非日常の謎 ミステリアンソロジー の商品レビュー
どれも面白かった。あまり知らない作家さんもいたので、他の作品も読んでみたい。 まず最初の辻堂ゆめさんで、少しだけ似た思春期を過ごした自分の過去を思って引き込まれ、凪良ゆうさんでは、しまったこれは「すみれ荘」の話かまだ読んでない、と思いながらも、「私の美しい庭」の統理くんがちらっと...
どれも面白かった。あまり知らない作家さんもいたので、他の作品も読んでみたい。 まず最初の辻堂ゆめさんで、少しだけ似た思春期を過ごした自分の過去を思って引き込まれ、凪良ゆうさんでは、しまったこれは「すみれ荘」の話かまだ読んでない、と思いながらも、「私の美しい庭」の統理くんがちらっと出てきて嬉しくなったり。最後の芦沢央さんは、何の話かと思ったら奇想天外な世界でびっくり。 こういう軽めのミステリーは楽しい。「どっち?」は怖いかな。
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読みやすいちょっとしたミステリアスな短編集。どれも面白かったけど、ついさっき読んだ本の登場人物がこちらの短編にも出ていて、そういうのが好きなので凪良さんのお話よかったな。芦沢さんのも設定が面白かった。
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辻堂ゆめ・凪良ゆう・城平京・木元哉多・阿津川辰海・芦沢 央、六人の作家陣が『非日常』をテーマに描いた短編集。 お気に入りは辻堂さんの「十四時間の空の旅」 15歳で、一人ビジネスクラスの空の旅を経験するエリカの緊張が伝わって来る。 驚きの仕掛けと共に読後は心が温まる。 一番期待...
辻堂ゆめ・凪良ゆう・城平京・木元哉多・阿津川辰海・芦沢 央、六人の作家陣が『非日常』をテーマに描いた短編集。 お気に入りは辻堂さんの「十四時間の空の旅」 15歳で、一人ビジネスクラスの空の旅を経験するエリカの緊張が伝わって来る。 驚きの仕掛けと共に読後は心が温まる。 一番期待していた凪良さんの「表面張力」は『すみれ荘ファミリア』のスピンオフ作品。 時々ドキッとする言葉に出逢う。 短編ながら凪良さんの感性は健在。 人はいくつもの顔を持つと再認識させられる。 初読みの木元さんの「どっち?」はイヤミス感満載で女の怖さを感じた。
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辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」 凪良ゆう「表面張力」 城平京「これは運命ではない」 木元哉多「どっち?」 阿津川辰海「成人式とタイムカプセル」 芦沢央「この世界には間違いが七つある」 ひとつめ:怖い話になるかと思ってたら、意外とハートフル。 でも、思春期の娘の父親への憎悪や、 あの時期の転校とか、そう簡単には癒やされないのでは?と思う。 でも、家族愛が伝わったのは良かったよね。 ふたつめ:さすが!面白く読めました。 スピンオフなら先に本編読みたかったなぁ。 誰が一番怖いかって話だけど、さりげなく病んでる人がいて 大丈夫かな?と思う。一番心配な人はお祓いされたら大丈夫かな? みっつめ:虚構推理の人(作家)だーって読んでたら 虚構推理の人(登場人物)でした。 虚構推理は未履修だけど、読みやすかったし、 とっつきやすかったから、いつか読んでみてもいいかな、と。 よっつめ:これも、誰が一番怖いのかって話。 イヤミス?主人公はとても愚か。 いつつめ:この二人の話が他でも読めるのか?と思ったけど、 そうでもないみたい?タイムカプセル周りの話になるほど、しつつ、いい感じに伏線置いてくれてたからとっつきやすくはあったかな。他の作品もちょっと読んでみたくなった。 むっつめ:さすが! 突然の挿絵に戸惑いつつも、なるほどそういうことか、と なりました。さすが!
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まぁまぁまぁって感じでした。非日常の謎を解き、日常を改めて生きる活力をもらう。辻堂ゆめさんと阿津川辰海さんのが比較的シンプルで好きだったかな。城平京さんのなんかは某作品シリーズを知ってないとピンとこないのではないだろうか(もちろんそこがメインではないから問題はないけどね……)。
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凪良ゆうさん目当てで読んだが、一番面白かったのは芹沢央さんの「この世界には間違いが7つある」。 タイトルを見れば確かにそうなんだけど、登場人物?の推理小説感がそこを気づかせない。2度読みしてしまった。 凪良ゆうさんの「表面張力」は、キャラクターに惹かれたが、内容としてはあまり好みではなかった。シリーズものなら読んでみたいな。
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主目的だった凪良さんのは、すみれ荘ファミリアの内容だったので読んだことあった〜 最後の芦沢央さんのが面白かったけど、あまり、はっとするような内容はなかった印象で、スルスル〜っと読め過ぎてしまった感覚が… ミステリの短編を連続で読んでしまったのもあるかもしれない。 短編の特に複...
主目的だった凪良さんのは、すみれ荘ファミリアの内容だったので読んだことあった〜 最後の芦沢央さんのが面白かったけど、あまり、はっとするような内容はなかった印象で、スルスル〜っと読め過ぎてしまった感覚が… ミステリの短編を連続で読んでしまったのもあるかもしれない。 短編の特に複数の著者のアンソロジーは、長編の間に小休止的な感じで読むのが良いかもしれない。
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芦沢央さんや凪良ゆうさんは 好きだから やっぱり読みやすいし、 面白い! 「非日常」って感じでもなく、 アンソロジーとしてのまとまりはあまり感じない。
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6名の作家陣による短編アンソロジー。 裏表紙にはコロナによって失われた’日常’を守りたいからこそ『非日常の謎』を嗜もう…という、わかるような、わからないような内容紹介が載っている。 さておき、南波タケ先生による表紙絵「出会いすぎる曲り角」が興味をそそりまくる。 〈十四時間...
6名の作家陣による短編アンソロジー。 裏表紙にはコロナによって失われた’日常’を守りたいからこそ『非日常の謎』を嗜もう…という、わかるような、わからないような内容紹介が載っている。 さておき、南波タケ先生による表紙絵「出会いすぎる曲り角」が興味をそそりまくる。 〈十四時間の空の旅〉…何回乗っても飛行機ってワクワクしますよね。そもそも’飛行’自体が非日常の象徴のようなもの。香水さんと迷子は何だったのか? 〈表面張力〉…視点がカチカチ切り替わりながら真相が見えて来るこういう構成好き。何かの拍子に弾け飛んでしまいそうな、抜き差しならないバランスの上に築かれた張り詰めた平穏にハラハラする群像劇。 〈これは運命ではない〉…ややもしたらバカミスに含まれるのかもしれないが、本アンソロジー・テーマを代表する作品だと感じた。二人の会話の空気感がすごく良い。 〈どっち?〉…しっかりした伏線が張られていて納得感はあるんだけど、本オチがやっぱり苦しいような気がする。 〈成人式とタイムカプセル〉…キャラクター性が強い作品。もうちょっと雄馬と友人との関係性を拾って貰えたら引き込まれたかもしれない。 〈この世界には間違いが七つある〉…趣がガラリと変わる作品。例えうっかりでも、決して読み進むより先に図版を見てはならない。 うーむ、もっと奇想天外・トンデモトリック満載な『非日常』を期待したんだけどな。 1刷 2022.8.16
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辻堂ゆめ作品を探して見つけたのがこの本 辻堂作品を含め6人の作家の短編 私の感覚にはマッチしない作品が多かった
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