非日常の謎 ミステリアンソロジー の商品レビュー
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読み友さんが読んでいて気になっていた本、作家さんが有力者揃い。芦沢作品は既読だったのでスルー。辻堂作品「十四時間の空の旅」は高校1年女子の尖った行動と周りのホンワカ家族のお話。父親の仕事で小学校で海外転向を余儀なくされ、また高校1年で日本に帰国する1人旅。その日本へのフライトはビジネスクラス。ドキドキ感の中で色んなハプニングが襲う。サングラス+黒尽くめの男が!オチは笑えた。城平 作品「これは運命ではない」はオチがわからなかったのがフラストレーション。阿津川作品「成人式とタイムカプセル」はさすがの内容。④
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辻堂ゆめさんのと城平京さんのが良かった! 辻堂さんのは、自分が結構主人公と似た境遇を体験しているので、すごく面白かったというか。 城平京さんのは、「虚構推理」のアニメが好きだったので、楽しく読めました。
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『この世界には間違いが7つある』がとで面白かったです。 最後のどんでん返し、これは誰でも「あ〜!」ってなります‼︎ この評価は、この本を自分なりに総合的に見た評価です。
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【2024年90冊目】 帰国子女の心細いフライトの旅、取り壊している下宿から見つかった御札と交錯する人々の思い、運命か作為か二人の男女、浮気と妊娠妻、消えたタイムカプセル、マスターと正しい世界。非日常アンソロジー! 「物語の力を信じる作家たち」6人による謎をテーマにしたアンソロ...
【2024年90冊目】 帰国子女の心細いフライトの旅、取り壊している下宿から見つかった御札と交錯する人々の思い、運命か作為か二人の男女、浮気と妊娠妻、消えたタイムカプセル、マスターと正しい世界。非日常アンソロジー! 「物語の力を信じる作家たち」6人による謎をテーマにしたアンソロジー。それぞれの作家さんの個性が出ているような気がして、楽しめるお得な一冊でした。平均年齢もすごく若い気がする。しかし、小説読んでて急にサイゼリヤに来たみたいな気分になったのは初めてでした。斬新〜。 表紙もセンスがあって良いですね◎
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非日常といっても、日常の延長の一コマ。ミステリーと期待してしまうと、物足りないけれど、なぞなぞくらいに考えて楽しめました。 特に、装画が素敵。ベタなラブコメの定番、食パン咥えて、急ぐ曲り角。そこに、なんと、食パンの山。偶然を装う必然。 さて、5人の人気作家アンソロジー。 辻堂ゆめ...
非日常といっても、日常の延長の一コマ。ミステリーと期待してしまうと、物足りないけれど、なぞなぞくらいに考えて楽しめました。 特に、装画が素敵。ベタなラブコメの定番、食パン咥えて、急ぐ曲り角。そこに、なんと、食パンの山。偶然を装う必然。 さて、5人の人気作家アンソロジー。 辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」 16歳の誕生日、父親の転勤の為、一人でアメリカからの帰国。アメリカでの不満と日本での不安に押しつぶされそう。同じ飛行機に乗る怪しい男性は誰? 凪良ゆう「表面張力」 「すみれ荘ファミリア」の続編とのこと。そちらを知らないと厳しいかも。私は、小賢しく物を考えないと育てられた僧侶の妻の小賢しさが好き。 城平京「これは運命ではない」 「虚構推理」の探偵コンビが登場。 木元哉多「どっち?」 「閻魔堂沙羅の推理奇譚」が図書館になくて未読のまま。もしかしたら、関係しているのかな。 妻の友人と不倫した男。友人は夫婦の家で首を吊る。自殺か他殺か?妻に逆らえない夫なのです。 阿津川辰海「成人式タイムカプセル」 注目の若手ミステリ作家さんみたいです。 兄弟の嫉妬と優しさのタイムカプセル。 芦沢央「この世界には間違いが7つある」 まさに、間違い探しの短編。
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日常の中にふと紛れ込んできた非日常。勢いのある6人の作家さんによるアンソロジー。どれも面白かった。芦沢さんの作品は、不穏で不思議な世界が一転して…とても面白かった。
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6作品のうち最初の2作品を読んだ。 14時間のフライトのやつ、良かった。 ミステリーといったら、殺人などの刑事事件をイメージしていたが初めてのほのぼの系の話でオチも良かった。親子の絆を感じらることができて微笑ましかった。 2作品目のなぎらゆう先生の作品を読みたいがためにこの本を選...
