ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門 の商品レビュー
好きって言う感情の動かし方。と言う観点から考えて、プレゼンと言うか表現に利用するとすると、使えるマインドやワードは多い。オリジナルと言う幻想って言うのは、囚われないために大切だし、ブランディングするという方向は当然であるし、頭でちょっといい未来を語るってのと個人的に語るってのは、...
好きって言う感情の動かし方。と言う観点から考えて、プレゼンと言うか表現に利用するとすると、使えるマインドやワードは多い。オリジナルと言う幻想って言うのは、囚われないために大切だし、ブランディングするという方向は当然であるし、頭でちょっといい未来を語るってのと個人的に語るってのは、改めて意識すると表現が変わりそうである。
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「最も個人的なことが、最もクリエイティブなことだ」ポン・ジュノ監督のこの言葉に集約されると思う。100万人の群集の感動ではなく、100万人が「個人的に」感動している。スケールの違いはあれ、常に一人対一人。 「広告は売ることが目的ではない」というのは意外に目から鱗だった。そういう...
「最も個人的なことが、最もクリエイティブなことだ」ポン・ジュノ監督のこの言葉に集約されると思う。100万人の群集の感動ではなく、100万人が「個人的に」感動している。スケールの違いはあれ、常に一人対一人。 「広告は売ることが目的ではない」というのは意外に目から鱗だった。そういう視点もあるのか。とにかくブランドを愛してもらう。 偉大なブランドは自分自身ではなく自分が愛するものについて語るというのは、まさに。
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論理と感情という視点で見ると、感情が論理にフィルターを欠けているという論を立脚点に論理ではなく感情に訴えかけるクリエイティブが強い。と、筋道立てて説いてくれている本。講演アプリの、vooxで、作者の考えが聴けるので合わせて聴くとより理解が深まった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
なにかをつくりだす、自分なりの価値を付加することを目指す人にとって、一つの指針となりえる一冊だと思います。 第二章「好き」というプログラム 世の中の大勢を動かすことは、確かに巨大現象を生み出すことだけど、そのはじまりはたったひとりが持つ「好き」という感情で、その連鎖が巨大現象につながっていくということです。つまり、自分の「好き」やだれかの「好き」を刺激することが、巨大現象に結びつきます。 ただしそれをビジネスとする場合には、その再現性と普遍性によって差がつきます。 -プロのクリエイターには、100万人の「好き」がどう動くか、ということが見える。素人に見えるのは、自分が「好きか嫌いか」に過ぎない。つまり市場性のランクの低い人の「個人的な好き」は再現性や普遍性を欠いているという致命傷があり、一方プロのクリエイターには、その「個人的な好き」に再現性と普遍性があるのだ。- 第三章 クリエイティブ必勝法 クリエイターと聞くと、完全に自分のオリジナルで独立した存在と考えがちですが、 実際には「巨人」=「偉大な元ネタ」に知恵を借りているものです。 第二章で触れた、「好き」という感情を生み出しそれを連鎖させるのがクリエイターである、とするなら、 ①「好き」になる=優れた作品に触れることで、自分の「好き」のストックを増やす ②「好き」を盗む=「好き」になった要素を抽象化し自分が関わるテーマに重ね合わせる ③「好き」を返す=①②を踏まえ、自分らしいクリエイティブをアウトプットする これらが優れたクリエイティブに向かうプロセスです。 この部分に触れられたことに、自分にとっては大きな価値がありました。 非常にオススメです。
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クリエイティブ関係の会社に就職するにあたって、心構えになれば、と思い購入しました。 デザインは体系化されていなくて、学ぶのが難しいなぁ。と学生時代はずっと思っていました。 でも、この本を読んで、自分がいかに「考え過ぎ」ていたのかがわかった気がします。 「なんか好き」という感...
クリエイティブ関係の会社に就職するにあたって、心構えになれば、と思い購入しました。 デザインは体系化されていなくて、学ぶのが難しいなぁ。と学生時代はずっと思っていました。 でも、この本を読んで、自分がいかに「考え過ぎ」ていたのかがわかった気がします。 「なんか好き」という感情は誰にも言語化できないし、する必要はない。 「愛」と「尊敬」という感情が人間同士に連帯感を持たせ、広がり、大きなチカラをもつ。
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クリエイティブディレクターである筆者が、クリエイティブにおける思考のKeyとなる、人間という生き物の習性(感情を司る大脳辺縁系の自分が意思決定の方向を決めている、好きという感情が人を動かす)を正しく理解することが、何か新しいものを作り出す上で大切となるということを、これまでの筆者...
