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ワンダフル・ライフ の商品レビュー

3.9

107件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2021/02/27

構成がおもしろかったです。重度障害者の現実がわかる作品。ハード面の充実もしかりですが、ソフト面、障害者や健常者関係なしに、知識や理解、とにかく知って、みんなが当たり前に垣根なく暮らしていく、そういう感覚の醸成が、あまりにも日本は遅れているのかなと思いました。

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2021/02/12

「U 相模原に現れた 世界の憂鬱な断面」 森 達也 (講談社現代新書) を手に取って、 (図書館の)貸し出しカウンターに持っていった時、 ちょうどたまたま 「これ 今日から貸し出しなので どうぞ」 と司書さんから受け取った一冊 おっ 丸山正樹さんだ、 と 思わず口に出して その...

「U 相模原に現れた 世界の憂鬱な断面」 森 達也 (講談社現代新書) を手に取って、 (図書館の)貸し出しカウンターに持っていった時、 ちょうどたまたま 「これ 今日から貸し出しなので どうぞ」 と司書さんから受け取った一冊 おっ 丸山正樹さんだ、 と 思わず口に出して その日のうちに さっそく読み始める いつもながら 数ページにいたらないうちに すっかり「物語」の中に 入り込んでいく いつものことですが 読みながら また 読み終えたあとも また 巻末の「参考文献」を 見返しながら いろいろ考えさせてもらえる そんな一冊でした

Posted byブクログ

2021/02/07

障害について考えさせられる4つの物語。似て非なる物語がだんだんと真実に近づくとき、1つの物語が完成します。ただ、皆んな今後は幸せな人生でありますようにと願うばかりです。

Posted byブクログ

2021/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故で重度の障害を負った妻を自宅で介護する夫。その毎日は献身的というにはあまりにも違和感があって。なぜ、どういう理由で…と思いながら読んでいく。 後半、「あはーん、そういうことね、なるほどなるほど」と思いながら進んでいたのだけど、いやいやいやいや、ちょっと待ってどういうこと?あれ?え?と大混乱。 四つの物語。四組の登場人物。四人の人生。共通するのは「障害を持つ者との暮らし」あぁ、これ以上言えない、なにも書けない。 妻が夫に感謝しない理由。本当にワンダフルなライフとは。 読み終わっていろいろと考える。考え感じることの大切さ。

Posted byブクログ

2021/01/21

4組の男女の物語が順番に描かれる。読むにつれ、はは〜、これは。。。とあることに気がつく。それだけに最後の方で、一瞬、あれあれ違うの?裏をかかれたなぁ〜と思っていたら、、、やはり。。。 ということで、「ラストで景色が一変」とはなりませんでしたが、次が気になる展開にどんどん読めまし...

4組の男女の物語が順番に描かれる。読むにつれ、はは〜、これは。。。とあることに気がつく。それだけに最後の方で、一瞬、あれあれ違うの?裏をかかれたなぁ〜と思っていたら、、、やはり。。。 ということで、「ラストで景色が一変」とはなりませんでしたが、次が気になる展開にどんどん読めました。 作品全体を通じて障害者、とくに重度障害者の日常がリアルに描かれていて、本人はもちろんのこと、介護する家族の苦労を目の当たりにしました。実際に、作者の奥様が作品の重度障害の妻と同じ障害をお持ちとのこと、それゆえのリアリティなんだなぁと納得。 詳しいがゆえか障害の内容が説明調で物語の流れを妨げるきらいがありましたが、重いテーマを読みやすい文章で、ちょっとした仕掛けも効かせて最後まで興味深く読ませてくれる作品でした。

Posted byブクログ

2021/01/19

はじめは社会問題、最後はミステリーになりました。介護や障害者についてこんなにも考えさせられることはいまだかつてありませんでした。読み終わってラストのどんでん返しに興奮しました。そしてもう一度読み返したくなる衝動にかられてしまいました。あなたも絶対読んでほしい最高傑作です。

Posted byブクログ

2021/01/15

事故で重度の障害を負った妻(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。なんのために、こんなにも自由のない生活を続けているのか……「わたし」の物語と、さまざまな悩みを抱える男女の物語が絡み合い、繋がるとき、慟哭の真実が明かされる――

Posted byブクログ