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かがみの孤城(下) の商品レビュー

4.5

728件のお客様レビュー

  1. 5つ

    442

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    3

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2024/07/01

少年少女の生きる時代が違っていたというところまでは予測できず、良い終わり方だなと思った。避難場所が永久に使えないのが悲しくもあり、そういうものなのか、というあきらめもあり。

Posted byブクログ

2024/06/25

面白い。 終わり方も一工夫あって、それは良いのだが、いじめっ子とか担任とかに対する懲悪が弱い。。。 俺が武闘派過ぎるのかなあ。。。

Posted byブクログ

2024/06/24

やっぱり最後は涙が… なんだよー!!何だか羨ましいぞー!!笑 我が家の子供達にもオススメします。 初めは読みにくいとか言ってほんとごめんなさい!!

Posted byブクログ

2024/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上と同じような話が続くと思っていた、それでも十分面白くて高評価をつけるつもりだったけれど、下を読んで星5つじゃ足りなくなった。笑 本当に素敵な物語。驚きが何重もある。 上は自分の過去が思い起こされて、楽しくて読み進めたい気持ちと、心の奥にしまい込んだ記憶の蓋が開けられるような少しの不安があったけれど、下まで読むと、自分を振り返り・肯定してあげられるようになれた気がする。 時間をおいてまた読みたい。

Posted byブクログ

2024/06/15

下巻は、主人公こころだけでなく、他の子どもたちの生い立ちや心情まで描かれるようになる。それぞれの会話で微妙に噛み合わなかった点はだいたい読者の予想通りの理由であるが、その部分が解明したあともさらなる種明かしがある。この城ができたのはなぜ?オオカミとは何者?皆の話に登場するあの人物...

下巻は、主人公こころだけでなく、他の子どもたちの生い立ちや心情まで描かれるようになる。それぞれの会話で微妙に噛み合わなかった点はだいたい読者の予想通りの理由であるが、その部分が解明したあともさらなる種明かしがある。この城ができたのはなぜ?オオカミとは何者?皆の話に登場するあの人物は? 全てがわかったときじんわりと心が温かくなる。希望を持たせる終わり方もよかった。

Posted byブクログ

2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりあえず、最後の展開が驚きでした。 まずは、最初(上巻のとき)はこころが主観として描かれており、この話における主人公と思ってましたが、最後にリオンの話があり、それが全てに繋がる(閉城部やエピローグ部)ということから、一概にもこころだけが主人公の話ではないんだと感じました。 そして、「7」という数字(全員が7歳差であることや、「七ひきの子やぎ」の話をモチーフにしているところ)や孤城(幼い頃に病気で亡くしたリオンの姉の実生(みお)が生前に遊んでいたドールハウスに似ていたという特徴)に込められた意味を、最後に知ることができて感動でした。(3/31ではなく3/30閉城である理由が実生の命日だったのも納得でした。) リオンが、オオカミ様を実生であることを告げ、最後に「みんなのことを覚えていたい」と言ったあとのオオカミ様の「善処する」という言葉にはいろいろな意味が込められているのだなと感じました。また、リオンが実生に対して幼いながらに感じていたものが中学生になった今だからこそ、亡くなる直前に同年代であった実生の当時の気持ちや言動が理解できるようになったという描写に、リオンの成長が描かれているような気がして感動しました。 実際は現実の年が異なっていましたが、孤城の中での会話が噛み合わなかったり、現実世界では会えないというのをマサムネが「パラレルワールドではないか」と言ったのもなるほどと共感でき、そこからの実は…という展開が面白かったです。 またアキがまさかの喜多嶋先生だったという事実も衝撃でした。そこも繋がっていたのだと驚きでした。 全体的に、最後の事実に繋がる何かしらのヒントがところどころに散りばめられており、それを後から回収するような展開に圧倒されました。また、「普通とは何か」を考えさせられる作品であったと感じました。(必ずしも周りの人と同じだから普通とは限らない、周りと違っても変でも何でもない。) 上下巻で800ページぐらいの大ボリュームでしたが、読書初心者の私でも非常に読みやすい作品でした。

