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私のカレーを食べてください の商品レビュー

4.3

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    11

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2022/07/09

第2回「日本おいしい小説大賞」受賞作品♬ スパイスカレーが大好きなので読んでみたかった作品! 理想のカレーを作るために奮闘するお話だと思ってました。 もちろんそれはそうなんだけど、でもこれ思ってた以上にめっちゃ良かった〜!! 読む手がとまらなかった〜 幼い頃に両親が離婚、育て...

第2回「日本おいしい小説大賞」受賞作品♬ スパイスカレーが大好きなので読んでみたかった作品! 理想のカレーを作るために奮闘するお話だと思ってました。 もちろんそれはそうなんだけど、でもこれ思ってた以上にめっちゃ良かった〜!! 読む手がとまらなかった〜 幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、天涯孤独の身となった成美。施設に入る前日に、担任の先生が作ってくれたスパイスカレーの味に感動して、その味がずっと忘れられないでいた。 大人になった成美は、あの理想のカレーを自分で作るべく努力を続ける。   1日3食カレー、寝ても覚めてもカレー!! とにかくカレーへの情熱が半端ねぇ〜♡ そしてこの本に出てくるカレーがまたたまらなく美味しそうすぎて、読んでる間ずっ〜とヨダレでそうだった。 もう、めちゃくちゃカレーが食べたくなる小説です♡ お仕事小説としても成長物語としても、人間ドラマとしても良かった。 こんな風になにかに夢中になれるって素敵だな! 登場人物では弁護士のトヨエツがいい味出してたな〜。 幸村さんこれがデビュー作なのかな? この先の作品でも、ぜひトヨエツ、リンクさせて欲しいです♬ 巻末に本に出てきたカレーのレシピ(印度カリー子さん)が載ってました! ふだん食べる専門だけど、一回チャレンジしてみたいな!

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2022/06/03

私もカレーを作る練習中。目指す味を求め、カレーの名店、レトルト、吉野家·すき家まで食べまくり中。 この本は、様々な不幸の詰合せの中にカレーを通した幸せが散りばめられた内容。応援せずにはいられません!

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2022/05/31

無性にカレーが食べたくなるので空腹時は要注意です。実際、私も夜中に二回ほどカレーを食べてしまいました。(((^^;)

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2022/05/29

フォローしている方が5つ星を付けていたので、それに誘われて手に取りました。 親の離婚・父に引き取られ祖母に育てられる・祖母の痴呆・施設入所等々、かなり重めなスタートも少しだけ、そこからはカレーを通して人に出逢い、良くも悪くも様々な経験をしていく女性とカレーの物語。「日本おいしい小...

フォローしている方が5つ星を付けていたので、それに誘われて手に取りました。 親の離婚・父に引き取られ祖母に育てられる・祖母の痴呆・施設入所等々、かなり重めなスタートも少しだけ、そこからはカレーを通して人に出逢い、良くも悪くも様々な経験をしていく女性とカレーの物語。「日本おいしい小説大賞」受賞作であり、読み進めながらドンドン引き込まれていく。ほぼ一気読みでした。若い女性の成長物語だけでなく、読書を元気にする素敵な1冊です。

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2024/07/21

工場でカレーを配膳するシーンは、涙が止まらなかった! 不幸な境遇で育ち、小学校の先生が作ったカレーをきっかけに、カレーの道に進んでいく。いろんなトラブルに遭遇しても、やはり私が出来ることは「カレーを作ること」!カレーの美味しそうな描写はさることながら、一人の主人公の波瀾万丈な人...

工場でカレーを配膳するシーンは、涙が止まらなかった! 不幸な境遇で育ち、小学校の先生が作ったカレーをきっかけに、カレーの道に進んでいく。いろんなトラブルに遭遇しても、やはり私が出来ることは「カレーを作ること」!カレーの美味しそうな描写はさることながら、一人の主人公の波瀾万丈な人生と心の葛藤に、深く惹き込まれた。

