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かがみの孤城(下) の商品レビュー

4.5

741件のお客様レビュー

  1. 5つ

    450

  2. 4つ

    200

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    3

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2024/07/09

上下巻読んだ。 子供向けかな?と少し思ってしまうくらい読みやすかった。 驚きがいっぱいあって、面白かった。

Posted byブクログ

2024/07/04

「鏡の城」それは時を超越した異空間に七人の引き篭もりが集められる。同じ年頃でしかも同じ学校なにの鏡から戻るとそんな存在が見つからない。そんな世界に何故か助けあい友達になって行く気っ掛けを掴む。心の繋がりで人は幸せになることができる、そんな仕掛けを想像させるこの小説は読み終わった後...

「鏡の城」それは時を超越した異空間に七人の引き篭もりが集められる。同じ年頃でしかも同じ学校なにの鏡から戻るとそんな存在が見つからない。そんな世界に何故か助けあい友達になって行く気っ掛けを掴む。心の繋がりで人は幸せになることができる、そんな仕掛けを想像させるこの小説は読み終わった後に心がウキウキするのが不思議だ。人の繋がり、心が通じ合うと言う仲間は同じ環境、心境で初めて遭遇し合えるものなのだ。

Posted byブクログ

2024/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

傑作!!!!! 伏線回収、胸が熱くなりっぱなしだった。 若い時特有の、人の視線や気持ちに敏感でありとあらゆることを気にしちゃうこころが、人の視線よりも自分がこうしたい!の思いの方を大事にしてどんどん行動していく様子が読んでいて気持ちよかった! あと私自身学生の時は学校が自分の世界の全てな気がしていたけど、学校だけが自分の居場所じゃないって中1で気づける東條萌ちゃんが凄すぎる。 今現在悩んでいる中高生に響く作品なんじゃないかなー。もし自分に子供が出来たら学生の内に読ませたいなって思った。 城で願いを叶えたから城でのみんなの記憶はなくなってしまったけれど、完全に全てを忘れたわけではなく、みんなの記憶にぼんやりと微かに残っているのもよかった! リオンだけは全部記憶を残してもらったのかなー。こころといい感じになるといいな✨ 喜多嶋先生=アキ、が一番衝撃を受けたかも! 壮絶な過去があったから、心の教室であんなにも子供に優しく寄り添えるんだろうなぁ。 寄り添うだけでなく不安でいっぱいの子供全員に安心を与えられる先生って凄い。 7年ずつ歳の差がある子供を集めたのも、童話の七匹の子やぎとリンクさせて鍵を捜させたのも、城が閉じる日=リオンのお姉さんの命日とか、よくここまで設定考えたなぁと感心させられっぱなしだった! 辻村さんの脳内はどうなっているのやら…! 素晴らしいの一言!!!!!

Posted byブクログ

2024/07/01

少年少女の生きる時代が違っていたというところまでは予測できず、良い終わり方だなと思った。避難場所が永久に使えないのが悲しくもあり、そういうものなのか、というあきらめもあり。

Posted byブクログ

2024/06/25

面白い。 終わり方も一工夫あって、それは良いのだが、いじめっ子とか担任とかに対する懲悪が弱い。。。 俺が武闘派過ぎるのかなあ。。。

Posted byブクログ

2024/06/24

やっぱり最後は涙が… なんだよー!!何だか羨ましいぞー!!笑 我が家の子供達にもオススメします。 初めは読みにくいとか言ってほんとごめんなさい!!

