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かすがい食堂 の商品レビュー

3.3

34件のお客様レビュー

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2024/09/15

優しい気持ちになる一冊でした! 駄菓子屋「かすがい」の雰囲気や香りが想像できる心がほっこりする物語です^^ 楓子は訳あって仕事を退職し、駄菓子屋の"おばちゃん”(25)として祖母が営んでいた「かすがい」屋を受け継ぐ。 駄菓子屋「かすがい」は地元の小学生たちから愛され毎...

優しい気持ちになる一冊でした! 駄菓子屋「かすがい」の雰囲気や香りが想像できる心がほっこりする物語です^^ 楓子は訳あって仕事を退職し、駄菓子屋の"おばちゃん”(25)として祖母が営んでいた「かすがい」屋を受け継ぐ。 駄菓子屋「かすがい」は地元の小学生たちから愛され毎日子供たちの声が絶えない。 でもその中には問題を抱えた子もいる。 貧困家庭や親の仕事の都合、摂食障害といった様々な悩みを抱えた子供たちを楓子は「食」を通じて救う物語です。 ただ "ご飯を食べれば解決!!” のような考え方ではなく、それぞれの問題に深く入り込み考えさせられる一冊でした。

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2024/08/14

8/14 食を通して子供達の生活や環境に考えさせられる本でした。食べることの大切さを教わって、食育にはとても読みやすくて良い本だと思います! 続編とかあればまた読みたいな

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2023/11/25

映像業界で働いていた春日井楓子は、激務で仕事を辞めてから祖母が営む駄菓子屋『かすがい』を継ぐ。 どうにか慣れた頃、ひとりの少年が来るたびにきっちりと三百円分のお菓子を買うのに気づく。 まさか、これが晩ご飯とは…。 これをきっかけに店の奥で、三百円の駄菓子の代わりにハンバーグを作っ...

映像業界で働いていた春日井楓子は、激務で仕事を辞めてから祖母が営む駄菓子屋『かすがい』を継ぐ。 どうにか慣れた頃、ひとりの少年が来るたびにきっちりと三百円分のお菓子を買うのに気づく。 まさか、これが晩ご飯とは…。 これをきっかけに店の奥で、三百円の駄菓子の代わりにハンバーグを作っていっしょに食べる。 シングルマザーで貧困家庭、時間もなく子どものことも見る時間がない状態では、晩ご飯も毎日作れていない。 それでいいわけはないが、どうしようもないということだろうか…。 楓子は、居場所のない子どもたちのために、みんなで囲む食事が美味しいことを気づいてもらえたらという思いもあるのかもしれない。 押しつけることもなく、自然にいっしょに食事ができるように献立も買い物も料理もできる範囲でいっしょにすることで得られることもたくさんある。

Posted byブクログ

2023/09/23

駄菓子屋の楓子さんが助けを必要とする子どもたちに食べ物を通して、諦めたらいけないこと、自分を大切にすること、なりたい自分になれること を伝えていきます とても素敵なお話しでした!

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2023/08/10

人間は何のために食べるのか?その問いに答えを探し、さまよっている子供たちがでてくる。いや、答えを探しているのは子どもたちではない。何に困っているのかも分からない子どもたちに寄り添い、いっしょに答えを探している駄菓子屋かすがいのおばちゃん楓子が主人公の物語である。献立を決めて、買い...

人間は何のために食べるのか?その問いに答えを探し、さまよっている子供たちがでてくる。いや、答えを探しているのは子どもたちではない。何に困っているのかも分からない子どもたちに寄り添い、いっしょに答えを探している駄菓子屋かすがいのおばちゃん楓子が主人公の物語である。献立を決めて、買い物に行き、調理をする。そんな当たり前のことが当たり前ではなくなっている子どもたちがでてくる。いや、コンビニ弁当やUber eatsが大活躍の現代では、どちらが当たり前か、、?毎回の食事風景からは、たちのぼる湯気や鼻をくすぐる匂い、美味しい物を食べた時の笑顔まで見えてくる描写で、こちらまでお腹が空いてくる。やはり、食べることは幸せに生きることだな、と思う。

