科学者たちが語る食欲 の商品レビュー
和訳の教養書籍はくどい言い回しや誇張表現などで中身が薄いことが多いが、本書は主張がシンプルで分かりやすい。何をすべきかが明確になった。明日から実践しよう。
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結論はシンプル、その工程に頭が下がる。改めて食事をちゃんと意識しようと感じた。また無限に食べ続けてしまうことにもカラクリがあったのかー!と納得。
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西部。やむなく見出しのみの拾い読み…。スーパー加工食品。アイスクリーム、チョコレート、ポテトチップスなどなど、工業製品に使う成分を使っているとのことだが。
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食欲には嗜好や味が大きな要素を占めていると思い込んでいたが、まさかタンパク質とは!! 生物の食欲は食事に含まれているタンパク質の量に影響される。タンパク質の少ない食べ物を食べるとタンパク質を十分に摂取するために食べる量が多くなり、結果的に炭水化物や脂質を摂り過ぎる。また逆にタンパク質の多い食べ物を食べると、炭水化物と脂質が不足する。 高タンパク低炭水化物の食生活は生殖活動には向いているが比較的短命で、低タンパク高炭水化物の食事は長寿になる。一般に言われていたポッチャリ目の方が長生きってこれの事だったみたい。 老年は筋肉の分解によりアミノ酸が不足するため、高タンパク低炭水化物の食事が良い。 生物は必要なタンパク質を摂るために適切な食事をするが、工業的に作られた超加工食品により適切な食事が難しくなっている。超加工食品は極力避け、食物繊維を積極的に摂取しようと思った。 実験の方法も結果も含め、説得力があり素人にも分かりやすく読みやすい。
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ほおっておけばタンパク質が最低限とれるような食べ方を自然にするので、タンパク質が不足していれば、それを取るためにたくさん食べ脂肪や炭水化物を取りすぎるようです。 ただ沖縄などの例を挙げタンパク質の比率はそんなに上げないほうが長寿にはよいそう。65歳以上になるとタンパク質の比率を少し上げたほうがよいようです。
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本書によると私の1日必要タンパク質は53.5gになる。 卵1個(50g)に6gのタンパク質だから9個食べないといけない。 赤身肉だと330g食べないといけない。 3食均等に卵と赤身肉を食べたとして、 1食、赤身肉100gと卵1~2個食べる量だ。 予想以上に多い量だ。
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食欲を左右するものは何か? 生きていくために必要なのはタンパク質。 虫や動物で観察と実験を重ねて食事を摂取した時のタンパク質と炭水化物の割合に注目してみると共通した割合が出てくる。人間にも当てはまる。 長寿と子孫繁栄を両立させる食事は不可能。ある意味、現代の長寿少子化は納得いく。...
食欲を左右するものは何か? 生きていくために必要なのはタンパク質。 虫や動物で観察と実験を重ねて食事を摂取した時のタンパク質と炭水化物の割合に注目してみると共通した割合が出てくる。人間にも当てはまる。 長寿と子孫繁栄を両立させる食事は不可能。ある意味、現代の長寿少子化は納得いく。 タンパク質は摂りすぎても少なくてもよくない。 理論はわかるが実現は難しい。
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タンパク質だけ摂取すれば、良い。 という内容ではなく食欲に、対する本能が優先順位をつけるものについて書かれている。 (タンパク質を過剰に摂取すると、短命とも書かれている。) 研究内容も交えながら、以下に体重(食欲)をコントロールするかについて書かれている。 捉え方は人それぞれ、...
タンパク質だけ摂取すれば、良い。 という内容ではなく食欲に、対する本能が優先順位をつけるものについて書かれている。 (タンパク質を過剰に摂取すると、短命とも書かれている。) 研究内容も交えながら、以下に体重(食欲)をコントロールするかについて書かれている。 捉え方は人それぞれ、私には良い書。
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科学が新たに解き明かすことが、一般(私たち)にまで浸透するのにどれほど時間のかかることか。科学の旧説がなかなか訂正されないのはフェイクニュースと一緒だと思った。 読み終わってからは超加工食品を頭が否定してくれるので、手が伸びなくなった。
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なぜ人類は食欲を抑えられないのかに応える名著。著者によればその理由はタンパク質不足。タンパク質が足りないと、食べ物を食べて不足を補おうとする。それが食べ続けられてしまう理由。逆にいうとタンパク質が足りていれば食欲は抑えられる。したがって高タンパクの食事がダイエットには最適というこ...
なぜ人類は食欲を抑えられないのかに応える名著。著者によればその理由はタンパク質不足。タンパク質が足りないと、食べ物を食べて不足を補おうとする。それが食べ続けられてしまう理由。逆にいうとタンパク質が足りていれば食欲は抑えられる。したがって高タンパクの食事がダイエットには最適ということになる。また食物繊維の摂取も強調される。食物繊維はカサ増し効果があるため、それだけで空腹が満たされる。 ゆえに、ダイエットには高タンパクで食物繊維の多い食事がいいということになるのだけれど、糖質が多くて食物繊維の少ない食事の方が美味しいから、痩せることは基本的に困難。
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