大奥(第十九巻) の商品レビュー
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大奥最終巻では、江戸の最期が描かれる。 天璋院や瀧山の男気がたまらない。宮さまも大奥の最期に初めて、女性の姿をさらすが、宮さまも徳川の人になったなぁ。
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とても良かった! 学生時代から読み続けて持っていた『よしながふみは面白い、これくらい面白い』というラインを軽々飛び越えていった。 で、どこがそんなに良かったんか?というと 最初三話は綺麗に短編でまとまって、 次は殺伐とした男と女の話…くらいだったのが 代によって都度、 身体障害...
とても良かった! 学生時代から読み続けて持っていた『よしながふみは面白い、これくらい面白い』というラインを軽々飛び越えていった。 で、どこがそんなに良かったんか?というと 最初三話は綺麗に短編でまとまって、 次は殺伐とした男と女の話…くらいだったのが 代によって都度、 身体障害、 疫病の撲滅、 虐待とそこからの再生、 国の存続のための対外対内交渉、 そういうものと戦ったり負けたりの個人と公共のテーマを重ねていって 振り向くと、それは自分が共に体感したひとつの歴史になっている。 でも大奥ものなので最後が来ることは分かっていて、きちんとそこで綺麗に終わる。 やっぱりそこが良いと思いました。 特に疫病の撲滅のために奔走するとこと、江戸城決戦回避の対談がとても盛り上がりました。 本当にいいもの読みました。 ありがとう、大奥…!
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読了〜 ひとまずすっきり。 最終巻を待つ間、読み直しもしていたので、中澤悪い奴…と思っていたけど、いいヤツでした。参謀として才能あり。 瀧山が、人生報われてよかった…根性あるし、キレイだし。 胤篤と家定公の2人も、これで報われたと思いたい。 黒木(10巻の)の子孫も、それぞれの立...
読了〜 ひとまずすっきり。 最終巻を待つ間、読み直しもしていたので、中澤悪い奴…と思っていたけど、いいヤツでした。参謀として才能あり。 瀧山が、人生報われてよかった…根性あるし、キレイだし。 胤篤と家定公の2人も、これで報われたと思いたい。 黒木(10巻の)の子孫も、それぞれの立場で生きてゆく…個人的には一番感慨深いことがらでした。 面白かった。赤面疱瘡のインパクトが強烈な前半と、毒…が蔓延する後半、さらに史実と溶けあうラスト…よかったです。 ベルばらの進化系。満足です。
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全巻読了、江戸時代の大奥を舞台に男女逆転物語を展開する。家光から徳川慶喜まで、力技 平賀源内の死去の辺りなどは虚実皮膜論 徳川慶喜の人間性、甘いもの好きだった家茂 勝と西郷会談などなど キャラの描き分けにやや難あり
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「もし〜ならば」の仮定を繰り返し考える薩摩の郷中教育で育った西郷隆盛の優れたシュミレーション能力に旧幕府首脳陣は翻弄され続けた ここに新政府軍による江戸総攻撃は回避され江戸城の無血開城が決定した 没日録を始めから読み返しとうなってここへ参った こうして何枚かの写真が天璋院篤姫の肖...
「もし〜ならば」の仮定を繰り返し考える薩摩の郷中教育で育った西郷隆盛の優れたシュミレーション能力に旧幕府首脳陣は翻弄され続けた ここに新政府軍による江戸総攻撃は回避され江戸城の無血開城が決定した 没日録を始めから読み返しとうなってここへ参った こうして何枚かの写真が天璋院篤姫の肖像として残された 日本から輸出された茶の箱に貼られた版画のラベル
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家光から幕末まで250年ほどのストーリー。女性が主に徳川の世を担った架空の姿を描く。 全治を通してのメインは吉宗だが、インパクトは治済だろう。 ラスト胤篤が津田梅子に思いを託すシーンは、いい終わり方だなあ。
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テレビドラマ(NHK)を見た後に読んだ。 やはり漫画の方が詳細がわかる。 特にラストの船上シーンは、ドラマでは唐突でとってつけた感が否めなかったけど、原作では唐突ながらもフォローがしっかりなされていた。 ドラマを見てしまった後は、登場人物からなんとなく演じた俳優の面影を見てしまう...
テレビドラマ(NHK)を見た後に読んだ。 やはり漫画の方が詳細がわかる。 特にラストの船上シーンは、ドラマでは唐突でとってつけた感が否めなかったけど、原作では唐突ながらもフォローがしっかりなされていた。 ドラマを見てしまった後は、登場人物からなんとなく演じた俳優の面影を見てしまう(^_^)a
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良かった。発売当初、まさか全ての将軍を描き切ってもらえるとは思ってませんでした。よしながふみさんはスゴイ!!後半は歴史の勉強みたいで読むの辛かったけど〜、、、 誰が何代将軍で何をしたのかすぐに忘れてしまうので何回読んでも面白いです(笑)
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あ~、とうとう終わっちゃった……。 面白かったなぁ~~。 大河ドラマを毎年観るのだが、幕末モノだと、ドラマの演者と本作のキャラのイメージのギャップが楽しかった。ふくよかなな女性として描かれていたあの方が、ドラマだとおっさんかよwwとか。 女に政はできん! と西郷は言うけれど、政を行う者が女から男に代わった途端、この国はドンパチドンパチやりだすよね。もうこの時代では作中誰も知らないことだけれど、春日局は“守らねばならぬ徳川”とは、戦のない平和な世だって言ってて、その徳川が終わった途端に以下同文。治済はひとつだけ良いことを言った、男が政に口を出すものではない。(2022-08-24L)
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ほんとになぁ…傑作だよなぁ… 江戸城の会見は笑いつつも圧倒された。西郷の反応もそうくるかー!という感じで上手くよしながさんの手の上で転がされる感じが心地よい。 瀧山の漂わす不穏な空気はここへ来て心配が現実のものとなる。「許せよ」からの独白が、たった2つの文と、たった一つの絵だけなのに、ものすごい深みと重みを持って心の中に入ってくる。すごい描写力。 オチも良かったよー。かの人が締めるとは思ってなかった。
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