6作品のうち最初の2作品を読んだ。 14時間のフライトのやつ、良かった。 ミステリーといったら、殺人などの刑事事件をイメージしていたが初めてのほのぼの系の話でオチも良かった。親子の絆を感じらることができて微笑ましかった。 2作品目のなぎらゆう先生の作品を読みたいがためにこの本を選んだがうーん。。。 短編といこともあり短くまとめようとしすぎてる感があった。アパート取り壊しの際に出てきたお札を取り巻く人間の話で長編でも書けそう。 国見くんがカメオ出演してたの良かった。
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コロナ前の日常と比べると、今は非日常。でも、非日常の毎日は日常になりつつある。そんな非日常の日常のなか、この6つの物語を読む。視点を変えると見える何かがある。一筋縄ではいかない作家たちの短編がまとめて読めて面白い。
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23/9/1〜9/7 『虚構推理』短編目当てだったけれど、面白い作品が読めてよかった 城平京さんと芦沢央さんが特に面白かった 23/9/1 ★★★ 辻堂ゆめ『十四時間の空の旅』 初読み作家さん 思春期のこだわりやうるささがしんどい そう言えば、『魔女の宅急便』の2巻以後も思春期描写が苦手だったな 理不尽にイライラして、周りに当たり散らすタイプの思春期描写が苦手 些細なことで色々悩むタイプなら大丈夫なんだけど、、 最後はお父さんの気持ちが通じてよかったな 23/9/1〜9/7 ★★ 凪良ゆう『表面張力』 『流浪の月』しか読んだことがなかった 軽い感じで不倫が出てきてげんなり ピリッと苦い結末 でも読ませるし面白い 下宿シーンで『猫とメガネ』のシェアハウスをちらっと思い出した 作家の書く作品はどう仕上がったのかな 23/9/7 ★★★★ 城平京『これは運命ではない』 『虚構推理』シリーズの短編 これ目当てで手に取った本だけど大当たりだった もともと九郎目線の方が好きなので嬉しいし、チラチラと世界観が見え隠れしてるのも嬉しい ストーリーとしてもこれから甘くなりそうな感じが好み 幽霊さんどんな風に焦ってたのかな シリーズ未読の方には読みづらいかも 23/9/7 ★★ 木元哉多『どっち?』 初読み作家さん 不倫物はあまり好きじゃない イヤミスってことかな いいように操られていた、というオチは面白いけれど、美嘉が主人公に執着する理由が語られていないのでうーん 役に立たないものをすぐに切り捨てる決断力のある美嘉が、主人公のどこを評価しているのか 23/9/7 ★★★★ 阿津川辰海『成人式とタイムカプセル』 面白かった 小学生の時って、小さなことを大きく捉えたり、それを後から後悔したりするよね 兄へのコンプレックス、は『紙魚の手帖9』の『バッククロージャー』にも通じる感じ。 23/9/7 ★★★★★ 芦沢央『この世界には間違いが七つある』 初読み作家さん 面白かった!! バトルロワイヤルもの?と恐々読んだけれど、とても好みだった 一人称語りなので、自分が何かわからなかったけれど、挿絵のところでびっくり 間違い探しとはねぇ 『人形の家』ルーマー・ゴッデンを思い出した
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色々な作家さんの短編集なので好きなものとそうで無いものと分かれてしまったけど、凪良ゆうさんの作品はすみれ荘ファミリアのスピンオフになっているようで、読んだのもだいぶ前だし文庫本になって内容が変わっている部分もあると聞いたので、改めて読み直したいなぁと思った。
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