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ステップファザー・ステップ 新装版 の商品レビュー

3.9

54件のお客様レビュー

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2022/07/06

さささーっと軽く読み流せるストーリー。 謎解きにはなってるけど、大きな事件性があるものではなく、ひとつわかれば意味がわかる謎解きという感じだった。 双子が子どもだけで暮らしてる真相にどんどん近づいていくとかそういう展開があるのかと思ったらそんなこともなく。。。私の好みからしたら...

さささーっと軽く読み流せるストーリー。 謎解きにはなってるけど、大きな事件性があるものではなく、ひとつわかれば意味がわかる謎解きという感じだった。 双子が子どもだけで暮らしてる真相にどんどん近づいていくとかそういう展開があるのかと思ったらそんなこともなく。。。私の好みからしたらだいぶさっぱりでした。 最初の発行1993年とのことで約30年前。スマホがないためなんだけど、双子となかなか連絡がとれなかったり、公衆電話や手紙がでてきたり、ちょいちょい時代を感じる部分もありました。

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2022/06/01

双子の少年とプロの泥棒が手を組むという設定がおもしろい。ユーモアが効いてて登場人物たちが愉快なものを愛する性格もとてもいい。 一方でミステリーのカギや謎解きが上手くいき過ぎている感じがある。主人公たちに都合の良いようにできているので、そこにもっと奥行きがほしい。 とはいえ宮部みゆ...

双子の少年とプロの泥棒が手を組むという設定がおもしろい。ユーモアが効いてて登場人物たちが愉快なものを愛する性格もとてもいい。 一方でミステリーのカギや謎解きが上手くいき過ぎている感じがある。主人公たちに都合の良いようにできているので、そこにもっと奥行きがほしい。 とはいえ宮部みゆき作品は好きなので、長篇ミステリーをもう少し深掘りしてみたくなった。

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2022/05/25

宮部みゆきさんの現代を舞台にした小説を読むのは、こちらの作品が初めてです。とても読みやすく、すらすらと楽しく読めました。 主人公の泥棒(そういえば最後まで名前が出てこなかったですね)は、やはりその職業?柄、観察眼があり、軽快に事件の真相を突き止めていきます。そういう社会に生きる人...

宮部みゆきさんの現代を舞台にした小説を読むのは、こちらの作品が初めてです。とても読みやすく、すらすらと楽しく読めました。 主人公の泥棒(そういえば最後まで名前が出てこなかったですね)は、やはりその職業?柄、観察眼があり、軽快に事件の真相を突き止めていきます。そういう社会に生きる人間だけど、でもやっぱり純粋な双子を邪険に扱うことができずに、少しずつ心を通わせていく様子にほっこりしました。 続きが気になる終わり方をしていますが、でも、彼らの関係があっさり切れてしまうことはないような、そんな気がしました。

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2022/03/27

双子と泥棒の奇妙な関係がなんとも言えない 物語のなかで表情豊かにくるくる動き回る様が思い浮かんで読んでいてとても楽しかったです 続編がほしいくらいに、宮部さんの作品では個人的に上位に入ります

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2022/03/27

軽いミステリー短編集 ひょんな事から 父親がわりになった泥棒と 双子のストーリ コミカルで読んでると ほっこりしました。 最後は切なかったです

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2022/03/22

宮部みゆきの時代小説にはまり、現代小説に回帰してきた。 泥棒を職業とする男が主人公だが、少し繊細でかなり頭の切れるヤツ。職業遂行途中でドジを踏み、双子の兄弟に助けられた。双子は両親が同時に別々に駆け落ちしたため、二人だけで生活しそれをエンジョイしている。弱みを握られた主人公は、双...

宮部みゆきの時代小説にはまり、現代小説に回帰してきた。 泥棒を職業とする男が主人公だが、少し繊細でかなり頭の切れるヤツ。職業遂行途中でドジを踏み、双子の兄弟に助けられた。双子は両親が同時に別々に駆け落ちしたため、二人だけで生活しそれをエンジョイしている。弱みを握られた主人公は、双子の擬似父親(ステップファーザー)になることを強いられる。イヤイヤ始めた役割だが、だんだん情も入っていく。そして、双子の周りで起こる事件のなぞを解いていく。ちょっとこじつけっぽい謎解きだが、主人公と双子の関係の展開で読ませる感じ。 時代小説のぼんくらシリーズにも、魅力的な子供が登場するが、本作でも双子の個性はなかなかのもの。宮部みゆきは子供を描くのが上手い。

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2022/02/25

双子の疑似父親役をやることになってしまった、普通に考えたら発生し得ないようなちょっと変わった設定の、連作短編集。 毎作、ちょっとしたミステリー風の話がしかかけられているのだが、それぞれ主人公がだけその部分を把握して、ちゃっかり美味しいところをもらっていく、なんとも不思議な感じの話...

双子の疑似父親役をやることになってしまった、普通に考えたら発生し得ないようなちょっと変わった設定の、連作短編集。 毎作、ちょっとしたミステリー風の話がしかかけられているのだが、それぞれ主人公がだけその部分を把握して、ちゃっかり美味しいところをもらっていく、なんとも不思議な感じの話。ちなみにミステリー風の部分は全然わからなかった。

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2022/02/17

軽いミステリーの短編集。双子と「お父さん」のやりとりがコミカルでおもしろい。最後,双子の本当の両親がどうなったのかわからないままで残念。

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2022/02/09

続編の掲載誌はこちら。 バッド・カンパニー(小説すばる97年1月号) ダブル・シャドウ(小説すばる98年1月号) マザーズ・ソング(小説すばる98年5月号) ファザーズ・ランド(前編:小説すばる98年12月号、後編:99年1月号) ちなみに宮部みゆき氏によると続編の単行本化は...

続編の掲載誌はこちら。 バッド・カンパニー(小説すばる97年1月号) ダブル・シャドウ(小説すばる98年1月号) マザーズ・ソング(小説すばる98年5月号) ファザーズ・ランド(前編:小説すばる98年12月号、後編:99年1月号) ちなみに宮部みゆき氏によると続編の単行本化はないそうです。残念。

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2021/12/20

最初は嫌々ながら父親役をやっていた泥棒が、段々と双子たちに愛情を持ってしまう姿は面白く、ほっこりする。描写がサクッとしているので若干消化不良感があるが、軽いミステリー要素も各話にあり、ユーモアある作品。

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