ステップファザー・ステップ 新装版 の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2023/11/07

表紙が可愛くなっていたので、25年ぶり？に再読。続編出て欲しいなぁと思ったのが懐かしい。
「お父さん」
「今」
「発見したんだけど」
「風邪ってさ」
「早くよくなってねって」
「心配してもらうために」
「ひくものじゃない？」
双子と「お」父さんの未来に幸あれ（涙）

2023/10/13

30年近く前の話なので、どうかな？と思ったけど、普通に楽しめた。
時代背景なんかも思い出しながら読んだり。
小さなミステリーがあって、それを解決していく短編集。
サラリと読めて面白かったけど、双子の性格が良すぎる。反抗期とかないんか？
あと、主人公の性格も素直すぎて、これホントの父親が帰ってきちゃったらどうなっちゃうの？と今から心配せずにはいられない。
先生との仲も進展せずに終わってしまったし、続きが気になる。

2023/09/18

　男は女にはなれないし、女も男にはなれない。だから、男は女に、女は男に、時には平気で残酷なことをすることができる。だが、男も女も、誰でも必ず一度は子供であったことがあるわけで、だから子供には残酷な仕打ちをすることができないのだ。

2019/2/18読了
収録エピソード『ロンリー・ハート』より。主人公の“俺”は、こう言っているが、昨今の児童虐待のニュースを聞くと、上記の説に合致しない大人が増えてきているのかもしれない。さしものミヤベ先生も、ここまでの人心の荒廃は読めなかったとみえる。

2023/09/07

初めて宮部みゆきを読んだ。この小説がクライムコメディだからか、想像していたよりも随分と文体が軽くて驚いた。
双子と「お父さん」との会話のテンポがよく、読みやすかった。

2023/07/14

家族とは？とかいう正論を取っ払った、『お父さん』と双子の息子が巻き込まれる怪事件。
『お父さん』は『父さん』じゃない。裏稼業の『お父さん』がいつの間にか、クールなんだか、天然なんだかわからない不思議な双子の息子に、父性本能を高めていて、クスリと笑える宮部さんのこんな話が大好きだ！
たまに登場する柳瀬の親父がいいまとめ役。さすがじいじ！そんなファミリーの中でも絵画好きの私としては、〈画聖〉が一番気になる存在。あなたの贋作、拝見してみたいものです。

2023/07/31

とにかく可愛い！！！！
一遍づつ双子と親父で問題を解決していくお話。ミステリーガチ勢でも楽しめるくらいにしっかりした構成だしガチガチじゃないから気楽に楽しめました！！
特に親父の心境の変化が見ていてほっこりする。

2023/04/02

小学生の時に青い鳥文庫で読んで以来の再読。いちいち表現が古臭くて気になってしまった。ワープロ、電報、文通、アベック、ソ連……新装版にするなら表現も新しくすればいいのになーと思った。ミステリーとしても家族小説としてもうーん…すごくおもしろいってわけではないかな。正直、どうしてこれがロングセラーなのか私にはわからなかった。

2023/02/18

ずいぶん昔に読んだものが本屋にあったので懐かしくて購入。双子と泥棒の擬似親子萌えです。社会派作品の多い宮部さんですが、コメディでライトな作品も素敵です。昔読んだ時とは違う話があったり、なんか減ってたりしてるような気もするのですが、青い鳥文庫の方だったからかな？昔過ぎて記憶が曖昧です。中学生くらいの子供におすすめです。

2023/01/29

昔読んで面白かった記憶があったので再読。
先に『理由』を読んだので、同じ人が書いたのか？と思ってしまった。理由の方は私にはやや読みにくくて、多すぎる登場人物を覚えられず混乱したので。
とても読みやすく、ミステリーだけど軽い感じで、クスッと笑ってしまうシーンもあり、何より双子が可愛い。
なんだかんだ優しい泥棒さんも、柳瀬の親父さんも、人間味があってとても良かったです。
私はやっぱり、事実を淡々と書いてあるものより、登場人物を好きになれる話が好きだなぁと思いました。

2023/01/27

すごく感動しました。双子が可愛い。人生、先のことが分からないことで悲しくなったり辛かったりもしますが、これを読んで、元気をもらいました。