったが、案件をいくつも処理するうちに、いよいよ本当の探偵らしくなってきたなあと、そんな感じのする杉村三郎シリーズの第五作。出発はさほどのことではなく始まった事案が、最後には「しっかりとした?』事件になって、読者を楽しませてくれる。
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久しぶりに宮部みゆき作品を読んだ。やっぱり面白い。読み始めからグイグイ引き込まれて、一気に最後までいってしまいそうになるのを我慢する。そんなに早く終わらせてしまうのはもったいないから。 ところで、杉村さんが小泉孝太郎の姿と重なってまうのは私だけだろうか。杉村役は小泉孝太郎にとっ...
久しぶりに宮部みゆき作品を読んだ。やっぱり面白い。読み始めからグイグイ引き込まれて、一気に最後までいってしまいそうになるのを我慢する。そんなに早く終わらせてしまうのはもったいないから。 ところで、杉村さんが小泉孝太郎の姿と重なってまうのは私だけだろうか。杉村役は小泉孝太郎にとってハマリ役だと思う。また、ドラマでやってくれないかなあ。
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杉村三郎シリーズ、大好きなので楽しみに読み始めたが、『絶対零度』のあまりにも辛い展開に、数日間この本を開けなくなった。願わくば次の巻には、明るい読後感を持てるお話がたくさん詰まっていますように。
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このミス2020年版8位。杉村三郎シリーズ第5弾の中編集。三作品が入っております。宮部みゆきはこのミスの常連さんなので自分も13冊読んでるし日本人作家で一番読んでるの人ではなかろうか。 なんといっても読みやすいし安定感が魅力ですね。ただ、この本は推理の部分がちょっと良く分からない...
このミス2020年版8位。杉村三郎シリーズ第5弾の中編集。三作品が入っております。宮部みゆきはこのミスの常連さんなので自分も13冊読んでるし日本人作家で一番読んでるの人ではなかろうか。 なんといっても読みやすいし安定感が魅力ですね。ただ、この本は推理の部分がちょっと良く分からないのよね。普通の推理小説は探偵さんが、事件を解明していく論理が楽しい部分でもあるんですが、杉村さんが事件の真相に迫る論理がまったくわからんのですよ。果たして真相に迫ったかさえも定かじゃないです。ガリレオさんみたいに決め打ち推理でもまだ、迫ってる感があったのですが、こっちはキャラ設定もあるんですが、傍観者感が強くて。 ということで、良く分からんながらもまあ楽しくサクっと読めました。
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そんな人いるよね、そんなことあるよねを詳しく生々しく見せられたような感覚になった。決して明るい内容ではないかが何故か読み進めずにいられないそれが杉村三郎シリーズの不思議なところだと思う。
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