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

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読み始めから惹きつけられるものがあり、文体も読みやすく一気に読み終えました 後半の伏線回収っぷりがすごくて、あの描写も全部そうだったのか!と思うほど全てが繋がっていきました みんなの話がずれ始めたあたりから時間軸がズレてるんじゃない?と思い始め、心の教室の先生が他の人のところにもいるというところでほぼ確信に変わった 「会える、助け合える」オオカミさまが言っていたこの言葉も最後にはきっちり謎が解け、現実世界で助けられているこころが過去のアキを助けに行ったんだなというのがわかったときには本当に感動した 結局、最後お願いしたのが叶ったのか理音だけが記憶が残ったようで、現実世界のこころを助けにきたんじゃないかなと思うと温かい気持ちになりました(もちろん理音自身が日本の学校に通いたかったのもあると思うけど) スバルがゲーム開発者になってマサムネの言葉を現実化させたのかとかそのあたりもエピローグにあるともっとよかったかな でも全体的にとてもよかった、もっと辻村深月さんの作品を読みたくなった

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱり深月先生すごい〜〜( ᵒ̴̶̷̥́ _ᵒ̴̶̷̣̥̀ ) 分厚い…長い…と思って、しばらく積読のままだったけど、一気に読んでしまった。 伏線が回収されまくって、そこも?そこもなの?で、"オオカミさま"が最後かと思いきや、最後の最後、喜多島先生のエピローグ。あの頼もしくて、大丈夫、大丈夫、信じてと何度も支えてくれた喜多島先生のエピローグ…感動しました。 嫌な人間をとことん救いようがない、言葉にできないくらいムカつく人間に描いてあったけど、言葉も通じなければ交わさないし、理解しなくていいし、闘わなくてもいい。自分のしたいことだけ考えてって。 苦しいときにそう言って支えてくれる人がいたら、嬉しいよね。嬉しかったな。って気持ちが少し、明るく照らされるような気持ち☀︎ だいすきなおはなしが増えました〜₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎​

Posted byブクログ

2024/06/11

上下巻、一気に読み切ってしまいました。あらゆる理由で不登校の生徒たちが支え合い助け合い成長し合いながら苦難を乗り越えていきます。そしておおかみ様による様々な仕掛けが下巻からどんどん明かされていき、気づいたらのめり込んでいました。喜多嶋先生のエピローグが大好きです。

Posted byブクログ

2024/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

城に集まっていた中学生たちの時間がずれていたという展開がよかった。同じ境遇を経た中学生たちが、時間を越えて助け合うラストは、気持ちのいいエンディングだった。きれいに伏線がみんな回収されて、後味がとてもいい。 それにしても、伊田先生の対応が、どうにも気にかかる。今どき、あそこまで対応のひどい先生がいるものだろうか。いないと信じたい。 学校のヒエラルキーの感じや、いじめによる不登校、加害者に手紙を書かせる先生の対応といった学校のイメージの悪さが、もやもやする。学校に関わる身としては、さすがにその対応は、ないだろうと思う。 主人公の「こころ」は、2006年に中学1年生の設定で、ちょうど自分と同年代だったので、フリースクールに対する保護者の感覚とかに、わりとリアリティがあった。登場人物たちが中学生である年代が、7年ずつずれているので、それぞれが学校に行くことができなくなった背景に、時代の雰囲気があるのが面白い。とはいえ、書かれたのが2017年。まだ、各クラスに1人は、不登校あるいは、不登校予備軍の子がいるのが当たり前という今の実情は、想像を超えていたのだろうなとも思う。 意外性のある展開で普通に面白い。映画化もされたので、それとも併せて、中学生にはおすすめの作品だった。

Posted byブクログ