Posted byブクログ

2024/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上と同じような話が続くと思っていた、それでも十分面白くて高評価をつけるつもりだったけれど、下を読んで星5つじゃ足りなくなった。笑 本当に素敵な物語。驚きが何重もある。 上は自分の過去が思い起こされて、楽しくて読み進めたい気持ちと、心の奥にしまい込んだ記憶の蓋が開けられるような少しの不安があったけれど、下まで読むと、自分を振り返り・肯定してあげられるようになれた気がする。 時間をおいてまた読みたい。

Posted byブクログ

2024/06/15

下巻は、主人公こころだけでなく、他の子どもたちの生い立ちや心情まで描かれるようになる。それぞれの会話で微妙に噛み合わなかった点はだいたい読者の予想通りの理由であるが、その部分が解明したあともさらなる種明かしがある。この城ができたのはなぜ?オオカミとは何者?皆の話に登場するあの人物...

下巻は、主人公こころだけでなく、他の子どもたちの生い立ちや心情まで描かれるようになる。それぞれの会話で微妙に噛み合わなかった点はだいたい読者の予想通りの理由であるが、その部分が解明したあともさらなる種明かしがある。この城ができたのはなぜ?オオカミとは何者?皆の話に登場するあの人物は? 全てがわかったときじんわりと心が温かくなる。希望を持たせる終わり方もよかった。

Posted byブクログ

2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりあえず、最後の展開が驚きでした。 まずは、最初(上巻のとき)はこころが主観として描かれており、この話における主人公と思ってましたが、最後にリオンの話があり、それが全てに繋がる(閉城部やエピローグ部)ということから、一概にもこころだけが主人公の話ではないんだと感じました。 そして、「7」という数字(全員が7歳差であることや、「七ひきの子やぎ」の話をモチーフにしているところ)や孤城(幼い頃に病気で亡くしたリオンの姉の実生(みお)が生前に遊んでいたドールハウスに似ていたという特徴)に込められた意味を、最後に知ることができて感動でした。(3/31ではなく3/30閉城である理由が実生の命日だったのも納得でした。) リオンが、オオカミ様を実生であることを告げ、最後に「みんなのことを覚えていたい」と言ったあとのオオカミ様の「善処する」という言葉にはいろいろな意味が込められているのだなと感じました。また、リオンが実生に対して幼いながらに感じていたものが中学生になった今だからこそ、亡くなる直前に同年代であった実生の当時の気持ちや言動が理解できるようになったという描写に、リオンの成長が描かれているような気がして感動しました。 実際は現実の年が異なっていましたが、孤城の中での会話が噛み合わなかったり、現実世界では会えないというのをマサムネが「パラレルワールドではないか」と言ったのもなるほどと共感でき、そこからの実は…という展開が面白かったです。 またアキがまさかの喜多嶋先生だったという事実も衝撃でした。そこも繋がっていたのだと驚きでした。 全体的に、最後の事実に繋がる何かしらのヒントがところどころに散りばめられており、それを後から回収するような展開に圧倒されました。また、「普通とは何か」を考えさせられる作品であったと感じました。(必ずしも周りの人と同じだから普通とは限らない、周りと違っても変でも何でもない。) 上下巻で800ページぐらいの大ボリュームでしたが、読書初心者の私でも非常に読みやすい作品でした。

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めから惹きつけられるものがあり、文体も読みやすく一気に読み終えました 後半の伏線回収っぷりがすごくて、あの描写も全部そうだったのか!と思うほど全てが繋がっていきました みんなの話がずれ始めたあたりから時間軸がズレてるんじゃない?と思い始め、心の教室の先生が他の人のところにもいるというところでほぼ確信に変わった 「会える、助け合える」オオカミさまが言っていたこの言葉も最後にはきっちり謎が解け、現実世界で助けられているこころが過去のアキを助けに行ったんだなというのがわかったときには本当に感動した 結局、最後お願いしたのが叶ったのか理音だけが記憶が残ったようで、現実世界のこころを助けにきたんじゃないかなと思うと温かい気持ちになりました(もちろん理音自身が日本の学校に通いたかったのもあると思うけど) スバルがゲーム開発者になってマサムネの言葉を現実化させたのかとかそのあたりもエピローグにあるともっとよかったかな でも全体的にとてもよかった、もっと辻村深月さんの作品を読みたくなった

Posted byブクログ