クリエイティブディレクターである筆者が、クリエイティブにおける思考のKeyとなる、人間という生き物の習性(感情を司る大脳辺縁系の自分が意思決定の方向を決めている、好きという感情が人を動かす)を正しく理解することが、何か新しいものを作り出す上で大切となるということを、これまでの筆者の経験・代表的な広告等の制作プロセスを通じて伝授してくれる一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分は広告業界の人間ではないですが、広告業界で生きる人間が近くにいることが多く、寝食を疎かにするほどのめり込む彼らの思考をあまり理解出来ないでいたのですが、この本を読むことでその行動の原理みたいなものを理解することが出来た気がします。 広告は販促は違う、広告は好告である。 人間は感情でしか動かない。感情は言語能力を持たない脳の部位で生み出されており、論理的に説明ができない。 人間は好きと言う感情を通じ、共感し連帯するように出来ている。 どんなに優れたクリエイティブでも、それらのすべては個人的な好きから始まっている。 後から文章だけ抜き出して読み返してみると、一見「いやいや、そんなことはないだろう」と思うような内容だが、最初から最後までこの本を読んだ後だと、「実際、その通りかもしれない」と深い納得感を得られるような、とてもわかりやすい説明が丁寧に成されている本である。 端的なワードを使いつつ、その言葉の真意を伝えるための説明を省いていないので、きちんと読者がついていけるようになっている。 ただ一つ気になったのは、各所に使われているワード、特に横文字の単語について、パッと理解できるものではないものが散見されており、ちまちまスマホで意味を調べながら読んだことくらいだ。(サスティナブル、とか…) 特にクリエイティブに関わったことがない人間には聞き慣れないワードも多かったので、個人的にはスマホを横に置いて読むことをお勧めする
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脳の仕組みは感情と思考に分かれていて、 意思決定は感情で決めている。 ブランディングとは愛されるもので、 自分自身が愛しているものを語ること。 色々と普段仕事している中で改めて考えるべきことがたくさん詰まっている本だった。 そもそも好きを認知すること自体に疎く、 自信が持て...
脳の仕組みは感情と思考に分かれていて、 意思決定は感情で決めている。 ブランディングとは愛されるもので、 自分自身が愛しているものを語ること。 色々と普段仕事している中で改めて考えるべきことがたくさん詰まっている本だった。 そもそも好きを認知すること自体に疎く、 自信が持てないタイプなので少しでもプラスの感情を、持ったことに対して好きと捉えてみようと感じた。 本を読み終わったときに自分の中での好きの捉え方や考え方が少し整理できたようなそんな本でした。 自分の感情って、どうなんだろう、 人に対してどんな感情を持ってもらいサービスを届けられるんだろう。 この事を考えながら仕事できるとより良い成果に繋がりそうだなと整理できました。 読みやすくていい本でしたので、おすすめです。
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テーマ:広告業界におけるクリエイティブ側とそれ以外の人の思考の違い 内容: 優れた広告がなぜ優れているのかは本質的なところで誰も言語化できない。 理由: 人間は大脳皮質で考える自分と大脳辺縁系で感じる自分の二人羽織で生きているから。 詳細: 大脳皮質の自分と大脳辺縁系の自分...
テーマ:広告業界におけるクリエイティブ側とそれ以外の人の思考の違い 内容: 優れた広告がなぜ優れているのかは本質的なところで誰も言語化できない。 理由: 人間は大脳皮質で考える自分と大脳辺縁系で感じる自分の二人羽織で生きているから。 詳細: 大脳皮質の自分と大脳辺縁系の自分の両方を理解できているかどうかがクリエイターとビジネスパーソンの違いである。 ビジネスパーソンは大脳辺縁系の自分に気づいておらず、物事を言語化しようとする大脳皮質の自分のみが自分であると思っている一方で、クリエイターは大脳辺縁系の自分を経験則で理解している。 ビジネスパーソンは筋道立てて論理的に販促をしようとするが、消費者は論理的な行動を取らない場合が多くある。 (例)体に悪い食べ物を購入したり。 これは大脳皮質では理解できない「感情」が大脳辺縁系に刺さっているからである。 経験があるクリエイターは経験則で感情に訴えかける理論では説明できないクリエイティブにリアリティを感じている。 筆者の原野さんは入社して10年ほど(?)で制作ではない部署から制作に異動している。 本書はその際に感じたビジネスパーソンとクリエイターの間にある思考の差を脳科学的に読み解いている。
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大脳新皮質:思考、言語、ビジネスパーソン、what 大脳辺縁系:感情、信頼、クリエイター、howとwhy ・感動を論理的に言語で説明することは不可能 ・なんかいい の直感の正体はこれ ・情動が欠如すると、知能が健全でも、意思決定や行動には異常が出る(ダマシオ) ・感情に訴えろの...
大脳新皮質:思考、言語、ビジネスパーソン、what 大脳辺縁系:感情、信頼、クリエイター、howとwhy ・感動を論理的に言語で説明することは不可能 ・なんかいい の直感の正体はこれ ・情動が欠如すると、知能が健全でも、意思決定や行動には異常が出る(ダマシオ) ・感情に訴えろの正解はこれ!
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