天使と悪魔のシネマ の商品レビュー
死をテーマにした短編集。人の死や運命を調整する悪魔と天使や、この世に残した家族や恋人への思いが、亡くなった人の目線で描かれています。軽いタッチでさくさくと読めますがテーマは重いので切なさが込み上げます。残された人が前を向いてしっかり生きていくことが何よりの供養なんだろうなと思いな...
死をテーマにした短編集。人の死や運命を調整する悪魔と天使や、この世に残した家族や恋人への思いが、亡くなった人の目線で描かれています。軽いタッチでさくさくと読めますがテーマは重いので切なさが込み上げます。残された人が前を向いてしっかり生きていくことが何よりの供養なんだろうなと思いながら読了。面白かったです。
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小野寺作品には光と影、陰と陽、善意と悪意の両極が別々に作品となるけど、この作品はその両極をタオとして一体化した作品だ。一貫性にかけるところもあったが、面白く読めた。
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思ってもみなかった内容だったので、予想外に楽しめました。 現実的妄想??という感じ。伝わりにくいですかね笑 誰しも一度は天使とか悪魔とか運命とか考えた事があるかもしれませんが、それを実際に当たり前にあるみたいに書いてあって、短編集で読みやすく面白いなと思いました。
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短編集 容赦ない運命と温もりが同居する物語 前半は素敵な話 書き下ろしの後半3作は前半を使った辻褄合わせで駄作
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「今宵守宮くんと」「宇宙人来訪」が面白かった。非現実的なお話だけど、静かにクスッと笑えるお話。短編だけど、少しずつ繋がっているので、読み返しながら読み進めた。不思議な感覚を味わえた。
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軽すぎ。浅すぎ。 最終章で最初の章や途中の章と繋がるが…こじつけたね。コレ。 無理やりとってつけた様な印象を受けた。 1話1話は面白かった。
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図書館本。ホラーのような暗い話。気味が悪い。 霊の大きさはハンドボール位? 残された家族や職場を訪ねる所が切ない。
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「ひと」を読んで、味のある人物を描く方だなぁ、と思ってました。そしたらまたまた、こちらの本も、短編なのに、惹かれる人物ばかりですぐに物語に引き込まれました。 すごくよかったです。
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天使と悪魔が活躍する10篇収録のファンタジー短編集。 ファンタジーと言ってもリアルな日常が土台になっているので難なく物語に入り込む事が出来る。 小野寺さんの優しさ溢れる白作品、少しダークな黒作品、どちらも魅力的だけど本作も短い短編の中に様々なドラマが詰まっていて面白かった。 ...
天使と悪魔が活躍する10篇収録のファンタジー短編集。 ファンタジーと言ってもリアルな日常が土台になっているので難なく物語に入り込む事が出来る。 小野寺さんの優しさ溢れる白作品、少しダークな黒作品、どちらも魅力的だけど本作も短い短編の中に様々なドラマが詰まっていて面白かった。 死がテーマになっているだけに暗くなりそうだが、柔らかな文体でそれを感じさせない。 悪魔の容赦なさだけではなく、時にユーモアを交えながら、切なさ、温もりまで感じられる。 悪魔に狙われないような日常を過ごさねば。 喪失感の中に希望を感じる再生の物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊坂さんの作品に似ていますね。 前後の短編が どのように関連するか。 考えながら読むと 意外と 大変でした。 もう一度 読んで見ると 良いのでしょうが。
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