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2023/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさかこんなにかわいいほのぼのした表紙の本が子どもの社会問題に切り込んだお話だったとは。 摂食障害の子以外はシングル家庭の貧困問題。 子どもに関わる問題はどうしても親が絡んでくるから難しいんだよね。 親のプライドが邪魔をして支援の手を拒んでしまう。 でも食べられなくて困るのも食に関しての正しい知識やマナーが得られずに困るのも子ども。うーん辛い。 結局こんな時に一番早く気づいてあげられるのはかすがい食堂のような場所なんだろうなぁ。 子どもだけでは得られる情報が少なすぎる。 だから大人の力が必要なのよね。 だから親のプライドなんて捨てて支援の手を掴んでもらいたいと思う。 「人に頼ってもいい」これが実はすごく難しい。 たぶん私の人生の永遠の課題。 でも子ども達には知っていてほしい。 偽善だと思うかもしれない。 その時は理解できないかもしれない。 でも自分から助けを求めたら助けてくれる人は必ずいると知っていてほしい。 今を生きる子ども達がみんな幸せであってほしい。 そんな風に思ったお話でした。

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2023/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京の下町にある駄菓子屋"かすがい"の奥の台所で、子供に食事を提供する"かすがい食堂"。提供するとは言っても、食べる子供も一緒に買い物したり料理をする変わり種の食堂だ。 世にいう"子ども食堂"程規模の大きなものではなく、家庭や学校などで問題を抱えた近所の子供数人に、食事を共にすることで息抜きをさせてくれる場にもなっている。 "かすがい"の店主・楓子が、子供を見下したり一方的に施したりするのではなく、常に同じ目線でじっくり向き合い寄り添う姿勢に好感が持てた。 ネグレクト、摂食障害、貧困。現代の子供たちを取り巻く問題は複雑で、スッキリ解決できるものは少ない。 様々な問題を抱えた生きづらさの中にあって、少しでも肩の力を抜き、何より自分たちで作った料理を美味しいと感じたりみんなと一緒に食べることが楽しいと思える気持ちが、やがて子供たちの救いになるといい、と願わずにいられない。

Posted byブクログ

2023/04/27

親の事情で食に恵まれない子供達に、食事の一助とすべく手を差し伸べる駄菓子屋の楓子。夫々の子の置かれている立場、環境に配慮しながら何が出来るのか、試行錯誤しながら共に成長していく様が清々しい。

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2022/09/23

 主人公は楓子・25歳。会社を辞め、祖母から創業60年の『駄菓子屋かすがい』を引き継ぎます。ある日、300円分のお菓子を食事代わりに購入する少年を見るに見かね、集客や商売抜きに『かすがい食堂』を始めます。  ネグレクト気味の母親と少年、摂食障害と少女など、困難を抱えている子どもた...

 主人公は楓子・25歳。会社を辞め、祖母から創業60年の『駄菓子屋かすがい』を引き継ぎます。ある日、300円分のお菓子を食事代わりに購入する少年を見るに見かね、集客や商売抜きに『かすがい食堂』を始めます。  ネグレクト気味の母親と少年、摂食障害と少女など、困難を抱えている子どもたちに寄り添い、食べる意味をともに考えながら、人と未来を食でつないでいく展開です。  店名の「かすがい」は苗字なのですが、「子はかすがい」の通り、楓子が暗に何かと何かをつなぐ役割を果たす例えでもあるのでは、と考えます。  貧困などの難しく重い問題へ、少し楓子のお節介・介入が過ぎているようですが、一人でできることの限界を認識しながら、必死に居場所をつくろうとする姿勢に、教えられる部分もありました。  絶品料理で子どもたちの胃袋をつかむのではなく、一緒に買い物に行き、料理を作り、皆んなで食べる行為は、実際に子どもを変容させ得るかもしれません。

Posted byブクログ

2022/09/22

普通。 このご時世こんなにうまくいくかな? 小学生ってこんなに自分の意思がはっきりしてて、大人が発する言葉を理解してるのかな? が気になる。 おせっかいお姉さんは、この時代に無理があるような…

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