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2022/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カレー愛が爆発している。 今すぐにでもスパイスを効かせたカレーを食べたくなった。 物語は、児童養護施設で育った成美がカレーに惚れ込んで作るまで…。 きっかけは、小学生の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。 施設を出て調理師学校に通いながらバイトの毎日だった成美は、家でもスパイスを揃えてカレーを作り、カレーの名店を渡り歩いていたが、なかなか満足できるお店に出会えずにいた。 ところが、わすがなスパイスの香りをキャッチして、たどり着いた「麝香猫」。 そこからカレーの味を盗むまで、通いつめる。 とうとうそこでバイトすることになる。 そこから店主の入院で、店を任されるまでになったのだが…。 バイトに裏切られ、店が放火に遭い、散々な気分で逃げるようにアパートを出る。 だが、どこで働いていても食事はする。 そして、気になるのだ。 彼女が、いつもしていることは、施設の調理師さんの言葉で、手を洗った後に一本ずつ指を揉みほぐしマッサージすること。 「まずは優しい手を作ること。その手で作った料理が食べた人の栄養になって、みんなの体を大きくする。」 「料理を食べる人の顔を思い浮かべ、その人が健康で元気で笑顔になる料理を作りなさい」 確かにそのとうりなんだと思う。 そして、成美は忘れてなかったのだ。 ラストに彼女は、いちばんの味方が、食べてもらいたい相手が、トヨエツであると気づいたのだろう。 そして彼女が言いたいのは、「私のカレーを食べてください!」なのだ。

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2022/01/25

スパイスを使うカレーの奥深さに特化したグルメ小説。 主人公は人生を変えたカレーに出会って衝撃を受け、スパイスの調合から自ら学び始めます。 1日3食カレーを食べ続け、ひた向きにカレーの美味しさを追求して突き進んでいく様は、スパイスに詳しくない人でも楽しく読めます。 自分でスパイス調...

スパイスを使うカレーの奥深さに特化したグルメ小説。 主人公は人生を変えたカレーに出会って衝撃を受け、スパイスの調合から自ら学び始めます。 1日3食カレーを食べ続け、ひた向きにカレーの美味しさを追求して突き進んでいく様は、スパイスに詳しくない人でも楽しく読めます。 自分でスパイス調合からカレーを作り始めないにしても、カレー屋さんに行ってカレーを掻きこみたくなる1冊です。

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2022/01/24

高校卒業の描写から始まった瞬間、なんだなんだ暗い話か?と身構えた矢先、 「雪景色がご飯に思え、カレーのルーをかけたら美味しそう」のような描写ですっぽ抜けた。 そこからはもう、カレー愛をこれでもかというくらい垂れ流す一人の女性の話に、良いスパイスの香りとカレーの誘惑が本から幻のよう...

高校卒業の描写から始まった瞬間、なんだなんだ暗い話か?と身構えた矢先、 「雪景色がご飯に思え、カレーのルーをかけたら美味しそう」のような描写ですっぽ抜けた。 そこからはもう、カレー愛をこれでもかというくらい垂れ流す一人の女性の話に、良いスパイスの香りとカレーの誘惑が本から幻のように立ち昇り、おなかが減った。笑 トヨエツなる強烈な個性の登場人物や、本当にどうしようもない自己中心的な女性や、やさ男かと思いきや実は…のような人物も数々登場し、物語のスパイス香りづけになっている。 カレーのスパイス、学んでみようかな…。

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2021/12/09

中々ここまでカレー愛を感じる小説も珍しいし、読んでると十中八九カレーが食べたります!! 一生懸命な主人公の成美さんを応援するつもりで読み進めました。 『成美さんの人生は、始まったばかりです。 本当に始まったばかりなんです。』 店長や奈津さんの優しさに泣ける。

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2022/09/24

育ててもらっていた祖母が認知症になり、児童養護施設に入る直前に担任の先生に作ってもらったカレーが忘れられない山崎成美。 ひたむきにカレー作りに没頭する爽やかなお仕事小説。 第2回「日本おいしい小説大賞」受賞作。 調理師学校に通いながら日々カレーを食べ歩き、家でもカレー。 主人公...

育ててもらっていた祖母が認知症になり、児童養護施設に入る直前に担任の先生に作ってもらったカレーが忘れられない山崎成美。 ひたむきにカレー作りに没頭する爽やかなお仕事小説。 第2回「日本おいしい小説大賞」受賞作。 調理師学校に通いながら日々カレーを食べ歩き、家でもカレー。 主人公が純粋で熱意がすごい。 主人公のほか、麝香猫の店長やトヨエツなどキャラクターも魅力的。 酸いも甘いもあって、若い彼女の人生のまだ始まりの一部を見たような感覚。これで終わりで良いような、続きが知りたいような…

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