天使と悪魔のシネマ の商品レビュー

小野寺史宜(著者)

2021/03/29

最近、小野寺作品は途中で投げそうになる・・・
こちらも危なかったのだけれど、
最後に、どういうオチを付けるのかが知りたくて
最後まで読み切る。
・・・なるほど、やっぱり読み遂げて良かった。

でも、正直、「ひと」「まち」を超えないなぁ・・・
どれも、小野寺テイスト満載なのだけれど・・・

2021/03/08

［こんな人におすすめ］
＊小野寺さんの小説は好きだけど、そろそろ別の切り口の話が読みたい人。
　ご安心ください。いつもの小野寺さんの本とは一味違います。私は最初の3ページを読んで、別の作者の本を手に取ってしまったかと勘違いをしました。

［こんな人は次の機会に］
＊最近、悲しいことや辛いことがあった人。
　特に、別れを経験した人や、やるせない気持ちを抱えている人。少し時間を置いてから読むことをおすすめします。

2021/03/04

死後の世界の話、天使と悪魔の話、そして宇宙人も出てきて、その話が1番印象的だった。
で、最後に色々なことが繋がる。
短編集だと思って読んでいたが、
一応、連作短編集だね。
死神かな？と思って読んでいたが、
天使と悪魔の勝負？で、人が死んだり助かったりするんだね。
ラストは少し怖かった。
生死に関わる話なのにほのぼのしているのは、小野寺さんの文体が優しいからなのかも。

2021/02/24

世の生死を分かつ存在が織りなす短編10作。

・レイトショーのケイト・ショウ
・天使と一宮定男
・悪魔と園田深
・今宵守宮くんと
・カフェ霜鳥
・ほよん
・LOOKER
・おれ、降臨
・宇宙人来訪
・中津巧の余生

世の中の生死は、もしかしたら天使と悪魔の駆け引きによって左右されているかもしれない。

そんな仮想の中で、幽体の存在も織り交ぜながら人の生死の真相や裏側を描く。

最後は短編のいくつかが繋がって、「おー」と驚く仕掛けも。